投稿日:2011年01月26日 作成者:yasunaka
crossnote ver 1.5をリリースしました。
crossnoteはドキュメンテーション・プロセス全体の効率化を目指し、同時編集機能や変更連携、高度な変更履歴管理、スケジューリング機能、 参照コピー機能、XML連携およびJavaScript自動化などといった機能をもった、次世代型ドキュメンテーション・プラットフォームです。
今回のバージョンアップの最大の目玉は、Mac OS X および Linux対応です。
crossnoteはEclipse RCPという基盤を用いて開発していますが、このバージョンを最新の3.6系に更新し、合わせてMac OS XおよびLinuxへの対応を行いました。(なお、Mac OS X版の提供は2月初旬を予定)
さらにレイアウト・エンジンも大幅に改良し、段組もできるようになりました。
さらに漢字変換方式の改良やペースト処理の改良、図形の精細化など、きめ細かい改良を重ね、より使いやすくなりました。
crossnoteは2006年より開発を開始し、2008年2月の一般公開以降、進化を遂げてきました。大きなバージョンアップとしてはver 1.4.0の公開から約1年半ぶりになります。今後もより使いやすく、便利になるよう、改良を続けていきます。
crossnoteの機能詳細については当社ホームページ(下記リンク)をご参照ください。
なお、お問い合わせはこちらにどうぞ。
投稿日:2011年01月16日 作成者:yasunaka
いまさらですが、今日、家のDVDレコーダーを地デジ対応のBlue Rayレコーダーに置き換えました。で、新しいBlue Rayレコーダーを操作してみたのですが、リモコンのボタンの多さにびっくり。テレビとの連動機能もあるせいか、似たような名前のボタンがたくさんあって説明書と首っ引きでもどれがどれだか….
そのレコーダーはあるインターネットサイトから買ったのですが、商品のコメント欄に、「マニアックな機能が多く、使いにくいので初心者にはお勧めしません」とコメントする人が多かったのにも関わらず、値段の安さに魅かれて買ってしまったのですが、おー、まさにそうだね、としみじみ思いました。 😉
さて、話は変わって、最近、システムは「Webのほうが使うのが簡単」という共通認識ができつつあるように思います。これは運用が簡単ということではなく、ユーザビリティ的に、よい意味で「簡単」ということです。いろんな方と接していて感じるのですが、そのように聞くことが非常に多いんです。
なぜそのような認識の人が多いのか、理由をちょっと考えてみました。
1.機能が限定されていることが多く、それがかえって使い勝手の良さにつながっている。
2.ツールバーやアイコンなどといった「制約」に一切とらわれないことで、画面上の見える部分に必要な機能をすべて並べているので、目的の機能を見つけやすい。
と、こんなところでしょうか? ネイティブ・アプリケーションでは当たり前になっているメニューバーやコンテキスト・メニューなどは、結局いちいち開いてみないとどこに目的の機能が隠れているのかわかりません。Webはベタにさまざまな機能を見える形で提示していることが多く、初心者でも目的の機能を探しやすいのだと思います。
そして、そのように見える形で並べるためには、必然的に機能を絞り込むことになります。結果として、本当に必要な機能だけが、画面上ですぐに見つかる、と。これなら「簡単」で、使いやすいはずです。
なんてことを、冒頭のBlue Rayレコーダーと格闘しているときにちょっと思い出してしまいました。ま、初心者にはお勧めしません、と書かれてしまうことが、値段に反映していたということかもしれません…
投稿日:2011年01月09日 作成者:yasunaka
この間、酒の席で若手の仕事のパフォーマンスに関する話をだいぶしていました。その席にいた方々は立場上、いろいろと意見を持っていて、とても良い刺激になりました。
熱く語りあっていた際に、共通認識として以下のようなことを言っていました。
1.今の若手の人たちは「いい子」ちゃん達が多い。
2.言われたことは比較的こなす。でも腹落ちしていない場合が多い。
3.結果として、仕事を任せきれない(パフォーマンスが出ない)ことが多い。
私の個人的な感想として、今の若い人たちは「空気を読む」ことに注力しすぎているのではないか?と思いました。そうして表層を装うことに注力しすぎていて、内容をおろそかにしているのではないかと。
日本は相変わらずムラ社会で、テレビを見ていても「空気読め」的なことが多すぎる気がしています。空気なんか読めなくてもいいから、すげーヤツが数多く出て来た方が日本の未来には大切な気がしています。
来たれ、すげーヤツ。
投稿日:2011年01月04日 作成者:yasunaka
あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年は、今まで積み重ねてきた結果を出していきますので、お楽しみに!
話は変わりますが、今日の日経新聞の9面「デジタル進化論」に、アップルがサプライチェーンの実力 2010年ランキングでトップだと報じています。総合スコアを見ると、P&Gやシスコなどを圧倒的に離し、ダントツの1位なんですね。
今までアップルをサプライチェーンが進んでいる会社として意識していなかったので、この記事には驚いたのと同時に、なるほどね、という感じでした。アップルは販売網を絞り込んでいますが、そうした販売店に独自の在庫管理システム「グローバル・デマンド・ビジビリティ(GDV)」を導入しており、これを通じてほぼリアルタイムに配送中も含めた店頭在庫や日々の販売実績を1個単位で把握しているらしいのです。
そしてこのサプライチェーンの仕組みを利用し、財務担当などの経営幹部自らが調達戦略に直接関与しているのだと。
うーん、すげぇなぁ。選択と集中で売る物をしっかりと絞り込む一方で、一極集中によるリスクに適応できるだけの高感度な「神経」を持つ。これは強い。まるで、ビジネスというのはこうあるべし、という見本のようです。
年初に、もっと自社のビジネス戦略を練らなきゃ、と思い知らされました。がんばります。