オーケストラとシステム開発の類似点その2

投稿日:2008年01月07日 作成者:yasunaka

以前、同じタイトルでオーケストラとシステム開発の類似点というのを書きました。ドラッカー名言集の中の言葉で、「オーケストラが明日の組織のモデル」というのを紹介して、それとシステム開発プロジェクトとの類似性を書きました。「高い専門性をもった人たちが調和して進めるプロジェクトスタイル」こそが、明日の組織のモデルであり、それを具現化しているリファレンスとして、ドラッカーさんはオーケストラを紹介しているのですが、私はシステム開発も同じだ、と考えています。

さて、いきなりテレビの話で恐縮ですが、私はクラッシックファンで、「のだめ」というドラマが非常に気に入っています。先週末、その「のだめカンタービレ」のドラマスペシャルがあるということで、非常に楽しく見ていました。

このドラマの主人公は男女の二人いて、男性側の主人公は指揮者を目指しています。今回のドラマスペシャルの1回目では、その指揮者を目指す男性側の主人公が指揮者コンクールに出て、オーケストラのメンバーとの確執などを通しながら最後はうまく纏め上げてコンクールに優勝する、というストーリーだったのですが、その最後にうまく纏め上げることができた最大の秘訣は、直接この言葉をドラマで使っているわけではありませんが、Respectすること、でした。

プロフェッショナルの集団をうまくまとめるための秘訣とは、互いにRespectし合うこと、またそうできるように、切磋琢磨し、自分を磨き上げておくことなのだと、私はこのドラマを見て感じました。

振り返ってシステム開発の現場も様々な役割をもったプロフェッショナルによる集団であり、プロジェクトマネージャーというコンダクターの下、システムを作り上げる作業に一致団結して望まなければなりません。ぜひこのドラマのオーケストラのように、Respectし合えるようにしていきたい、と強く感じました。