投稿日:2013年03月27日 作成者:yasunaka
昨日(3月26日)、crossnote ver 1.6.9をリリースしました。
今回のリリースでは以下のような対応を行いました。
■ 大量ドキュメントを扱った場合の動作スピードを大幅に改善
■ 類似ファイルの提示
■ ブックマークおよび参照履歴
■ 画像プレビュー(サムネール機能)
あまりくどくど説明してもしょうがないので、ここでは特徴的な部分だけを抜粋して説明します。
1.類似ファイルの提示
ファイルをクリックするだけで、そのファイルに類似したファイル名のリストを表示する機能です。これは多分めちゃめちゃ便利だと思います。
下の例は「TEST2」プロジェクトの「マニュアル構成_JP.xlsx」を選択したときの類似ファイルの表示例です。
「マニュアル構成_JP.xlsx」に類似したファイル名として「マニュアル構成_EN.xlsx」を検出して表示しています。チェックアウトしているドキュメント全体から類似ファイルを探しますので、別のプロジェクトのファイルでも検索できます。また単にファイル名だけでなく、属性項目(ドキュメント・キーワード)やファイルの更新日時も表示します。
2.ファイルの参照者のチェック
重要なファイルについて、ちゃんとみんな見てくれているな? と気になることはありませんか? そんなときにとっても便利な、ファイルを見た人、見ていない人を一覧する機能です。
「開く」「エクスポート/コピー」など、どんな操作をしたのかもわかります。こちらもファイルのプロパティの1項目になっており、予め「参照者」のタブを選択しておけば、ファイルを選択しただけで表示されます。
3.ちょっと変わった「ブックマーク/参照履歴」機能
ブックマークはよく使うファイルを登録しておくことで、すぐに参照できるようにするための機能です。このブックマークって、実は情報の宝庫だったりしますよね。一人で独占しているのはもったいないです。
なので「他のユーザのブックマークを見る」ことができるようにしてみました。
右上に「他のユーザのブックマークを見る」というメニューが、それです。
なお他の人に見られないようにしたい場合には「プライベート」に設定することもできます。また参照権のないファイルについてはファイル名が表示されません。
ここでは今回のリリースにおけるcrossnoteならではの特徴的な部分だけを説明しました。詳しいお問い合わせについてはこちらまで。
投稿日:2013年03月15日 作成者:yasunaka
先日、ある海外の知人から洋楽のCDが2枚送られてきました。1つは英国のsimpleminds、もうひとつはアメリカのDREAM THEATERのCDです。simplemindsは昔、学生ぐらいのときに流行った英国のニューウェーブ系の流れで多少覚えていて、懐かしかったのですが、もうひとつのプログレッシブ・メタル系(って言っていいのかな?)のDREAM THEATERは、正直なところ、今まで積極的に聴いたことのない音楽でした。
プログレッシブ・メタルって、なんかちょっと説教くさく感じるというか、そんなところが苦手だったんです。 😉
でも、実際に聴いてみると意外と悪くない。特に個人ワークに集中したいときにBGMとして聴くには相性がいいと思いました。
こうした「未知の」音楽と接するのって、物(CD)がそこに「ある」からかもしれません。目の前に実物があり、何だこれは?と興味を持たないことには新しい分野に接することもなく、多分私はプログレッシブ・メタルなんて一生聴かなかった気がします。
今は、インターネットで探せば、simplemindsだってDREAM THEATERだって、簡単に聴く事ができる世の中です。ワンタッチで購入することすらできます。でも、今まで聴くことはありませんでした。インターネットは「pull」型の情報提供手段であり、自分から積極的に探しにいかなければたどり着くことはないし、インターネット側から提供される似たような音楽以外の領域に足を踏む出すことはないのです。
先日、会社の近所のショッピングモール(結構大きい。そして2つもある)に行ったときに気づいたのですが、そこにはCDを売っている店が一軒もありませんせんでした。以前出店していた店は、暫く前に閉店してしまっていたようです。
CDが売れないと言われて久しいですし、世の中はインターネット配信に確実にシフトしていると思います。その結果、こういった実店舗がどんどん世の中から消え去っているのですが、実はこれは「新しい音楽に接する機会」を大幅に狭めている気がします。
昔はちょっと街中に出て、レコードショップの店先をぶらついて、気になったジャケットのLPを衝動買いする、なんていう「ジャケ買い」なんてこともありました。また友達同士でレコードを貸しあう、なんてこともありました。結果としてそれが新しい領域の音楽に接する入り口になっていたと思うのですが、インターネットによってそういう「物」や「場所」がなくなった今では、そんな機会が失われてしまっているように思えます。
実際に「物」に触れる、という大切な機会がどうかなくならないで欲しい。そんなことをDREAM THEATERを聴きながら、ちょっと思った次第です。