投稿日:2008年06月20日 作成者:yasunaka
crossnoteを使うと誰かが何かドキュメントを改変すると、どこがどのように修正されたのかが伝わってきます。
私自身、会社の中でcrossnoteを使っているのですが、、社員の誰かが仕様書を変更すると、それがすぐにわかります。もし興味のありそうな部分を修正している場合には比較画面で見れば、どんな変更をしようとしているのかが理解しやすいので、重宝しています。
最近聞いた話なのですが、ソフト開発をされている経営者の方がこんな話をしていたそうです。『社員がお客さんと話して勝手に仕様変更しているケースがあるんだけど、後になって聞いてみるとインパクトのある仕様変更を、ただでサービスしてしまっているケースが結構ある。もしcrossnoteを使っていれば、そういう仕様変更が事前にわかるようになるのでいいね。』
仕様変更がわかるとうれしいのは、プロジェクトでシステムを作っている当事者だけでなく、それをコントロールしているリーダやマネージャにとっても必要な情報なんだ、ということです。私にとってはちょっと目から鱗でした。
そして、このようなことを教えてもらえるのは非常にうれしいと思いました。
投稿日:2008年06月19日 作成者:yasunaka
昨日FireFox3の正式版のダウンロードが開始されたのは皆さんもご存じでしょう。私も早速入れてみました。なんか戻るボタンが異様にでかいのが気になりましたが、すぐに慣れました。履歴のサイドバーが履歴メニューから消えたので、ちょっと焦ったのですが、それも表示メニューにあることがわかり、後は特に問題なし、です。
早くなった、ということらしいのですが、まだ特に実感していないです。ま、FireFox2の時代でもIE7よりはもともとだいぶ早いと思っていたので、そんなに感じないということかもしれませんね。
タイトルのFireFox3の灯では、今現在FireFox3のダウンロード状況が各県別にわかるようになっているようです。これを見ると、たとえば東京と神奈川を比較した場合、人口では1200万人 VS 900万人で、約300万人の差(東京の人口の1/4の差)しかないのにも関わらず、ダウンロード数では本日現在、約8万ダウンロード VS 約3万ダウンロードで、倍以上の差が開いています。
社内で原因を話していたのですが、1つには昼間人口の差、もう一つにはIT企業の集約の差が理由として上がりました。横浜は東京のベットタウンなので、昼間は東京にいる人が多いこと、そしてFireFoxを入れる人というのはIT企業の人が多いんじゃないの? IT企業って東京に集まっているよね、という読みです。
ちなみに県によってはだいぶ数の少ないところも結構ありますね。これも人口比以上の大きな差があるように感じるのですが、住んでいる人の意識の差の表れなのでしょうか? 興味深いところです。
投稿日:2008年06月18日 作成者:yasunaka
今月の日経新聞の私の履歴書は、元阪神監督の吉田義男さんが書いています。今日は吉田さんが27歳になって打率が少し下がり、体力の衰えを感じた際に「大徳寺で修行」をしたときの話が載っていました。
この話の中で、大徳寺で盛永宋興師に指導を受け、訓話で一番心に残ったこととして、「徹する」という話が書かれています。
–引用–
何事にも集中して、徹底的にやり通す。突き詰めて考える。どんなに苦しくても、逃げずに向かう
——–
吉田さんはこの大徳寺での修行のあと、練習に徹して、翌年には3割1分8厘まで打率を上げたそうです。年齢とか体力とか、そんなことよりもどれだけ徹しているか、ということが重要だ、ということです。
自分にあてはめて考えたとき、ビジネスの世界も、やはりどれだけ徹することができるのか、に尽きるのだと思いました。どれだけ徹してビジネスの仕組みを考えるか、どれだけ徹して広告宣伝に工夫するか、どれだけ徹して良い商品・サービスに仕上げるか、そんなことが重要なんだと最近非常に強く感じています。
投稿日:2008年06月17日 作成者:yasunaka
最近crossnoteをubuntuで動かしています。説明するまでもないかもしれませんが、ubuntuとはLinuxのディストリビューションの1つで、デスクトップがかなり使いやすく、また見た目もなかなか「かっこいい」です。個人的な印象ですが、ubuntuを使っているとVistaですら1世代前の環境に見えます。
なんか使いやすいな、と思っていたのですが、どうも原因は早さにあるように思えます。全く同じマシン上で動かした場合でも、例えばWindows XP上での動作と比較して早く感じます。Eclipseもそうですし、crossnoteも体感上、早く動いているように思えます。
ubuntuはX Window上で動作しているので、私はどうもX Windowというと(長年付き合った相棒だったのですが)遅いイメージがあったのですが、180度認識が改まりました。
なんでこんなに早いのか? よくわかりませんが、Anti-Virusソフトの影響はあるのでしょうか? とにかく、ubuntuすごいです。
なおcrossnoteのLinux版はベータ段階です。そのうちお披露目しますね。
投稿日:2008年06月13日 作成者:yasunaka
なにか変なタイトルですが、最近実感したことです。
グループウェアなどのソフトは使いこなすと便利ですが、使い始める前に、ある程度どこをどうやったらどうなる、という基本的な部分を実際に試してからでないと、安心して使えません。実際にやってみたら思いもしない結果になってアタフタすることがよくあります。
最近カレンダー管理のソフトを使ってみようとして、最初にいろいろと試してみたのですが、なかなか私が思った動きにならなかったんです。特にプライベートデータの扱いが問題で、私としてはプライベートと指定した場合、他人からは詳細は見えずに、時間がふさがっているよ、とだけ見える状態にしたかったのですが、その試していたソフトでは他人からは全く見えない状態になってしまうのでした。
もし最初に試さないで使い始めていたら、こういったちょっとしたことをきちんと理解しないまま、ずっと気付かないで過ごして、後で何かトラブルになっていたかもしれません。
個人で使うだけのツールの場合、全部自分で閉じているので、使っていれば自然に気付くと思うのですが、グループウェアの場合、下手をすると気付かないまま過ごしてしまうことになります。やってみないとわからない、というのでは場合によっては「使えない」という烙印を押されかねません。
crossnoteもある種のグループウェアです。この手のトラブルが起きにくいようにするにはどうすべきか、考えさせられる出来事でした。
投稿日:2008年06月12日 作成者:yasunaka
昨夜 crossnoteのホームページを更新しました。
crossnoteのホームページ
今までホームページは、どんな商品なのか、という観点での構成だったのですが、これだと結局何ができるのかがわかりずらい、という意見が多かったため、『どんなことができるのか』という観点で内容を書き換えてみました。全体を主に4つのパートに分けています。
(1) 工事進行基準時代のcrossnote
仕様変更管理に関することなど
(2) プロジェクトのメールの問題、解決します
少し前に満足化原則の話を書きましたが、それです
(3) 仕様変更を周知・徹底させます
変更点の通知機能に関すること
(4) 導入しても大丈夫?
過去資産の扱い、使い勝手、データ変換などといった、気になる点の説明
見て、いろいろと意見を頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
投稿日:2008年06月11日 作成者:yasunaka
雑談ですが、「賢者の書」喜多川 泰 (著) を読みました。ファンタジックな自己啓発本なのですが、かなり面白く、のめり込むように一気に読んでしまいました。
本当の成功とは何なのか、またそれを実現するには、日々何をしなければならないのか、どんなことを考えなければならないのか、いろいろなことを考えさせられました。
私が特に気に入ったのは、5番目に出てくる賢者のデイルの言葉です。過去や未来に囚われることなく、今日一日を集中して生きることが大切だ、と説いています。成功した人の伝記を読むと、必ずしも最初から恵まれた環境ではなかった人が多い。でもそういう状態でも、その当時のエピソードを読むと、なるほど、この人はやはりなるべきして成功者になったのだ、ということが分かると記しています。つまり成功者というのは、他人から「この人は絶対成功する人だ」と思われるように、今日一日を過ごしているということです。
まあ、この手の本には良く書いていあることだと思うのですが、読んでみて、何か『腹に落ちた』感じがあります。私はまだまですが、ぜひ他の人から「この人は絶対成功する人だ」と思ってもらえるように、今日一日を大切にしていきたいと思いました。
投稿日:2008年06月09日 作成者:yasunaka
前回の続きです。プロジェクト内でメールを使う問題点を聞いたところ、他にもこんなことを教えてもらいました。
(5) ドキュメントを添付して送るとき、パスワードをかけるのが面倒
(6) 単にドキュメントを送付するだけなのに、いちいち文面を書くのが面倒
(7) 添付サイズによっては送れない場合がある。
(8) サブジェクトの振り分けルールを作って運用するのだが、うまく機能しない
こうして見てみると、前回の(3)もそうですが、ドキュメントの添付に絡む問題が多いですね。プロジェクトでドキュメントを共有したい場合に、単にファイルサーバに置くという方法では共有できないケースがありますが、そのような場合には通常はメールでの送付で済ます場合が多いと思います。
さて、いろいろと問題があるプロジェクト内でのメールの使用ですが、果たしてメールに代わる別のソリューションがある場合、それにスイッチするものでしょうか? スイッチするのであれば、満足化原則を満たしていなかった、ということになります。
そしてそのスイッチする先がcrossnoteだと皆さんに認めてもらえるよう、がんばります。
投稿日:2008年06月06日 作成者:yasunaka
一昨日、「最適化 vs 満足化」というテーマを書きましたが、今日はその続きです。今日はメールについて、この「最適化 vs 満足化」を考えてみたいと思います。
メールは今や誰でも使う、非常に基本的なインフラとなっています。そして普通にメールを使っている人にとっては十分便利であり、満足している人も多いと思います。なので、これより少し便利なものが別に現れたとしても、なかなか普及しないでしょう。
でも、プロジェクトなど、チーム・コラボレーションに話を絞った場合にはどうでしょうか? チーム・コラボレーションにおいても基本ツールとしてメールは欠かせないものですが、果たしてこのシチュエーションで使っている人たちは満足して使っているのでしょうか? ぜひ皆さんに意見を聞いてみたいのです。
私がチーム・コラボレーションにおいてメールを使っている際に感じる不満としては、こんなことがあります。
(1) 送り先を指定するのが面倒。間違えてひどい目に合うこともある(いや、あった)。
(2) 後になって、「あ、このときの議論、文書に反映されていないけど、メールでやり取りしてたな」というシチュエーションが良くあるが、探すにの骨が折れる。またこういった情報はチーム内で共有されることがない。
(3) メールに文書を添付すると様々なバージョンのドキュメントが散乱して、どれが最終版なのかがわからなくなりやすい。最悪なのは、その添付されたドキュメントを互いにやり取りし合うものだから、本当に訳が分からなくなる。
(4) 重要な質問などを送っても、相手が忙しくてほったらかしにされてしまった場合、そこでその仕事が止まってしまう。
他にはどんなことがあるでしょうか? ぜひ教えてください。
投稿日:2008年06月04日 作成者:yasunaka
今日の小飼 弾さんのブログ「The best is not good enough for us」に best を求めているのか、good enoughを求めているのか、といった論旨の話が載っています。
ちなみに人々は必ずしも最適なものを望むのではなく、満足できるレベルのものであればそれをチョイスしてしまう、というのはハーバート・サイモンという方が満足化原理として提唱したことです。人々は必ずしも最適なものを求めているのではなく、満足できるれべるのものを選んでおり、満足できる状態であればたとえ最適な別なものを紹介されてもなかなか乗り換えないものだ、ということになります。
小飼 弾さんのブログからは内容が離れてしまいますが、ビジネスの世界では、この観点のことにはよく出くわします。現状に困っているのでなければ、「良くなる」ものがあったとして、なかなか乗り換えてはくれないのです。
逆にいうと、何に困っているのかがはっきりして、それを提供できるのであれば話は簡単、簡単に乗り換えてもらえることになります。何に困っているのか? これをキャッチアップできるかできないかが、ビジネスにおいての成功の分かれ道なのだと思います。