XPにアップグレード?

投稿日:2007年08月06日 作成者:yasunaka

先週、デモ用に買ったVistaの載ったノートPCのインストールに苦労したという話を書きましたが、今日はVistaを使ったインプレッションを書きます。というか、書きたくてしょうがない。

というのも、「遅いぞ、こら!」

今回買ったマシンはCore 2 Duoで2GByteのメモリーが載った、最初からVistaに対応している最新機種です。にも関わらず、信じられないくらいすべてが遅い。特に漢字変換の反応の鈍さはたまりません。なかなか変換しないんで、いらいらしてしまいます。あとログイン・ログアウトが限りなく遅い。マシンはActive Directoryのドメインに参加させているのですが、Control+Alt+Deleteキーを押してからログイン画面が出てくるまでにしばらく待ちます。ログアウトも同じような感じで、XPのマシンの倍ぐらいかかっているんじゃないか?って感じです。

VistaのノートPCの場合、電源ボタンを押したときにはデフォルトでスリープ状態(メモリーに電源が供給されたままの低消費電力状態)になるようなのですが、これだとそのまま数日放置するとかなり電池を消費していしまいます。なので休止(メモリーの内容をハードディスクに書き出してから電源をとめた状態)になるように変更したのですが、2GByteのメモリーがたたったのか、実際に休止されるのに結構待たされます。

あとわけがわからんというか、ちょっと呆れたのが、Windowsサーバー上のドライブがネットワークの一覧に表示されないこと。Sambaじゃないっすよ。最新のWindows Server 2003のドライブ。VistaからはLink-Layer Topology Discovery(LLTD)という仕組みが使われているらしく、このLLTDレスポンダがインストールされていないXPやWindows ServerはVistaマシンから一覧で見ることができません。しかもLLTDレスポンダはXP用しかでていない! まあSambaサーバが見えないのは百歩譲ったとしても(あまり譲りたくはない)、なんでWindows Server 2003用がないの?

MSはVistaをビジネス用には売りたくないのだろうか、と勘ぐってしまいました。正直なところ、仕事に使うにはまだ早いのかもしれません。最近、VistaマシンをXPに載せ変えることを「アップグレードする」というらしいですが、うーん、なるほど、ですね…