今日の私の履歴書 「ナッパ服精神」
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投稿日:2014年04月08日 作成者:yasunaka
今月の私の履歴書は豊田章一郎氏。言わずと知れた、トヨタ自動車の名誉会長の方です。そうそう、新人さんは日経新聞の私の履歴書だけは絶対読んだほうがいいよ。(謎なささやき)
今日の私の履歴書では豊田章一郎氏のお父様、豊田喜一郎氏の事が書いてあります。この方が今のトヨタ自動車の基礎を作ったのですが、根っからの技術者なんですね。この喜一郎氏が若かった章一郎氏によく言ったという言葉が紹介されています。
— 「ナッパ服精神」(引用) —
「エンジニアだ、工場長だといって、きれいな作業服できれいな手でいたのでは人はついてこないよ。技術者の本分はあくまで現地現物にあるんだ」と教えられた。現地現物で人は学び、人は育つ。これは今日までの私の信条でもある。
— ここまで —
技術者ってのは、まず自らの手で苦労してものを作り上げ、そこから学ぶ。逆にいうと、自らの手を汚さない人は結局は育たないし、そういう人の下には人がついてこないのだ、ということ。物を作るってどういうことなのかは、色々苦労してやってみないと本当のところはわからない。そうして根幹の部分を理解して、同時にいち技術者としてのモノの考え方や人のまとめ方を学び、初めて技術者としてのリーダーになれる。肩書きがリーダーを作るんじゃない。
これぞ、技術者の魂なんだと思います。