知本主義

投稿日:2007年08月13日 作成者:yasunaka

私はソフトウェアの仕事が好きです。なぜ好きかというと、もちろん純粋にソフトウェアに対する興味という部分もあるのですが、何よりも魅力的なのは、クリエイティビティ=イノベーションを追求できる世界だという点です。

この分野では次々にイノベーションが起きていて、そのスピードは明らかに他の分野より速いです。ぼやぼやしているとあっという間に取り残されてしまいます。No.1がいつまでもNo.1でいられるとは限らない世界。非常に刺激的で魅力的な分野だと思っています。

従来の資本主義というと、巨大な資本力を持った者が圧倒的な強さを持っていたのですが、ソフトウェアの分野では必ずしも巨大な資本力を持った者が勝者になるとは限りません。新興の小さな会社が起こしたイノベーションにより、あれよあれよという間に成長して巨大な企業を打ち負かす、などという戦国時代さながらのことが当たり前のように起こり得ます。

「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、ソフトウェアの世界では「アイデアは資本よりも強し」だと思います。どんなに資本力があっても、イノベーションを起こすアイデアがなければこのソフトウェアの世界では生き残れない。逆にイノベーションを起こすアイデアがあれば、誰にでもチャンスがある。このフェアな部分がソフトウェア分野の魅力だと思います。

資本主義から知本主義への転換。ソフトウェアの分野から世界を変えていきたいと思いませんか?