投稿日:2015年08月24日 作成者:yasunaka
今から4半世紀(25年!)も前のころ、私が大学生~社会人の新人の頃にコンピュータとシンセサイザーをMIDIでつなぎ、自分で作曲したもので演奏させる、というのを趣味でやっていました。いわゆるDTMってやつです。
当時作った曲はすべてカセットテープに入れていたので、しばらくほとんど聴くこともなかったのですが、先日、ある方がfacebookで昔のDTMの曲を紹介しているのを見て羨ましくなり、業者にお願いしてテープからデジタルへダビングしてみました。
で、ここに記念に保存しておきます。昔のElectro系?です。よろしかったら聴いてみてください。
Sound cloud – 1989 (5 tracs)
今聴いてみると、オーケストラ・ヒットやら、エレクトロ・タムなど、今となってはもう恥ずかしい感じの時代物の音色が満載なのですが、4半世紀も前の曲なので、そこはあまり触れないでください 😉
当時使っていたシンセサイザーはYAMAHA SY-77、YAMAHA DX-21、CASIO FZ-1、ROLANDのドラムマシン(機種名は忘れた)など。これをROLANDのMPU401というボードを載せたPCにシーケンサ・ソフトを入れて演奏させていました。
今なら1台のPCで全部やっちゃうんだろうな。
投稿日:2015年08月09日 作成者:yasunaka
Windows 10が正式にリリースされました。私は今までcrossnoteのテスト用に仮想環境上でプレビュー版を利用していたのですが、より実際的な評価をしたくて、早速インストールしてみました。対象のマシンはWindows 7 (64bit)の載った古いノートPCです。
インストールしたPCはかなり古いマシン(DELL Latitude D430)で、メモリは2GByte、HDDはSSDに換装しているのですが、60GByteしかありません。一番の問題はCPUで、一応Core 2 DUOなのですが、U7600という低電圧版なので、正直かなり遅いです。
ディスクの空き容量が足りなかったため、要らないデータをいろいろ削除してからインストールしました。インストールそのものは何事もなく、粛々と進みました。
さて感想ですが、画面がMacっぽくきれいに表示されるようになるのはちょっとうれしい。またWindows 8/8.1と違い、デスクトップモードとスタートメニューが帰ってきたのは、とても真っ当な選択で、これであれば違和感なく使えると思います。(ていうか、結局元にに戻っただけだけど)
問題点として、きれいに表示されることのトレードオフなのか、元のWindows 7環境に比べると画面表示に時間がかかり、動作が緩慢になったように思います。特にノードをたくさん持つツリーの開閉動作で顕著で、Eclipseで大量にソースファイルを持つプロジェクトを開いて使っていると、この遅さが気になります。スクロール時にもプチフリーズすることが多いようです。ちなみにOfficeの起動もWindows 7に比べてかなり遅くなったように感じます。
あとマシンの起動直後はWiFiが正しく接続できないバグがあるようです。(リブートすると治る - これはマシン固有の問題の可能性あり)
結果としては、Windows 10を仕事で使うにはこのような低スペックのPCでは正直厳しいと思いました。以前のWindowsに比べてパフォーマンスが良くなると言っている人もいるようですが、本当のところ、どうでしょうか? 皆さんがアップグレードを検討しているマシンが比較的低スペックのPCの場合には慎重に検討したほうが良いと思います。
ここからは後日談です。
結局、WiFiがうまく接続できない問題が解決しないため、該当機種はWindows 7に戻してしまいました。本当はもうちょっと試してみたかったのですが。(Windows 7に戻したらWiFiは問題なく繋がるようになりました 😉 )
で、ここで問題が。旧戻ししたら、どういうわけかWindows Updateがおかしくなってしまいました。更新プログラムの確認がいつまでたっても終わりません。CPUがブン回っていて、何かが動いているのは間違いないのですが。そういえば以前、XPが終了する間際にも似たようなことがあったな…
投稿日:2015年06月03日 作成者:yasunaka
日本年金機構から125万件の年金情報が漏洩した問題が世間を騒がせています。IT Proには以下のような報道があります。
[続報]日本年金機構、ファイル共有サーバーを5年以上前から運用より
「同機構は漏洩データを保管していたファイル共有サーバーを社会保険庁時代から恒常的に利用していたことが明らかになった。」
「あるフォルダとその配下のサブフォルダとファイルが盗まれた」(システム統括部)。サーバーには「エクセル」や「アクセス」のファイルが格納されていた。」
「パスワー ドの設定を職員任せにしてチェックが行き届かない運用であったことと、ネットがつながるパソコンで個人情報のサーバーにもアクセスできるネットワーク設計 だったことが重なり、今回の流出を招いた。」
実際、業務上の必然性から、Excelに名前やメールアドレスなどを入れて管理する、なんてことは良くあることだと思います。今回のケースはウィルスに感染してクラックされ、それらのファイルを抜き取られたということのようです。で、Excelにパスワードを設定することになっていたのだけど、設定し忘れていたケースが結構あった、ということのよう。
まあ、人がやることなんで、忘れることもあるかも。そもそもいちいちパスワードを設定しなければならない運用なんて、面倒だし、パスワードを忘れると開けなくなってしまうなど、いろいろリスクがありますよね。
じゃあ、例えばシンクライアントにして、サーバーに接続して使えば良いかと言えば、そうでもない。確かにシンクライアントにすればローカルPCには残らないですが、ウィルス対策ソフトの強度はローカルPCでもサーバでもさほど変わらないので、同じようにサーバー上でクラックされれば同じように流出することになります。
いちいち業務毎に高セキュリティな専用システムを用意すれば良いのかもしれませんが、それはそれで高コストですよね。
じゃあ、どうすればいいのかと?
で、ふと気づいたのですが、この問題は実はcrossnoteで解決できそうだな、と。
crossnoteはPCにダウンロードするデータをすべてAES128bitで暗号化します。ファイルを開くときだけ一時的に元のファイルに復号化し、ファイルの保存を検知して自動的に暗号化して取り込み、crossnoteを終了する際に一時的に作成した元ファイルを消します。なので、例えPCがクラックされて流出したとしてもファイルは暗号化されているので大丈夫です。
暗号化・復号化は自動的に行うので、いちいちファイルごとにパスワードをかける必要はありません。パスワードをかけ忘れるリスクはありませんし、逆にパスワードを忘れて開けなくなるリスクもありません。
crossnoteのサーバーはWindowsのファイル共有とは仕組みが異なり、クラウドでも運用可能な専用のセキュリティ・システムで守られています。Windowsのサーバーより高セキュリティだと言うつもりはありませんが、仕組みが異なるのでクラックしづらいでしょう。
機能を絞り込んだLight editionを使えば、だれでも簡単に使いこなすことができますよ。
ご興味のある方、ご連絡はこちらまで。
投稿日:2014年04月08日 作成者:yasunaka
今月の私の履歴書は豊田章一郎氏。言わずと知れた、トヨタ自動車の名誉会長の方です。そうそう、新人さんは日経新聞の私の履歴書だけは絶対読んだほうがいいよ。(謎なささやき)
今日の私の履歴書では豊田章一郎氏のお父様、豊田喜一郎氏の事が書いてあります。この方が今のトヨタ自動車の基礎を作ったのですが、根っからの技術者なんですね。この喜一郎氏が若かった章一郎氏によく言ったという言葉が紹介されています。
— 「ナッパ服精神」(引用) —
「エンジニアだ、工場長だといって、きれいな作業服できれいな手でいたのでは人はついてこないよ。技術者の本分はあくまで現地現物にあるんだ」と教えられた。現地現物で人は学び、人は育つ。これは今日までの私の信条でもある。
— ここまで —
技術者ってのは、まず自らの手で苦労してものを作り上げ、そこから学ぶ。逆にいうと、自らの手を汚さない人は結局は育たないし、そういう人の下には人がついてこないのだ、ということ。物を作るってどういうことなのかは、色々苦労してやってみないと本当のところはわからない。そうして根幹の部分を理解して、同時にいち技術者としてのモノの考え方や人のまとめ方を学び、初めて技術者としてのリーダーになれる。肩書きがリーダーを作るんじゃない。
これぞ、技術者の魂なんだと思います。
投稿日:2013年12月17日 作成者:yasunaka
今日(12月17日)の日経新聞「私の履歴書」より。
フィリップ・コトラーによる、ドラッガーが企業に投げかける4つの質問
「あなたの会社の本業は何か」
「顧客は誰か」
「顧客にとっての価値は」
「本業はどうあるべきか」
深い。
果たして私の会社は「顧客を創造」できているのだろうか?
投稿日:2013年11月27日 作成者:yasunaka
さあ皆さん、Windows XPマシン廃棄の準備は万全ですか? 🙂
みなさんもご存じのとおり、来年、2014年4月9日をもって、マイクロソフトはWindows XPのサポートを終了します。既にカウントダウンが始められており(今日時点で、残り133日)、この長年愛用されてきたOSから未練を断ち切り、できるだけ早く手を切るように促しています。
サポートを終了すると、ウィルスなどがOSの脆弱性を狙った攻撃をしてきた場合、対応が難しくなります。基本的にはサポート終了が、OSの死亡宣告と同じと考えるべきなのでしょう。
で、表題の話。
当社には、テスト目的などでまだ何台かXPのマシンが残っているのですが、最近これらのXPマシンのWindows Updateが終わらないという現象が起きています。Windows XPのマシン起動後、しばらくするとsvchost.exeがCPUを100%に振り切ったままになります。冷却ファンがバンバン回って、かつ何も仕事ができない状態がず~と続きます。ちょっとググればわかりますが、マイクロソフトもこの現象を認識していて、まだ対処できていないとか。7月ぐらいから、らしいですが。
これ、ウィルス並みにたちが悪いですよ。その間、ず~っとそのマシンでは、ほぼ何も仕事ができないんですから。しかもこのタイミングで、しかもこんなに長い間放置しているってのは、早くXPを止めるように仕組んだんじゃないかって、疑いたくなる状態です。
ま、何はともあれ、早くXPを止めましょう、ということですね。(しかしこういったことでライトユーザがPCからタブレットに流れる動きが加速するのでしょうね…)
投稿日:2013年10月11日 作成者:yasunaka
最近Perfumeが出した LEVEL3というアルバムが非常にお気に入りです。最初から最後まで、とにかくカッコイイ。無茶苦茶アガリます。このアルバムはヘッドフォンで聴くことがお勧めで、iPhoneに入れて電車に乗れば、朝の通勤も楽しくなること間違いナシ、です。
Perfumeっていうとアイドルと思ってあまりまともに聴いたことがない人も多いと思いますが、そんな食わず嫌いな人でも、一度このLEVEL3を聴いてみることをお勧めします。やっている音楽そのものはElectronicaとしてもかなり高度で、音楽的に「遊んでいる」感じがとても良いです。
私は昔、シンセサイザーで音楽を作るのが趣味だったので、元々この手の音楽が好きなのですが、作詞・作曲・アレンジまですべて担当している中田ヤスタカ氏は、独特のメロディと天才的なコード進行のひらめきに加え、かなり凝ったオーケストレーション的技法によるアレンジを施しており、純音楽畑の音楽通の人でも唸らせる内容に仕上がっているのではないかと思います。
実際、LEVEL3を聴いていると、子供のころにチャイコフスキーやバルトーク、ストラビンスキーなどのオーケストラの曲を聴いて鳥肌が立ったのと同じような感覚に陥ります。
Perfumeはこれにダンスの要素が加わることで魅力が倍増するわけですが、やはりベースとなる音楽が非常に優れているのが一番の魅力なのだと私は思います。まだまともに聴いたことの無い人は、だまされたと思って 😉 、ぜひ一度聴いてみてください。
投稿日:2013年10月09日 作成者:yasunaka
1年10ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップとなるVersion 1.7.0をリリースしました。ベースフレームワークであるEclipseのバージョンを3.6から4.3の最新版に変更し、同時に大幅なパフォーマンス・チューニングやユーザーインターフェースの改良を実施しました。
■ ベースソフトウェアをEclipse 4.3ベースにバージョンアップ
■ ファイル検索画面の改良
■ パフォーマンス・チューニングによる起動時間などの短縮
Eclipse 4.3をベースとしたことで、デフォルトの画面は見た目が大幅に変更されて青っぽい画面になっています。

見た目(一般設定のテーマ)は切り替えることができます。 Windows XP (Olive) のテーマを選択すると以下のような画面に変わります。

検索画面はエディタ領域に表示するようにし、複数の絞込み条件を指定できるようになりました。またプロジェクト属性やドキュメント属性などの管理属性による検索が行いやすくなりました。

さらにコールドスタート状態からの大量のドキュメントを含む場合での起動時間や、フォルダを開くのにかかる時間のパフォーマンスを大幅に改善しています。
詳しい内容など、お問い合わせはお気軽にこちらまでご連絡ください。
投稿日:2013年06月05日 作成者:yasunaka
表題の「パスピエ」とはドビュッシーのベルガマスク組曲の中の1曲です。高校生の頃、私はドビュッシーが大好きで、ピアノでドビュッシーの曲ばかり弾いていたのですが、最近これと同名の「パスピエ」というロック・グループを知り、ちょっとはまっています。
なんでも、この「パスピエ」で作曲を担当している方(成田ハネダさん)は、東京藝術大学でクラッシックを勉強してて、ドビュッシーが好きでこの名前を採用したのだとか。まあ、音楽的な観点でのドビュッシーとのつながりは、私には良くわからんのですが、曲がなんか「刺さる」ものがあって、仕事中のBGMとしてYou Tubeなどでちょこちょこ聴いているうちに、気が付いたらどっぷりハマった感じです。
で、先日パスピエのインタビュー記事を見つけて読んでいたら、なぜ彼らの曲が私に刺さったのかがわかりました。この作曲をされている成田ハネダさんが影響を受けた人・バンドとして、YMO、矢野顕子、近田春夫と一緒に、「おしゃれテレビ」までリストアップしているじゃありませんか。
おしゃれテレビって、2年前にこのブログで書いた、25年ぶりにやっと見つけた「恋のテロリストNO.1」という曲を作った野見祐二さんのアルバム名のことです。(こちらを参照) パスピエの最初のアルバムに入っている“電波ジャック”という曲はまさにおしゃれテレビにインスパイアされて作ったとか。
そりゃ、刺さるわけだ。そこまで嗜好が一緒だとは…
とりえあず、iTuneでポチってヘビロテ中。トロイメライという曲(この曲名はドビュッシーではなくシューマンの子供の情景の曲ですが)が今一番のお気に入りです。ただ、このグループのファン層は若そうだな。私のようなおっさんはいないかもしれない 😉
投稿日:2013年03月15日 作成者:yasunaka
先日、ある海外の知人から洋楽のCDが2枚送られてきました。1つは英国のsimpleminds、もうひとつはアメリカのDREAM THEATERのCDです。simplemindsは昔、学生ぐらいのときに流行った英国のニューウェーブ系の流れで多少覚えていて、懐かしかったのですが、もうひとつのプログレッシブ・メタル系(って言っていいのかな?)のDREAM THEATERは、正直なところ、今まで積極的に聴いたことのない音楽でした。
プログレッシブ・メタルって、なんかちょっと説教くさく感じるというか、そんなところが苦手だったんです。 😉
でも、実際に聴いてみると意外と悪くない。特に個人ワークに集中したいときにBGMとして聴くには相性がいいと思いました。
こうした「未知の」音楽と接するのって、物(CD)がそこに「ある」からかもしれません。目の前に実物があり、何だこれは?と興味を持たないことには新しい分野に接することもなく、多分私はプログレッシブ・メタルなんて一生聴かなかった気がします。
今は、インターネットで探せば、simplemindsだってDREAM THEATERだって、簡単に聴く事ができる世の中です。ワンタッチで購入することすらできます。でも、今まで聴くことはありませんでした。インターネットは「pull」型の情報提供手段であり、自分から積極的に探しにいかなければたどり着くことはないし、インターネット側から提供される似たような音楽以外の領域に足を踏む出すことはないのです。
先日、会社の近所のショッピングモール(結構大きい。そして2つもある)に行ったときに気づいたのですが、そこにはCDを売っている店が一軒もありませんせんでした。以前出店していた店は、暫く前に閉店してしまっていたようです。
CDが売れないと言われて久しいですし、世の中はインターネット配信に確実にシフトしていると思います。その結果、こういった実店舗がどんどん世の中から消え去っているのですが、実はこれは「新しい音楽に接する機会」を大幅に狭めている気がします。
昔はちょっと街中に出て、レコードショップの店先をぶらついて、気になったジャケットのLPを衝動買いする、なんていう「ジャケ買い」なんてこともありました。また友達同士でレコードを貸しあう、なんてこともありました。結果としてそれが新しい領域の音楽に接する入り口になっていたと思うのですが、インターネットによってそういう「物」や「場所」がなくなった今では、そんな機会が失われてしまっているように思えます。
実際に「物」に触れる、という大切な機会がどうかなくならないで欲しい。そんなことをDREAM THEATERを聴きながら、ちょっと思った次第です。