投稿日:2010年10月18日 作成者:yasunaka
iPhoneを使っていまいちだな、と感じている機能にメモがあります。メモはPCからも入力したいのですが、標準の機能ではそれができません。Mobile Meとか使えばもしかしたらできるのかな? でもMobile MeはWindowsのアプリケーションがOutlook固定なので、あんまり使いたくないんです。
で、話は少しずれるのですが、この前実施したホームページの切り替えの際、同時に会社のメール環境を一新してIMAPが使えるようにしました。このIMAPはPOP3に比べてかなり秀逸で、さまざまなPC間でメールの振り分け結果を同期して使うことができます。どこかのPCでいったんメールを振り分けたら、どこで見ても同じ振り分け結果になるのです。つまりIMAPによって、メールの状態が自動的に同期されます。
で、このIMAPに切り替えたことで副次的な効果があったのですが、iPhoneのメモはiOS4からこのIMAPに対応してたんですね。なので、iPhoneのメモで書いたことがThunderbirdで参照できるようになりました。これはすごい! というこで、このメモをThunderbirdで編集できるアドインを探したのですが、これが適当なのがないんです。残念。
アイデアメモを入力する媒体としては、ぜひiPhoneからもPCからも入力できるようにしたいんです。Evernoteもあるのですが、明示的に同期しなければならないのと、PC版の動作が遅いのとで、アイデアメモを残すためもツールとしてはちょっと使い勝手が悪い。
で、しばらくあきらめていたのですが、最近あることに気付きました。メールの下書きです。
メールの下書きも、IMAPを使っていればすべてのマシンで共有されるのです。つまり、iPhoneで書いたメールの下書きを、PC側でも修正できるんですね。これは便利。
っていうか、もっと早く気付くんだった。
投稿日:2010年10月11日 作成者:yasunaka
たまにしか使わないノートPCがあるのですが、このPCの電源をいれると、Windowsを始め、Anti-Virusソフトやブラウザなど、さまざまなアプリケーションのバージョンアップが走ります。今日、そのPCを立ち上げたのですが、全ソフトウェアのバージョンアップに約1時間弱かかりました。
ま、だいぶ古い(5年以上前)のノートPCなので、しかたないのかもしれませんが…
この間、再起動とかも必要なので、そのPCでは本来のやりたいことができません。セキュリティのことを考えると、ソフトウェアのバージョンアップは必ず必要だと思いますが、さすがに1時間はないな~。
中でも、.NETとiTunesのバージョンアップが特に時間がかかりました。.NETはたった1つのセキュリティ・パッチを当てているだけなのに、なんでこんなに時間がかかるのだろう?
ちなみにCPUが非力なはずのiPhone 3GSのアプリケーションも同時に横で3つバージョンアップしたのですが、ほんの一瞬で終わりました。しかも手間暇かからず。このままじゃあ、個人が利用する情報デバイスがどんどんPCからスマートフォン系OSにシフトするのは自然な成り行きなのかもしれません。
投稿日:2010年10月09日 作成者:yasunaka
OracleがGoogleに対し、買収したSunの資産であったJavaに関する特許を基に、Androidが特許侵害だと訴えているニュースが8月に流れていました。
そして昨日、それに応酬する形で、Google側がOracleの「Androidが著作権侵害」申し立てに異議というニュースが流れてきました。
いずれにせよ、ひとつ強く感じたことは、なんでSunは買収されてしまったのだろう、ということです。私は長年金融業界のシステムを担当していましたが、Sunはこの業界では昔からとてもなじみのある会社で、技術主導のイメージが強く、エンジニアの立場からすると非常にSympathyを感じる会社でした。私のイメージにおけるSunという会社は非常にオープンで、エンジニアにとってはとてもよい会社だったように思っていました。
そういえば昔、1990年代の中ごろだったかな? Sunがもっとも伸びた時期、SunがIBMを凌駕するという記事をNewsWeekかなにかで特集していたのを電車の中刷り広告で見て、「すげ~~~」って思ったのを昨日のことのように覚えています。
しかし、SunはOracleに買収されてしまいました。結果、Sunの時には例え不快に思っていても見て見ぬふりをしていたJavaに関するソフトウェア特許紛争を、Oracleの弁護士達はここぞとばかりに始めてしまいました。これは企業文化の違いによるもの、でしょう。
Sun, Come back!!!
投稿日:2010年10月07日 作成者:yasunaka
なんでこんなに円高? って思ってしまう。
日本の景気は良くないのに。株価はリーマンショック以降世界的にもっとも低パフォーマンスに甘んじているし、金利もほぼ0だし。国債を発行しまくっているから、信用力だって疑問符が付いているのに。
経済的にも、人口増加率を見ても、成長率を考えても、明るい話題が少ないのに。
それなのに、なんでこんなに円高に?
流れ込んだ世界中の投機資金は、円で一体何を買っているのでしょうね? 為替だから、行って帰ってこないと利益が確定しないし。上がったところで確定売りをすれば、それが一応は抑止効果になるはずなのに。上がり続けるっていうのは不思議。
これは単に雰囲気というか、単に「傾向」でこうなっているだけ?
この円高のうまい使い方はなんなんでしょうね?
投稿日:2010年10月06日 作成者:yasunaka
最近学んだこと。
経営者には「執拗さ」が重要だということ。ねちっこく、ということではなく、決めた目標に対して、徹底的に、あくなき追及する姿勢が大切だ、ということ。
大切なのは机上のビジネスモデルではない。
投稿日:2010年10月03日 作成者:yasunaka
日曜日の早い朝にも関わらず、視聴率を稼いでいる「がっちりマンデー」という番組があります。私も好きで、毎週録画して見ているのですが、今週の「がっちりマンデー」は「すご局様」というテーマでした。なんとも不思議なテーマですが、要するに女性の社会進出に関する話です。
出てくる女性の方は皆さん、非常に生き生きと活躍しているようで、見ていてとても気持ちがいいものです。そして同時に感じたのが、誰もが「現場主義」というか、現場での経験をとても大切にしているな、ということです。
専業主婦からアルバイトとしてスタートしている人も多く、そこから徐々に活躍が認められ、管理職の立場になっていくというのはまさに成功ストーリーそのもので、とてもカッコいい話なのですが、これを可能にした大きな要因として、アルバイトなどの経験を通じて「現場をよく知っている」ということが大きいのでしょう。
多分これは、どの職場でも同じような部分があるのかもしれません。もちろん現場を知らずにいきなり管理の仕事を行ってもうまくできる人もいるのかもしれませんが、現場をよく知っている人の意見というのは、説得力がぜんぜん違うのだと思います。
現場を知ることの大事さを再認識させられた番組でした。
投稿日:2010年09月30日 作成者:yasunaka
1.クラウドは国境を超える。
高速なインターネット回線さえあれば、サーバーはどこにあっても構わない。また複数の国をまたいだコラボレーション作業も容易。
2.クラウドは会社を超える。
会社間のコラボレーションを実現したいとき、案件ごとにサーバーを自社内に立てるのは効率的ではないし、会社間で不均衡が発生する。広く一般に使えるコラボレーションとして発展するためには、インフラとしてのクラウドからの提供がベスト。
3.クラウドは個人活動の壁を取り除く。
どこにいても、いつでもアクセスできることで、個人活動の壁を取り除いてくれる。
逆はどうだろう?
A. 国境を越えたコラボレーションの進展は、クラウドの進展を後押しする。
B.クライアント・サーバーでは越えられなかった会社の「壁」を、クラウドは易々と超えることができる。
C.個人がもつさまざまなガジェット(PCや携帯、スマートフォンなど)間でデータを同期させたいと思った時、自然にクラウドが選択されるだろう。
投稿日:2010年09月29日 作成者:yasunaka
ここのところずっと、ホームページに表示される会社の標語を切り替えたいと考えていました。弊社のホームページを開くと、かわいい女性のイラストの右側に「Synchronize Your Brain」って表示しているんですが、イメージ先行で正直なところ意味がよくわからない言葉ですよね。これは以前のホームページに表示していた標語をそのまま持ってきたものなのですが、いかがなものかな?と。
一応 update it, Inc.なので、 Synchronize~なのですが、それが何を意味しているのかが見る人からは不明だろうな、と作った本人(俺だ、俺。)が思っていました。
会社の方向性を表す、ブレのない言葉を選びたい。そう考えていたのですが、ようやく候補の言葉が見つかりました。
Borderless
あまり説明の必要のない単語だと思いますが、一応言っておくと、「境界のない」という意味です。
そう、当社が目指す方向とは、Borderless な「世界」だと。(「世界」と括弧を付けて表現したのは、ここでいう世界とは、必ずしも国同士の境界のことだけではなく、もっと一般化した「世界」だということを表現したいからです)
いきなり話が飛ぶのですが、クラウドがこれだけもてはやされている一番大きな理由は、私はBorderless化だと考えています。会社や組織などの枠組みを超えて、さまざまな人々が自由に自在に結びつきあえる仕組み、個人が場所という縛りを超えて、さまざまなところで利用できる仕組み、こういった「障害を取り除く方向性」をすべて、Borderless化と表現できるのではないか、と考えたのです。
当社が提供するcrossnoteとは、BorderlessなCollaborationを実現するためのプラットフォームであると。そして世の中をBorderlessな方向に持っていくのが、当社の進む道だと理解しました。
ということで、 Borderless 指向な会社、update it, Inc.を今後もよろしくお願いいたいます。
投稿日:2010年09月26日 作成者:yasunaka
今まさに見ているのですが、土曜日の夜はテレビ東京のJCDとTBSのCDTVをよく見ています。いろいろなジャンルの曲がごちゃ混ぜに聴けるので、いい刺激になっています。(もちろん好きなジャンル、嫌いなジャンルはありますよ)
それらの番組を視聴していて思うのは、曲だけを聴いていると、単にジャンルの好き嫌いを超えて、なぜそれが売れるのかが私には分からないものが多いな、ということです。(こんなことを書くと、「上から目線」なんて突っ込みを受けそうですが…)
当たり前のことなのでしょうが、曲が売れるというのは、曲の面白さ、良さだけでなく、プロモーションの良さとか、人気とか、それ以外の要素に左右される部分が多いということなのでしょう。
そもそも曲の良さなどというものは、非常に個人的尺度であり、一般化が難しいものです。より多くの人にいい曲だと認識してもらうためには良いプロモーションをして認知してもらわないことには始まりません。でも大量にプロモーションされている曲がすべていい曲かというと、当然そうとは言い切れません。
結局のところ、ビジネスとして成功するのは「成功の方程式」にのっとった、いわば売れる方法が明確になっていて、その路線上に乗っているもの、ということになってしまいます。いわゆる「売れ線」が売れるという、至極当たり前のことで、テレビの時間が占有されるのでしょう。
ビジネスとして音楽を捉えるとそれは当然のことかもしれませんが、よくよく考えてみると売り手側の論理に聴き手側が踊らされているだけのようにも思えます。そしてすぐに消費され、流行の終焉とともに忘れ去られてしまうというのがお決まりのパターンです。
それはそれで否定はしないのですが、そうではない、売るための方法が明確ではなく、たとえマス・プロモーションからは外れていてもいい曲を作り続けているようなクリエーター・アーティスト達は数多くいるはずです。彼らは現在価値こそは低いかもしれませんが、その将来価値にかけてみるような、そんな場があるといいな、なんてことを、番組を見ながらぼんやりと思いました。
投稿日:2010年09月25日 作成者:yasunaka
ちょっと思うところがあって、出先でも会社にある書類を見たい、などといったことを実現する方法について考察してみました。このようなニーズは結構多いと思いますし、実際に実現する方法はいくつか考えられます。
まず一番簡単な、かつ誰でもやっていそうな方法 「書類をコピーしてノートPCを持ち歩く」。この方法はある意味確実なのですが、例えば出先で変更した内容を社内側に反映し忘れて、書いたはずのことが消えてしまったり、会社側での変更を取り込み忘れたりなど、書類が一元管理されないことによる問題が起こります。
この問題を華麗に解決するのが、VPN+リモートデスクトップです。VPNで会社に接続し、リモートデスクトップで社内のPCにログインして使用すれば、書類は会社のサーバ上で編集するので一元管理されますし、ノートPCにドキュメントが残らない分、セキュリティ的にも優れているといえます。
このVPN+リモートデスクトップという方法は外から使いたい人が同じ会社の人だけの場合には、当面最強のソリューションのように思えます。しいて問題を言うならば、接続回線が遅いとリモートデスクトップでの操作が遅くなって辛い、という点でしょうか。
ただ、この方法がうまくいくのは前提条件「外から使いたい人が同じ会社の人だけの場合」が成り立つ場合です。社外から使いたいという人が別の会社の人(で、かつその仕事だけの関係のような人)のような場合には、そのような人をVPNを通じて社外のネットワークに接続できるようにしてしまうのは通常、セキュリティ的に問題が大きいといえるでしょう。
つまり会社を跨いだコラボレーション作業にはこの方法はとりにくく、この点がVPN+リモートデスクトップというソリューションの弱みでしょう。
この制約条件を取り払うのがクラウドによる書類の連携です。例えばGoogle Docsを使えば、クライアント側にダウンロードして使わない限り、書類が一元管理されます。弊社のcrossnoteを使えば、Excelファイルをダウンロードして使うような方法でもインターネット越しにセキュアに一元管理することが可能です。
「外から使いたい人が同じ会社の人だけ」という制約条件が成り立つ場合はVPN+リモートデスクトップ、「社外の人ともコラボレーション」という場合はクラウドを使ったソリューションを、という結論でした。