Oracleの出したオフィス・スイート「Cloud Office」

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投稿日:2010年12月17日 作成者:yasunaka

仕事柄、気になるニュース。

オラクル、Webベースのオフィス・スイート「Cloud Office 1.0」を発表

これは、Google Appsの対抗馬のようですね。Open OfficeのWeb版って感じかな? Google vs Microsoftの戦いに、さらにOracle参戦ってことか。この戦場の中にはとても入り込めそうにないな。 😕

ちなみに、今まで気づかなかったのだけど、ニュースにはこんなことも書いてある。

だが、Officeとの相互運用性を確保するためにかかるコストもある。Oracleは今年、Open OfficeとMicrosoft Office間でのファイル共有を可能にするODFプラグインを有料化し、価格をユーザー当たり90ドルとした。Open OfficeはOracleに買収されたSun Microsystemsが所有していた製品で、Sunはこのプラグインを無償提供していた。

えー、そうだったの? いつの間にか有料にしていたみたいで、ちょっとびっくり。やはり「マネタイズ」にかける意気込みは、Sunとはだいぶ違う。だからこんなに大きく成長してきたんだろうなぁ。

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MacBook Air すごいっス。

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投稿日:2010年12月12日 作成者:yasunaka

Mac OS X上でのJavaの扱いに結論が出たということで、Mac Book Airを買ってしまいました。で、その感想。

すごいっス。

買ったのは13inchディスプレイの1.86GHz Intel Core 2 Duoプロセッサマシンなので、正直パフォーマンス面は全く期待していなかったのですが、これが早い早い。これがフラッシュストレージの力か!って感じで、感服です。

ぱっと起動。ぱっと終了。これは便利。何をするのにも早いです。

またそれだけでなく、いろいろと心憎い驚きがあります。家にもiMacがあるので、それなりにMax OS Xは知ってるつもりなのですが、改めて新しいMacを触ってみると、電源を入れるとすぐに始まる初回起動時だけのための3Dグラフィックスとか、マルチタッチディスプレイの使い方を説明する画面とか、数え上げていくときりがないぐらい、実にこまごまとした驚きが次々と仕掛けてあることに気づかされます。

「あ~、これは工業製品というよりは一種のポップアートのようなものなのだな」と、感嘆するのと同時に、ちょっと穿った見方をすると、なんで他のメーカーはこのような製品を出せないのだろうと思ってしまいました。

Macのすごさは、一点豪華主義ではなくて、すべてに対して「徹底的に、執拗に」理想形を追及していることではないでしょうか? まあこんなところで、妥協してもしょうがないよね?って感じる部分がないというか、他から与えられたものに満足してしまわないというか。

それを実現するのは、おそらくパラノイア的な、トップ(あの方ね)による追及姿勢によるものなのかもしれません。

少しは見習わねば 🙂

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一極集中と国民性

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投稿日:2010年11月21日 作成者:yasunaka

アメリカではiPhone以外のスマートフォンも結構売れているようですが。

最近電車に乗っていると、本当にiPhone持っている人ばかり目につきます。確かな統計データがあるわけではないですが、日本では今のところ、iPhoneの独り勝ち状態ではないでしょうか?

インターネット・ブラウザの分野では若干下がり気味とはいえ、相変わらずIEが大きなシェアを保っている状態ですが、中でも日本の場合、突出して高いようです。(参考:Top 5 browser

こういう現象って、なにか日本独特な気がします。「長いものに巻かれる」人たち、つまり追従者の比率が多い、という現象です。マーケティングの世界で有名なイノベーター理論でいうところの「レイトマジョリティ」の割合が諸外国に比べ、多いのではないか、ということです。

ベンチャー投資のことを考えても同じです。日本でのベンチャー投資とは、すぐにでも上場しそうなベンチャーに投資することであって、アーリーステージについては全く「論外」です。

そういうのって他にも例が一杯ありそうですよね。何か1つが流行ればみんながそれに追従するという。他の人がやっていることと同じことをしていれば安心というか、間違いないということで、みんな同じ方向を向いてしまう。

こういうのは慎重な国民性を表している、ということなんでしょうか? それとも日本の教育がそうさせているのでしょうか?

でもレイトマジョリティだらけでは、イノベーションの芽が潰されてしまいます。イノベーションのためには、無茶をしてでもトライするイノベーターや、他の人とは違う価値を求めるアーリーアダプターの存在が不可欠なんです。

人口が減り、急速に高齢化社会への道を歩む日本が世界的に競争力を保ち続けるためには、こういう部分の意識改革から始めなければならないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

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OS X向けJavaはOpenJDKベース!

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投稿日:2010年11月15日 作成者:yasunaka

少し前に「Apple、将来版Mac OS XにJavaを搭載しない可能性」というニュースが流れていて、ありゃ?と思っていたのですが、12日になって「Oracle and Apple Announce OpenJDK Project for Mac OS X 」という、うれしいニュースが。

よかった! これからもMac OS XはJavaのプラットフォームであり続けるわけだ。

このニュースを喜んだJavaのプログラマは結構多いと思う。Javaの開発者の中でも、Mac OS X上で開発している人にはこだわり派の人が多い気がする。JavaOneとか行くとMac持った人の割合が異様に多いらしいし。

将来が保障されたということで、crossnoteもMac OS X対応できる環境が整ったということ。ただ、今のままでは対応できず、ベースのEclipse RCPのバージョンを3.3から3.6に上げる必要があるのですが、Windows 7 64bit対応等も考えると、3.6へのバージョンアップは必然なので、いずれMac OS Xへも対応したいですね。

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HTML5でようやくSVGが日の目を見る

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投稿日:2010年11月13日 作成者:yasunaka

各ブラウザがHTML5対応を進めていますが、その一環で、ようやくSVGが日の目を見ることになりそうです。約10年の年月を経て、ようやく日の目を見るなんて、技術の世界ではあまりないことかもしれません。

SVGそのものはHTML5の規格そのものではないですが、まとめて扱われることが多く、実質HTML5の一パーツとして重要な意味合いを持ってきているようです。今まではIEが非対応だったのが痛かったのですが、IEも9からは対応するらしいので、HTML5であればほぼ使えると考えて良いようです。

これはうれしい。

crossnoteでも、図形の内部フォーマットとして一部にSVGを利用しています。なのでSVGにはとても親しみがあるんです。SVGを採用したのは「Web標準」だから、という理由なのですが、標準にも関わらず実質標準ではない状態が長らく続いていたので、ちょっとやきもきしていました。

Wordの図形データを扱うときはVMLなのですが、こちらは規格が複雑すぎる気がします。(正直、よくわからない部分があります) 結果として実際に「やってみないと」結果が予測できない場合があるのに比べ、SVGはシンプルで、結果が予測しやすというメリットがあります。

シンプルが一番、ですね。

ちなみにXMLタグ機能を使って図形データをExportすると、SVGのフォーマットで出力することができますよ。(ただし図形データの中身がイメージデータしか無い場合には、そのオリジナルのフォーマットで出力するようにしています)

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crossnote ver 1.4.7リリースしました

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投稿日:2010年11月03日 作成者:yasunaka

昨夜、crossnote ver 1.4.7をリリースしました。前回のリリースが6月末だったので、4か月ぶりのリリースです。今回のバージョンアップの目玉はタスク機能の追加です。

タスク機能とは、スクリプティングによりcrossnoteに機能追加するための仕組みです。例えば金融レポートを定期的に作成するような場合に、マーケットデータをXMLデータとして取り込んで、テンプレートから新規ドキュメントを作成し、定期レポートのひな型をデータが入った形で作成する、などといった動作を自動化できるようになりました。

タスク・メニュー

crossnote上ではWordやExcelのマクロとは異なり、タスクを独立した1つのドキュメントとして扱っています。他の通常のドキュメントと同様にタスクを編集したり、必要に応じてテンプレート登録したり、配布したり、などといったことが行えます。タスクを定義するためのスクリプティングにはJavaScriptを利用します。

タスクのJavaScriptエディタ

セキュリティにも配慮し、タスクはプロジェクトにおいてタスクの編集権限や実行権限をもった人でなければ、編集や実行を行うことができません。

詳しくはこちらをどうぞ。

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将来版Mac OS XにJavaを搭載しない可能性?

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投稿日:2010年10月25日 作成者:yasunaka

なんか最近、Apple周りは変なニュースが多いな。

Apple、将来版Mac OS XにJavaを搭載しない可能性

ニュースには「もしも搭載されなくなった場合、ユーザーがJavaを使うにはサードパーティーのランタイムを入手しなければならない。」って書いてあるけど、Macで動くJavaVMって事実上、Appleが提供しているもの以外にはないはず。もしOracle(旧Sun)がJREをMac OS X用に提供するなどしなければ、MacではJavaが使えなくなってしまうってこと。今までSunがMax OS X向けにはJREを提供してこなかったことを考えると、期待薄だ。(追記:OracleがMac OS XのJREを提供するという話も一応あるようですね… まだわかりませんけど。)

これは勘弁してほしい。

Appleはまたなんで、わざわざ自分のOSをどんどん他のプラットフォームから遠ざけてしまう戦略をとるのだろう? Javaで動作するビジネスアプリはMacで動かなくても良い、という判断なのでしょうか?

先日出たAirMac、魅力的だったのに。落ち着きどころが見えるまでは買えない…

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なんでWindows Live Essential 2011が重要な更新なの?

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投稿日:2010年10月22日 作成者:yasunaka

今日、Windows 7のマシンを立ち上げたら、Windows Updateの重要な更新として、Windows Live Essential 2011(KB2434419)が設定されていました。

Windows Live Essential 2011って、バグFIXではなく機能追加(なんでも消費者向けのクラウドサービスの仕組みらしい)なのだと思うのですが、なんでこれがWindows Updateの「重要」扱いなのでしょうか? 「オプション」なら話はわかるのですが。

サイズも157.9MBと馬鹿でかく、これを半ば更新必須扱いの「重要」に指定している意味がわかりません。まあ、Microsoftにとっては「重要な」更新なのかもしれませんが、使う側からしたら入れる、入れないの選択の自由があってもいいはず。(仕事で使うPCに消費者向けのクラウドサービスの仕組みは要らないように思えます)

そうでなくてもWindowsの更新が多くて、少しうんざり気味です(過去ブログ参照)。機能が追加されれば、その追加機能に含まれるバグのFix更新が発生する可能性が高まり、余計に更新回数を増やすだけなのですから、機能の追加はWindows Update上、「オプション」扱いにすべきだと私は思うのですが、どうなんでしょうかね?

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Webとアプリ

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投稿日:2010年10月21日 作成者:yasunaka

少し前まで、PCのアプリケーションはどんどんWebアプリ化されて、いわゆる従来のアプリケーションはもう時代遅れ、という感じで扱われていました。リッチクライアントなんて言葉も生まれましたが、Webアプリ化の流れには抗しがたいものを感じていました。

それが、スマートフォン周りは逆に、Webアプリよりも「アプリ」、つまりネイティブアプリケーションの方がもてはやされている気がします。例えば私はGoogleカレンダーを使う際、iPhoneからブラウザ版のカレンダーを使う気にはなりません。まず間違いなく、ネイティブアプリのカレンダーを利用します。そしてGoogleカレンダーとはネイティブアプリから同期を取る、という方法を選択すると思います。

なぜか? それは、使ってみりゃすぐわかること、です。

一番感じるのはWebアプリの遅さです。安定して高速な通信環境が使えるPCと異なり、スマートフォンの場合、常に早く通信できるとは限りません。さらに電池の持ちとの絡みで、あまりパイパフォーマンスなCPUを使うことができないために、レンダリングスピードが遅いというのもスマートフォン上のWebアプリの弱点です。

このような携帯端末ならではの条件がWebアプリではなく、アプリを選択させる結果となっているのでしょう。

ただ、同様のことはある程度はPCでも言えるでしょう。新しいブラウザーはJavaScriptインタープリターのスピード競争の場となっていますが、このことがことさら強調されるのは、今現在のWebアプリのスピードが、条件の良いPC上で使っている場合でも決して満足のいくパフォーマンスになっていないからだと思います。

この先さらにパフォーマンスが改善されるかもしれませんが、どう頑張ってもネイティブアプリのスピード感には勝てません。(作りによる部分もありますが) 例えばこのブログのシステムもWebアプリですが、結構遅くてイライラすることが多々あります。比較的長時間作業をするワープロのようなアプリであれば、ほぼ間違いなくネイティブアプリを選択すべきなのかもしれません。

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