読むと得するマニュアル?

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投稿日:2008年01月11日 作成者:yasunaka

昨日のマニュアルの話しの続きなのですが、どんなマニュアルは読みたいと思うのでしょうか?

一般には絵や図が多いこととか、適宜表などを用いてきれいに整理されていることとか、言われていると思います。でも、いくらきれいにまとめられていても、ぜんぜん頭に入ってこないマニュアルが巷に溢れています。(単に私の頭が固い、というのもあると思いますが)

たまに、お、これは、と思うマニュアルもあります。でも、そういうマニュアルは、そもそもその対象物(製品やシステム)がすごくいいもので、その内容を知りたいと思う強い意志が働くので興味がわきやすい場合が多いように思います。そういう場合には、ちょっとカッコいい図で説明されていると、それだけでもうイケてる、と思ってしまうのです。

では読み手がそれほど強く対象物に思い入れがない状態で、お、これは、と思われるマニュアルにするにはどうすべきか? 私なりに悩んでいるのですが、「読んで得した!」と思わせるマニュアルというのはどうでしょうか? 単に読み手に対し、聞かれたことを答えるだけではなく、+αの知識を提供する、そんなマニュアルです。

ちょっと薀蓄が入っている、とか、気の利いた説明があるとか、その周辺のことについて、頭を整理してくれるようなマニュアルです。ウザいですかね?

今書いているマニュアルが果たしてその領域にたどり着けるかどうかはわかりませんが、私なりにTryしてみようと思っています。

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マニュアルに何を求める?

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投稿日:2008年01月10日 作成者:yasunaka

少し前のブログで書いたように、crossnoteのマニュアルを準備中です。マニュアルを書いていて少し思ったことなのですが、皆さんはマニュアルに何を求めていますか?

思えば昔、OSのマニュアルなどは、1冊の厚さが結構あるような本が何十冊もセットになっていました。その当時、これを全部読む人はいるのだろうか? とか、もし読まずに知らないことがいっぱいあった状態で、何かとんでもないことをしてしまったらどうしよう、などと今考えるとつまらないことを考えていました。

実際、誰からも読まれずに消えていったマニュアルも多かったと思います。

マニュアルって一杯あると、まずその中のどのマニュアルに目的のことが書いてあるのかを探し出すのに苦労します。これはマニュアルが電子化された今でもあまり状況は変わらないのではないでしょうか?

あともうひとつ、技術系のマニュアルを読んでいてよく腹立たしく思うこととして、使っている用語がチンプンカンプンだ、というのがあります。なんだかよくわからない用語がいっぱいちりばめられていて、それらの用語の定義や意味の説明もなしに、操作方法だけが書いているようなマニュアルを読むと破って捨てたくなります。

そこで、crossnoteのマニュアルの方針は、こうしました。

1.マニュアルは薄ければ薄いほど良い!

2.用語はきちんと説明しよう

1つ目は読みきれる量のマニュアルを用意しよう、ということです。些細なことが一杯詰まった、でも誰からも参照されないマニュアルではなく、とりあえず最低限のこと、知っておくべきことだけをまとめて書いたマニュアルを目指したいと思います。

2つ目は、操作を書くのが目的ではなく、背景の概念や意味を説明するようにしよう、ということです。マニュアルに求めるのは、操作方法ではなく、その意味を知りたいのではないかと。

どうでしょうか? よろしければ皆さんのご意見といただければと思います。

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知識の裏づけ

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投稿日:2008年01月09日 作成者:yasunaka

今月の日経新聞の私の履歴書では、全FRB議長のアラン・グリーンスパンさんが書いています。今日でまだ8日目ですが、むちゃくちゃ面白いです。

グリーンスパンさんの非常に緻密な分析力というのは、若いときのミクロ経済分析で培ったもののようですが、とにかく徹底的に調べ上げ、専門的なことまで自分で理解し、できるだけ現場から正しいデータを大量に集め、それを元に分析する、という分析スタイルが成功への流れを作ったのだと思います。これだけ徹底的に調べ上げているので、皆が信頼を寄せ、長きに渡り世界の金融の世界の番人になりえたのだと思います。

数日前の回に書いてあったのですが、なんと彼はそういう分析の一環として、以前はコンピュータを理解するためにプログラミングもやっていたそうです。でも今は複雑になりすぎで、理解できなくなり、フラストレーションがたまっている、と書いていました。しかし、すごい。日本のシステム開発のプロジェクト・マネージャーの中にはプログラミングをやったことすらないって人がいるのに、です。

振り返ってみると、残念ながら私の分析力はまだまだ甘々です。物事を徹底して分析できているか? どれだけ把握できているか? もっともっと徹底して調べ上げ、裏づけをとる「くせ」を付けていかねばなりません。

できるだけ広い範囲において、徹底的に理解すること、客観的な事実で物事を把握すること、などなど、今後経営者としてぜひ実践していかねば、と心しました。

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手書きのメッセージの重さ

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投稿日:2008年01月08日 作成者:yasunaka

雑談ですが、年賀状をやり取りしていて気づいたことを書いてみます。最近では徐々に年賀状のやり取りが減ってきているようですが、そうはいっても年賀状でしかやり取りできない人もいるので、そうそう止めてしまうわけにはいきません。

昨年の年賀状の時には、忙しくて手書きのメッセージを添えずに出してしまっていました。今年は(汚い字ですが)手書きのメッセージを添えるようにしました。というのも、自分が年賀状を受け取ってみると、結局手書きのメッセージ欄にばかり集中して読んでいることに気づいたからです。

たいしたことが書いてあるわけでなくても、手で書いてあるメッセージというのは、いわば「自分に向けられたメッセージ」になっているわけで、それが重要なのだと思います。

相手に情報を伝えるときに、相手に向けたちょっとした一言を添える、たったそれだけのことだけで、その情報のもつ意味や、伝わり方が変わるのかもしれません。

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オーケストラとシステム開発の類似点その2

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投稿日:2008年01月07日 作成者:yasunaka

以前、同じタイトルでオーケストラとシステム開発の類似点というのを書きました。ドラッカー名言集の中の言葉で、「オーケストラが明日の組織のモデル」というのを紹介して、それとシステム開発プロジェクトとの類似性を書きました。「高い専門性をもった人たちが調和して進めるプロジェクトスタイル」こそが、明日の組織のモデルであり、それを具現化しているリファレンスとして、ドラッカーさんはオーケストラを紹介しているのですが、私はシステム開発も同じだ、と考えています。

さて、いきなりテレビの話で恐縮ですが、私はクラッシックファンで、「のだめ」というドラマが非常に気に入っています。先週末、その「のだめカンタービレ」のドラマスペシャルがあるということで、非常に楽しく見ていました。

このドラマの主人公は男女の二人いて、男性側の主人公は指揮者を目指しています。今回のドラマスペシャルの1回目では、その指揮者を目指す男性側の主人公が指揮者コンクールに出て、オーケストラのメンバーとの確執などを通しながら最後はうまく纏め上げてコンクールに優勝する、というストーリーだったのですが、その最後にうまく纏め上げることができた最大の秘訣は、直接この言葉をドラマで使っているわけではありませんが、Respectすること、でした。

プロフェッショナルの集団をうまくまとめるための秘訣とは、互いにRespectし合うこと、またそうできるように、切磋琢磨し、自分を磨き上げておくことなのだと、私はこのドラマを見て感じました。

振り返ってシステム開発の現場も様々な役割をもったプロフェッショナルによる集団であり、プロジェクトマネージャーというコンダクターの下、システムを作り上げる作業に一致団結して望まなければなりません。ぜひこのドラマのオーケストラのように、Respectし合えるようにしていきたい、と強く感じました。


あけましておめでとうございます

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投稿日:2008年01月04日 作成者:yasunaka

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さっそくですが、私の今年の抱負を書いておきます。

1.crossnoteをより多くの人に知ってもらう

2.海外の企業との契約を増やす

3.crossnoteの使い勝手の向上に努める

4.2008年末までに契約利用ユーザライセンス数 3,000 を超える

なかなか高いハードルもありますが、これらの目標を超えられるよう、精一杯がんばっていきたいと思います。

また、今まで以上に皆さんとの強い関係を築いていきたいと思います。叱咤、激励、提案、いずれも大歓迎ですので、皆さんの応援をよろしくお願いいたします。

タグ 雑談

今年も1年ありがとうございました

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投稿日:2007年12月28日 作成者:yasunaka

今年ももう暮れになりました。今日で仕事納めの方が多いのではないでしょうか?

私はこの1年間はほぼcrossnoteの開発に全て費やしました。非常に困難に思えた時もありましたが、なんとか前に進めるようになりました。大変でしたが、非常に大きな意義のある1年でした。

来年は大きな実を結ぶように、がんばりたいと思います。
この1年間、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

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検索システム以外に探す方法は?

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投稿日:2007年12月27日 作成者:yasunaka

昨日の新聞の夕刊に「厚労省」をGoogle検索すると別のサイトがトップにでるというニュースが流れていました。非常に利用率の高いGoogleでこのような現象が出ると、セキュリティ的に非常にまずいことが起きそうです。

今回のケースが悪意を持って行われたものかどうかはわかりませんが、検索という行為から目的のサイトにたどり着くという仕組みは、間接的なアクセスで探し出す方式であり、そもそも結果が保証されたものではないことに留意する必要があるでしょう。

昔はインターネット版イエローページというのがあったと思います。またYahooは昔は人間によるディレクトリーの編集作業をしていました。残念ながら昨今のインターネットの爆発的な普及に対して、このような人手による登録というのは追いつかないという問題がありました。

キーワード検索ではない方法として、携帯のi-Modeには公式のメニューページの仕組みがあります。公式メニューからたどり着くサイトの場合、ドコモがそのサイトの安全性をそれなりに保障しているので安全です。この方式ではどの企業を公式メニューに載せるかの判断をドコモが握ることになる、という問題をはらんでいますが、直接的に(キーワード検索に頼らない方法で)目的のサイトにたどり着く方法としては参考になると思います。

もうひとつ参考になると思うのが、いわゆる電話帳です。電話帳には名前と住所などから電話番号を引くことができます。キーワード検索に比べると結果の信頼性は高いのではないでしょうか?

いずれの方法も、残念ながらインターネットにはまだ存在していません。当面はキーワード検索が主流なのでしょう。でもいずれは、キーワード検索に変わる、もっと直接的にアクセスできる手段が生み出されてくるかもしれません。

タグ システム

クラウド・コンピューティング?

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投稿日:2007年12月26日 作成者:yasunaka

「クラウド・コンピューティング」ってなんだかわかりますか? また、新しい言葉が出てきたようですね。「Firefoxもクラウドコンピューティング対応」という記事が流れていたので、気になりました。

雰囲気的にはSaaSのモデルに似ていて、さらにPCだけでなく、携帯など、様々なデバイスからでも利用可能で、かつユーザの設定やデータなどが、たとえPCを変えても同じように利用できるというのがポイントのようです。さらに人によっては広告によって収入を得るビジネスモデルが入っていなければならない、という人もいるようですね。

いつでも、どこでも、自分が普段使っている状態で利用できるのであれば、これは非常にいい仕組みです。

残念ながらcrossnoteはまだクラウド・コンピューティング対応ではありません。仕組み的には近いところまで行っているのですが、今のバージョンでは残念ながら、あるPCで作業した後、他のPCで同じIDで続けて作業することができません。

将来的には「自己マージ」という機能を用意して、同一のIDで複数のPCで利用できるように修正していきたいと思っています。こうすると、例えば自社のデスクトップPCでやっていた作業の続きが、客先のPCや、手持ちのノートPCでも出来るようになるわけです。

タグ システム

オブジェクト倶楽部のイベントに行ってきました

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投稿日:2007年12月25日 作成者:yasunaka

先週の金曜日はオブジェクト倶楽部のイベントに行ってきました。いろいろな企画があり、面白かったです。(それでブログを休んでしまいました。すみません)

一番感心したのは、ライトニング・トーク(LT)といって5分間のプレゼンテーション・コーナーがあるのですが、出てくる皆さん、非常にうまい。プレゼンテーションソフトによるビジュアルをうまく使い、シンプルに、かつ非常にテンポ良くプレゼンテーションを進めています。笑いのツボを押さえている人も多く、それがさらにプレゼンテーションに魅力を加えていました。

ちなみに今回のLTを見ていて、いくつかのパターンを発見しました。

1.文字がでかい。
言いたいことをできるだけシンプルに訴えるためには、でかすぎるほとでかい文字が効果的なようです。

2.漫画を利用する。
自分の訴えたい感情を、本来はぜんぜん関連性のない漫画の一こまを利用して説明している人が多かったです。「なんでここでこの漫画がでてくる?(笑)」

3.「落ち」を用意しておく。
プレゼンテーションとしては、非常に高等な技ですが、これがあると印象がだいぶ違うようです。

あのプレゼンは、内輪だから面白いのでしょうか? もし外向きの、例えばセールスのプレゼンテーションや、会社の企画会議であれをやったら、やっぱりまずいのでしょうかね? (結構面白いかもしれませんよ。結果は保証しませんが。)

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