crossnote ver 1.7.6 リリース

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投稿日:2015年02月02日 作成者:yasunaka

2月2日にcrossnote ver 1.7.6をリリースしました。

今回のバージョンアップでは、レビュー機能を改良し、Word、Excel、PDFファイルを使ったレビューがやりやすくなりました。またFDA Part 11 / ER/ES対応を強化し、さらには承認フローも改善しました。

レビュー機能は、レビューの設定からスケジュール・進捗管理、レビューコメントの集約までをタートルにサポートし、レビュー記録票まで自動作成します。実際の流れを説明しましょう。

■ レビューのまとめ役の人の作業

まず、レビューを設定します。レビューをお願いしたいドキュメントを選択して、右クリック→「レビュー設定」の画面を開きます。

レビュー設定

レビューをお願いしたいユーザを追加し、レビュー期限などを設定します。これでOKすると、自動的にレビュー依頼のタスクが設定され、レビュアに依頼メールが送られます。またこの操作だけでスケジュールも同時に設定され、進捗管理もできるようになります。

レビューを含むチャート

■ レビュアの作業

レビュアがメールを読んでcrossnoteにログインすると、タスクにお知らせが入っています。

タスクのお知らせ

タスクを開くと、自分の担当タスクとして、レビュー依頼が来ています。

レビュー依頼のタスク

ダブルクリックしてファイルを開くと、「レビューモード」で開くか確認されますので、「レビューモード」で開いてください。

レビューモードの確認

Wordファイルのコメント機能を使ってレビューを行います。

Wordのコメント機能でレビュー

Wordファイルを保存すると、crossnoteはそれを裏で監視していて自動的に吸い上げるのですが、その際にコメントデータを抽出し、crossnoteのコメント形式に変換します。crossnoteのコメントは、以下のような形で参照したり、コメントへのリプライを書き込むことができます。またコメントされた部分のテキストを見ることができるので、Wordを開かずにこの画面だけでも何を指摘しているのかがわかります。

コメント画面

コメントされた部分に青いリンク部分がありますが、これが指摘された部分で、ここをクリックすると、Wordが立ち上がり、その部分にジャンプするので、元ファイルで内容を確認することもできます。

ここで一つレビューモードのポイント。レビューモードでレビューコメントを書いていたのは、実はレビュー対象ファイルそのものではなく、そのコピーが裏で自動的に作られ、そのコピーに書き込むようになっています。なので、レビュー対象ファイルは一切汚さずに、レビューコメントを集めることができます。またファイルロックが要らないので、複数人が同時に1つのファイルをレビューできるのです。

最後に、レビューステータスを変更して完了したことを伝えます。

レビューの完了を設定

最後に「コミット」を実行して、レビュー内容をサーバー・リポジトリに保存します。

■ レビューのまとめ役の人の最後のまとめ作業

各レビュアのコメントはcrossnoteコメントの形で自動的に集約されます。アップデートしてコメント画面を見れば、そこに各レビュアのコメントが集約されています。

最後に「レビュー記録票を作成する」というボタンを押せば、コメントの一覧と各レビュアのステータスなどをまとめてレビュー記録票を作成し、Excelファイルとしてダウンロードできます。

 

いかがでしょうか? ちょっと長くなってしまいましたが、このような形でレビューの一通りのプロセスをオンラインで実行できます。このレビュー機能はWord、Excel、PDFファイルで実行することができます。(PDFファイルはAdobe readerの注釈機能を使います)

興味のある方は、ぜひお問い合わせください。 🙂

 

 

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