徹する

投稿日:2008年06月18日 作成者:yasunaka

今月の日経新聞の私の履歴書は、元阪神監督の吉田義男さんが書いています。今日は吉田さんが27歳になって打率が少し下がり、体力の衰えを感じた際に「大徳寺で修行」をしたときの話が載っていました。

この話の中で、大徳寺で盛永宋興師に指導を受け、訓話で一番心に残ったこととして、「徹する」という話が書かれています。

–引用–
何事にも集中して、徹底的にやり通す。突き詰めて考える。どんなに苦しくても、逃げずに向かう
——–

吉田さんはこの大徳寺での修行のあと、練習に徹して、翌年には3割1分8厘まで打率を上げたそうです。年齢とか体力とか、そんなことよりもどれだけ徹しているか、ということが重要だ、ということです。

自分にあてはめて考えたとき、ビジネスの世界も、やはりどれだけ徹することができるのか、に尽きるのだと思いました。どれだけ徹してビジネスの仕組みを考えるか、どれだけ徹して広告宣伝に工夫するか、どれだけ徹して良い商品・サービスに仕上げるか、そんなことが重要なんだと最近非常に強く感じています。