投稿日:2007年08月13日 作成者:yasunaka
私はソフトウェアの仕事が好きです。なぜ好きかというと、もちろん純粋にソフトウェアに対する興味という部分もあるのですが、何よりも魅力的なのは、クリエイティビティ=イノベーションを追求できる世界だという点です。
この分野では次々にイノベーションが起きていて、そのスピードは明らかに他の分野より速いです。ぼやぼやしているとあっという間に取り残されてしまいます。No.1がいつまでもNo.1でいられるとは限らない世界。非常に刺激的で魅力的な分野だと思っています。
従来の資本主義というと、巨大な資本力を持った者が圧倒的な強さを持っていたのですが、ソフトウェアの分野では必ずしも巨大な資本力を持った者が勝者になるとは限りません。新興の小さな会社が起こしたイノベーションにより、あれよあれよという間に成長して巨大な企業を打ち負かす、などという戦国時代さながらのことが当たり前のように起こり得ます。
「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、ソフトウェアの世界では「アイデアは資本よりも強し」だと思います。どんなに資本力があっても、イノベーションを起こすアイデアがなければこのソフトウェアの世界では生き残れない。逆にイノベーションを起こすアイデアがあれば、誰にでもチャンスがある。このフェアな部分がソフトウェア分野の魅力だと思います。
資本主義から知本主義への転換。ソフトウェアの分野から世界を変えていきたいと思いませんか?
投稿日:2007年08月07日 作成者:yasunaka
最近、IT企業に分類される会社で広告モデルに走っている会社が増えています。Googleを先頭に、マイクロソフトまでが広告モデルの事業を展開しています。同じ「IT企業」でも、純粋にシステムを作って販売している会社と、Web2.0時代の広告モデルで成り立っている会社ではまったく別のイメージです。そもそも同じ分類(業種)と考えるべきではないのかもしれません。
広告って金融と同じく、企業が活動していく上では必ず必要になるものです。そしてGoogleの急成長振りを見ても、そこで大きなイノベーションと変革が起こっているのは明らかだと思います。だから様々な会社が乗り遅れまいと広告型モデルへと走る。今はいわば、ゴールドラッシュ的なものなのでしょう。
でももし、5年後の世界から今を覗き見たら、どんなように見えるのでしょうか? おそらくこんな感じではないでしょうか? 「おー、このころはまだみんながんばっていたね。でも結局、みんな○×△に収斂しちゃったよなー」 みんながこの○×△の枠内に入ることを目指していると思うのですが、みんながこぞって参入しているということはそれだけ競争が激しいわけです。5年後において、果たしてどれだけの会社が残っているのでしょうか?
孫子の兵法で有名な「戦わずして勝つ」という言葉がありますが、戦わないことも1つの戦略です。人と同じ方向に走っても、その集団で競り勝つのは至難の技です。勝つためにはむしろ、人と違う方向に走るべきだと思うのです。
今、私の下の子がサッカーチームに入っているのですが、まだ低学年なので、みんな団子のようにくっつきあいながらボールを追い回しています。みんなが一斉に同じボールの方向に向かって走ってしまうのです。でもシュートを決めることができるのは、むしろその集団から離れてちゃんと自分の役割を考えながら機会を狙っている頭のいい子なんですよね。
え、では update it, Inc.がどうだって? 他の会社とは違う方向を向いているつもりです。私は戦わずして勝つことを信じていますよ。
投稿日:2007年08月06日 作成者:yasunaka
先週、デモ用に買ったVistaの載ったノートPCのインストールに苦労したという話を書きましたが、今日はVistaを使ったインプレッションを書きます。というか、書きたくてしょうがない。
というのも、「遅いぞ、こら!」
今回買ったマシンはCore 2 Duoで2GByteのメモリーが載った、最初からVistaに対応している最新機種です。にも関わらず、信じられないくらいすべてが遅い。特に漢字変換の反応の鈍さはたまりません。なかなか変換しないんで、いらいらしてしまいます。あとログイン・ログアウトが限りなく遅い。マシンはActive Directoryのドメインに参加させているのですが、Control+Alt+Deleteキーを押してからログイン画面が出てくるまでにしばらく待ちます。ログアウトも同じような感じで、XPのマシンの倍ぐらいかかっているんじゃないか?って感じです。
VistaのノートPCの場合、電源ボタンを押したときにはデフォルトでスリープ状態(メモリーに電源が供給されたままの低消費電力状態)になるようなのですが、これだとそのまま数日放置するとかなり電池を消費していしまいます。なので休止(メモリーの内容をハードディスクに書き出してから電源をとめた状態)になるように変更したのですが、2GByteのメモリーがたたったのか、実際に休止されるのに結構待たされます。
あとわけがわからんというか、ちょっと呆れたのが、Windowsサーバー上のドライブがネットワークの一覧に表示されないこと。Sambaじゃないっすよ。最新のWindows Server 2003のドライブ。VistaからはLink-Layer Topology Discovery(LLTD)という仕組みが使われているらしく、このLLTDレスポンダがインストールされていないXPやWindows ServerはVistaマシンから一覧で見ることができません。しかもLLTDレスポンダはXP用しかでていない! まあSambaサーバが見えないのは百歩譲ったとしても(あまり譲りたくはない)、なんでWindows Server 2003用がないの?
MSはVistaをビジネス用には売りたくないのだろうか、と勘ぐってしまいました。正直なところ、仕事に使うにはまだ早いのかもしれません。最近、VistaマシンをXPに載せ変えることを「アップグレードする」というらしいですが、うーん、なるほど、ですね…
投稿日:2007年07月18日 作成者:yasunaka
昨日の帰りはTシャツ1枚で、震えていました。今日もちょっと寒いですね。
投稿日:2007年07月18日 作成者:yasunaka
以前PDAというタイトルでブログを書きましたが、いまだにCLIEを愛用している私が最近非常に惹かれているデバイスが、iPhoneです。CLIEの次はぜひiPhoneに切り替えたい! 日本の携帯と規格が違うので導入には困難が伴うようですが、日本の携帯会社さん、ぜひがんばってiPhoneを導入してください。
私がiPhoneに惹かれている理由は、TODOとかアドレス帳とか、普通のPDAに必要な機能がそろっていて、かつ使いやすそうだから。CLIE(というかPalmOS)の場合も、起動が早くて十分に使いやすかったのですが、日本では今現在、PalmOS系の選択枝がありません。そろそろWindows CE(PocketPC)マシンに切り替えなきゃならないかな、と思っていながら、なかなか踏ん切りがつかない矢先だったのです。でもiPhoneについてのレビュー記事をいくつか見ているうちに、iPhoneが日本で発売されるまで我慢して待とうか?という気になってきました。でも待っていて、果たして出るのかな?
本質的にはPocketPCマシンと極端な違いがあるわけではないと思うのですが、日本で売られているPocketPCマシンはどれも重くてワイシャツのポケットに入るようなものではありません。これが私がPocketPCマシンになかなか踏み切れなかった最大の理由です。一方のiPhoneは十分に小さくて軽い。携帯デバイスなんがら、小型であること、軽いことこそが高性能なんです。
またCLIEの場合には携帯とPDAと両方持たなければならなかった、という問題が一気に解決します。この点でも「買い」です。
もちろん見た目のカッコよさとか、アプリケーションの動きの滑らかさも大きな魅力の1つです。ほんと、センスが違いますね。
ちなみにJavaVMはまだサポートされないようですね。でも、こんなことが気になっちゃうのはシステム屋の悪いところか…
投稿日:2007年07月13日 作成者:yasunaka
梅雨のこの時期に、なんかでかい台風が近づいているみたいですね。
投稿日:2007年07月11日 作成者:yasunaka
雨の日が続きますね…
今日はまだ降っていませんが、今にも降りそうです…
投稿日:2007年07月05日 作成者:yasunaka
タイトルは重いテーマです。
日本のソフトウェア産業は製造業に比べてあまりいいことが書かれたことがないように思えます。それは、製造業の分野では明らかに世界No1といえる分野がいくつもあるのにくらべ、ソフトウェア産業は世界No1と呼べるものがないからではないでしょうか?
日本は日本語という見えざる参入障壁に守られているわけですが、この参入障壁がかえってソフトウェア産業の国際競争力を弱めていると思います。もしこの参入障壁が破られたら、そのときには日本のソフトウェア産業というのはひとたまりもないかもしれません。でも現在の中国のソフトウェア産業の成長を見ると、それもありえない話ではないように思えます。
では振り返って、日本のソフトウェア産業の優位性は何だろう、というのが今日のテーマです。いったい何でしょうか?
一昔前(10年以上前?)は日本のソフトウェアの品質に対するこだわりが優位性だといわれていた時代がありました。でも今ではそのときの方法論が死に絶えた?のか、それとも単に過剰品質だったのか、そういったこともあまり言われなくなってしまいました。今ではむしろインドのソフトウェア会社のほうがCMMI5とか誇っていますよね。
となると、後はなんでしょうか? 日本が世界のソフトウェア産業に対して渡り合える分野ってあるのでしょうか? うーん、あまり思いつかない…
携帯のJavaVMとか車載電子機器用の組み込みソフトウェア等はあるかもしれません。いずれも「製品」に付属するものであるのは興味深いところです。でもソフトウェア単体で勝負するもので世界に名を馳せるものとなると、知的資産としてのRubyぐらい?しかパッと思いつきません。最近のIT系企業がやっていることは米国の焼き直しが多いと思いますし。
こうやって考えてみると実に寂しいですね。私もぜひ日本発のソフトウェア企業として世界を目指したいです。
投稿日:2007年07月02日 作成者:yasunaka
ちょっと雑談的な話題ですが…
先週の金曜日に愛用しているノートPCのハードディスクが逝ってしまい、修理に出しました。ちょうど3年前に買ったLet’s noteのCF-W2です。
これを買ったのは自分で何か作ってみたいな、と考えていたからでした。それまではNECのLavie MXというノートPCを使っていたのですが(Crusoe+反射型液晶を積んだ11時間稼動モデルです)、このマシンでは何かを作ろうとしても、例えば開発ツールとしてEclipseを使うにはあまりにも非力で画面も小さく(私のは初代のMXなので、SVGAでした)、作りたくても作れる状態ではなかったのです。Lavie MXもそのとき既に買ってから3年以上経っていたので、思い切って買い換えたのがこのLet’s noteです。(そしてこのLet’s noteを使って、夜中とか休みの日とかにこつこつと作ったのがSwingUnitというヤツです)
このマシンは見た目=デザインは正直あまり好きではないのですが、軽く、かつバッテリーが長時間持つので、どこにでも手軽に持っていけるので、非常に重宝しました。また今の会社設立に向けての作業用マシンとしても大活躍してくれました。いわば、私の相棒とでも言うべきマシンです。
そんな愛着のあるマシンですが、普段使うときには私は必ずマウスを挿して使っています。タッチパッドはどうしてもマウスが使えない電車の中とかで使うための非常用にしか過ぎません。やっぱりどうもタッチパッドというのは使いにくいと思うのです。その理由は、
1.ドラック&ドロップがやりづらい。ソフトウェア的に1つの指でドラッグ&ドロップができるようにするモードもあるが、こちらが思ってもいないときにそれが働くのがいやなので使いません。そうすると親指でボタンを押しながらぐりぐりさせることになるのですが、親指からは作用・反作用の法則で上向きの力で押し返されつつパッドから指を離さないようにするという動作はどうもやりにくいと思います。
2.スクロールホイールがない! マウスの真ん中に鎮座するスクロールホイールは私にはなくてはならない機能なのですが、ノートPCにはスクロールホイールがありません。Let’s noteにはこのスクロールホイールに変わるものとして、タッチパッドが丸くなっていて、その周囲を指でなぞることで同じ機能を代替できるようになっているのですが、やっぱりこれとて普通のスクロールホイールの使い勝手の良さにかなうものではありません。
1についてはいつもドラッグ&ドロップをやっているわけではないので、100歩譲るとしても、2は無意識のうちにいつも使うものなので、譲れません。で、私の場合いつもマウスを別に挿して使っている、という次第です。
でも、よくよく考えてみたらなんでノートPCにはスクロールホイールが付いていないのでしょうね? 確かに場所は多少食いますが、今の日本の製造業の技術力ならばお茶の子さいさい(死語?)のはず。Let’s noteにはその昔、トラックボール付きのマシンも確かあったはずだから、絶対できると思うんですけど、どうなんでしょうね?
投稿日:2007年06月15日 作成者:yasunaka
昨日、関東甲信地方が梅雨入りしたと気象庁から発表があったようですが、今日は(今のところ)横浜地方、おもいっきり晴れてますね。
公園のアジサイがきれいです。