投稿日:2008年07月11日 作成者:yasunaka
マイクロソフト、月額3ドルでホステッドサービスの提供ヘという記事が流れています。『Microsoftは同社がホストする「Exchange」と「SharePoint」をユーザー1人あたり月額3ドルで販売する計画』だそうです。
ま、内容は想像がつく話なのでどうでも良いのですが、そのサービス名を見て、ちょっと嫌な気分になりました。
「Deskless Worker Suite」
Deskless(机のない) Worker(作業者)のためのスイート(アプリケーションの寄せ集め)です。文字どおりにとればよいのですが、なんか、「机のない作業者」というのが、さみしく響きます。なんか居場所がない感じがしませんか?
もちろん個人の机を用意しない会社があることは知っています。そしてそのほうが合理的だとも思います。でも、やっぱり、仕事をする上で自分の机があるかないかは、気分的にだいぶ違う気がするんです。
最近ある人のブログを読んでいて、その人はある会社に派遣されているらしいのですが、決まって机が長机(引き出しのない、ただ足だけが付いた机)があてがわれていて、社員とそうでない人の扱いの差というのを感じているそうです。
一時的なコストだと考えると、ちゃんとした事務机を確保するのが難しいということはわかるのですが、そうはいっても同じプロジェクトで働く人の気持ちを考えてあげたら? と、そのブログを読んで思いました。
で、この「Deskless Worker Suite」という言葉を聞いて、それを思い出したんです。せめて「Active Worker Suite」とぐらい呼べないものだろうか…
投稿日:2008年07月10日 作成者:yasunaka
数日前に「スピードバンプ!」という本のことを書きましたが、こちらの「インビジブル・マーケッティング」(ハリー・ベックウィス著、阪本啓一訳、ダイヤモンド社)も、同じ営業を教わっている方に勧めらた本です。
この本には自分が今まで悩んできたことが全部書いてありました。特に「わかりやすい専門性」の中の「あなたのメッセージは伝わっていない」という部分は、まさに自分の今までの営業における問題点を的確に指摘している部分だと思います。もっと早くこれを読んでおけばよかったと、本当に思います。
ただし、じゃあどう言えば「あなたのメッセージが伝わる」ようになるのかというと、私の場合、いろいろと考え、実践してみないとだめなのかもしれません。一方的な思い込みで、これなら伝わる、と思っていた言葉が全然伝わらないこともあります。いろいろとTRYしてみて、その中から一番伝わる言葉をピックアップする、という作業が必要なのだと思いました。
投稿日:2008年07月09日 作成者:yasunaka
先日、ある大学のアントレプレナーに関する講義を聴くことができました。学生たちが様々なアイデアを出し合って、1000円を資本として、一定の期間内にどれだけ増やすことができるかをチームで競わせていました。もちろん一定のルールを守った上でのゲームで、悪いことはやってはいけません。
私が聞いた講義はちょうどその発表に関するものだったのですが、とてもユニークな発想がいろいろとあり、非常に感心させられました。全体的な傾向として、労働対価のようなものも含めて「物を売買する」形で利益を得たグループと、「権利を売買する」形で利益を得たグループに分けた場合、後者のほうが高いパフォーマンスを得ていた場合が多いようです。
非常に少ない資本(1000円)で勝負しようとした場合、交換する物の価格は安いものしかできないと思います。一方、権利を交換する場合は、いわゆるデリバティブ(派生商品)におけるオプションのようなもので、目をつけるものによってはかなりのプレミアムが得られます。
ただし一番目を引いたのは、仕入れコストがほとんどかからない形でのビジネスを思いついたチームでした。まさに無から有を生む方法で、他の評価されていた方も、「これはもうちょっと錬れば実際にビジネスになるね」と関心していました。
やはり、イノベーション、アイデアが重要だ、ということですね。
投稿日:2008年07月08日 作成者:yasunaka
ちょうど1年ぐらい前に、このブログでシステム屋の書いた文章というタイトルで、(私を含めて)システム屋の書く文章はわかりずらい、そのためには?しなきゃだめ、みたいなことを書いていたのですが、私自身、相変わらずダメダメです。
ちなみにその時に書いていたことを、以下にもう一度書いてみます。
「ユーザの視点で、何を解決しようとしているのか、何をしようとしているのかを明確にし、それに対する解決策として、前提条件や考え方を明記し、その後で具体的にやることを対応を付けて書く」
ま、この文章も長いっすね。(せめて箇条書きにすれば良かった)
どうも物事を具体的に書き表す、ということが相変わらず下手です。いつの間にか、抽象的な言葉で表現しようとしてしまうのです。でもそれではなかなかイメージが伝わらず、理解しにくいものになってしまいます。
うーん、どうしたら良いのでしょう。ぜひ皆さんのお知恵を拝借したい。
投稿日:2008年07月07日 作成者:yasunaka
今営業についてをいろいろ教わっている方に勧められて「スピードバンプ!」という本を読みました。(キャシー・アーロンソン著、坂東智子訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
スピードバンプとは、スピードが出すぎないように車を減速させるためのものです。筆者の方は子供の時に、形は悪いけど新鮮でおいしい家でとれた野菜を、家の横の道端で売ろうと考えました。そして、そこを猛スピードで通り過ぎていく車に目をとめてもらうために、いくつかに分けて「スピードバンプ」となる看板を立てて、立ち寄ってもらうようにすることに成功した、という話から始まっています。
この本を読んでいて一番感じたのは、結果を得たいのであれば「工夫して行動すること」だ、ということでした。私はどうも頭でっかち派で、何か始めようとするときにあれこれ悩んでしまうのですが、営業に関しては悩むよりも前に、いろいろといくつもの工夫を重ねて、いろいろやってみることが重要なようです。
投稿日:2008年06月26日 作成者:yasunaka
ITMedea Newsの記事タッチ技術台頭で、マウスの時代は終わる?を興味深く読みました。iPhoneに代表されるマルチタッチ技術などが、従来のマウスを置き換えていくだろう、という予測です。
その記事の中では、それでもキーボードは残るだろう、という予測になっているのですが、私は、キーボートとマルチタッチ・ディスプレイが一緒になってもいいんじゃないの? と、ふと思いました。
もしキーボード自身がマルチタッチ・ディスプレイで構成されていて、ちょっとしたジェスチャでキーボードとポインティング・デバイスの両方の役割を果たすことができたら、指をホームポジションから一切動かさずに操作できるので、便利そうです。
ノートPCのタッチパッドはほんのちょっとですが、キーボードから離れており、やっぱりホームポジションを動かさないと使えません。キーボードの先端に感圧式のポインティング・デバイスを備えているものも多いですが、マウスに比べるとやっぱり使いずらいと思います。
もしキーボードそのものがマルチタッチ対応のタッチパネルだったらどうなのでしょうか? 腕の位置をまったく移動させずに、指だけで「うにうにと」対象物を操作できたら、この上なく便利だと思うのですが。できればキーボードモードのときにはタッチパッドがかちっと凹むといいな。
誰かそんなもの作りませんかね?
投稿日:2008年06月19日 作成者:yasunaka
昨日FireFox3の正式版のダウンロードが開始されたのは皆さんもご存じでしょう。私も早速入れてみました。なんか戻るボタンが異様にでかいのが気になりましたが、すぐに慣れました。履歴のサイドバーが履歴メニューから消えたので、ちょっと焦ったのですが、それも表示メニューにあることがわかり、後は特に問題なし、です。
早くなった、ということらしいのですが、まだ特に実感していないです。ま、FireFox2の時代でもIE7よりはもともとだいぶ早いと思っていたので、そんなに感じないということかもしれませんね。
タイトルのFireFox3の灯では、今現在FireFox3のダウンロード状況が各県別にわかるようになっているようです。これを見ると、たとえば東京と神奈川を比較した場合、人口では1200万人 VS 900万人で、約300万人の差(東京の人口の1/4の差)しかないのにも関わらず、ダウンロード数では本日現在、約8万ダウンロード VS 約3万ダウンロードで、倍以上の差が開いています。
社内で原因を話していたのですが、1つには昼間人口の差、もう一つにはIT企業の集約の差が理由として上がりました。横浜は東京のベットタウンなので、昼間は東京にいる人が多いこと、そしてFireFoxを入れる人というのはIT企業の人が多いんじゃないの? IT企業って東京に集まっているよね、という読みです。
ちなみに県によってはだいぶ数の少ないところも結構ありますね。これも人口比以上の大きな差があるように感じるのですが、住んでいる人の意識の差の表れなのでしょうか? 興味深いところです。
投稿日:2008年06月18日 作成者:yasunaka
今月の日経新聞の私の履歴書は、元阪神監督の吉田義男さんが書いています。今日は吉田さんが27歳になって打率が少し下がり、体力の衰えを感じた際に「大徳寺で修行」をしたときの話が載っていました。
この話の中で、大徳寺で盛永宋興師に指導を受け、訓話で一番心に残ったこととして、「徹する」という話が書かれています。
–引用–
何事にも集中して、徹底的にやり通す。突き詰めて考える。どんなに苦しくても、逃げずに向かう
——–
吉田さんはこの大徳寺での修行のあと、練習に徹して、翌年には3割1分8厘まで打率を上げたそうです。年齢とか体力とか、そんなことよりもどれだけ徹しているか、ということが重要だ、ということです。
自分にあてはめて考えたとき、ビジネスの世界も、やはりどれだけ徹することができるのか、に尽きるのだと思いました。どれだけ徹してビジネスの仕組みを考えるか、どれだけ徹して広告宣伝に工夫するか、どれだけ徹して良い商品・サービスに仕上げるか、そんなことが重要なんだと最近非常に強く感じています。
投稿日:2008年06月13日 作成者:yasunaka
なにか変なタイトルですが、最近実感したことです。
グループウェアなどのソフトは使いこなすと便利ですが、使い始める前に、ある程度どこをどうやったらどうなる、という基本的な部分を実際に試してからでないと、安心して使えません。実際にやってみたら思いもしない結果になってアタフタすることがよくあります。
最近カレンダー管理のソフトを使ってみようとして、最初にいろいろと試してみたのですが、なかなか私が思った動きにならなかったんです。特にプライベートデータの扱いが問題で、私としてはプライベートと指定した場合、他人からは詳細は見えずに、時間がふさがっているよ、とだけ見える状態にしたかったのですが、その試していたソフトでは他人からは全く見えない状態になってしまうのでした。
もし最初に試さないで使い始めていたら、こういったちょっとしたことをきちんと理解しないまま、ずっと気付かないで過ごして、後で何かトラブルになっていたかもしれません。
個人で使うだけのツールの場合、全部自分で閉じているので、使っていれば自然に気付くと思うのですが、グループウェアの場合、下手をすると気付かないまま過ごしてしまうことになります。やってみないとわからない、というのでは場合によっては「使えない」という烙印を押されかねません。
crossnoteもある種のグループウェアです。この手のトラブルが起きにくいようにするにはどうすべきか、考えさせられる出来事でした。
投稿日:2008年06月11日 作成者:yasunaka
雑談ですが、「賢者の書」喜多川 泰 (著) を読みました。ファンタジックな自己啓発本なのですが、かなり面白く、のめり込むように一気に読んでしまいました。
本当の成功とは何なのか、またそれを実現するには、日々何をしなければならないのか、どんなことを考えなければならないのか、いろいろなことを考えさせられました。
私が特に気に入ったのは、5番目に出てくる賢者のデイルの言葉です。過去や未来に囚われることなく、今日一日を集中して生きることが大切だ、と説いています。成功した人の伝記を読むと、必ずしも最初から恵まれた環境ではなかった人が多い。でもそういう状態でも、その当時のエピソードを読むと、なるほど、この人はやはりなるべきして成功者になったのだ、ということが分かると記しています。つまり成功者というのは、他人から「この人は絶対成功する人だ」と思われるように、今日一日を過ごしているということです。
まあ、この手の本には良く書いていあることだと思うのですが、読んでみて、何か『腹に落ちた』感じがあります。私はまだまですが、ぜひ他の人から「この人は絶対成功する人だ」と思ってもらえるように、今日一日を大切にしていきたいと思いました。