投稿日:2011年03月03日 作成者:yasunaka
EVのベンチャー、ゼロスポーツが日本郵便との契約問題で倒産というニュースの件ですが、日本の将来を暗くするような内容ですね。ニュースを読んだときの第1印象が
「石橋を叩いて、叩き割った」
ということ。つまりリスクヘッジをしているはずが、逆にリスクを増大させる行為になっているこということです。まあ実際、「お堅い組織」の中ではよくあることの気がしています。
叩き割った人は、おそらく自分は正しいことをしていると思っているのではないでしょうか? こんなことをした結果、損をするのは自分達だということがわかっていないんでしょうね。
もし、大局を判断できる人がいたら、こんな事態にはならなかったのでは? リスクヘッジって、そういう考えで取り組まないと、真のリスクヘッジにはならないのに。相手がベンチャーだとわかった上で、どう取り組むかという基本ラインをはっきり持たないまま、最後の最後でいきなり大組織の論理を押し付けたところで、うまくいくわけがありません。
こんな事件が起こる日本では起業するな、というのが結論ですか?
投稿日:2011年02月27日 作成者:yasunaka
最近、あるところで「ソフトウェアは劣化しない」という内容の話を読みました。一度作成されたソフトウェアは長年使い続けても磨り減ることもなく、使い続けることができるという話です。確かに物理的なものとは違い、ソフトウェアは物理的な磨耗とか、化学的な経年変化とか、そういうものとは無縁ですが、でもソフトウェアも違った観点で劣化しますよね。
その理由は、例えばこんなところでしょう。
(1) ソフトウェアを作成した言語の言語仕様が変わる
たとえばJava言語は誕生以来、1.0から1.1、1.4から1.5の間では言語仕様も大きく変わっています。Javaに限らず、ほかの言語でも徐々に言語仕様が変わるケースは結構多いと思います。このような場合、後方互換性は確保されているので、使い続けることができる場合がほとんどだとは思いますが、「古い言語仕様で書かれたコード」は、便利な新しい仕組みが使えないというハンデがメンテナンス上問題になることも多いと思います。(例えば、いまさらJDK1.0レベルのコードをメンテナンスしたいとは誰も思わないでしょう)
(2) 使用しているライブラリーが更新され、影響を受ける
ソフトウェアをすべて自前で作ることはありえず、通常なんらかのライブラリを利用していると思いますが、そのライブラリがセキュリティ上の理由や機能向上などのために更新されることはよくあることです。そしてある程度古くなったライブラリは通常メンテナンス対象外とされてしまうため、追いつき作業は必須となります。
(3) 使用しているベースソフト(OS、DBMS、アプリケーション・サーバなど)がバージョンアップされる
WindowsもLinuxもOracle Databaseも、いつまでも古いバージョンがそのままメンテナンスされるわけではありません。いつかEOL(End of Life)を迎える日が来ます。その前に新しいバージョンで動くようにしておかなければ、例えば極端な場合、ハードウェア故障時に乗せ換え作業すらできなくなり、まともなメンテナンスができなくなってしまいます。
他にもいろいろあると思いますが、総じていえることとしては、ソフトウェアの劣化は環境によって発生する、ということです。ソフトウェアが進化を続ける限り、環境は変わり続け、そのままではソフトウェアは劣化し続けると言えます。
環境から影響を受けるという点、そして環境に合わせて進化し続けなければならないという意味では、ソフトウェアは生き物のようなものと捕らえたほうが良いのかもしれません 😉
投稿日:2011年01月16日 作成者:yasunaka
いまさらですが、今日、家のDVDレコーダーを地デジ対応のBlue Rayレコーダーに置き換えました。で、新しいBlue Rayレコーダーを操作してみたのですが、リモコンのボタンの多さにびっくり。テレビとの連動機能もあるせいか、似たような名前のボタンがたくさんあって説明書と首っ引きでもどれがどれだか….
そのレコーダーはあるインターネットサイトから買ったのですが、商品のコメント欄に、「マニアックな機能が多く、使いにくいので初心者にはお勧めしません」とコメントする人が多かったのにも関わらず、値段の安さに魅かれて買ってしまったのですが、おー、まさにそうだね、としみじみ思いました。 😉
さて、話は変わって、最近、システムは「Webのほうが使うのが簡単」という共通認識ができつつあるように思います。これは運用が簡単ということではなく、ユーザビリティ的に、よい意味で「簡単」ということです。いろんな方と接していて感じるのですが、そのように聞くことが非常に多いんです。
なぜそのような認識の人が多いのか、理由をちょっと考えてみました。
1.機能が限定されていることが多く、それがかえって使い勝手の良さにつながっている。
2.ツールバーやアイコンなどといった「制約」に一切とらわれないことで、画面上の見える部分に必要な機能をすべて並べているので、目的の機能を見つけやすい。
と、こんなところでしょうか? ネイティブ・アプリケーションでは当たり前になっているメニューバーやコンテキスト・メニューなどは、結局いちいち開いてみないとどこに目的の機能が隠れているのかわかりません。Webはベタにさまざまな機能を見える形で提示していることが多く、初心者でも目的の機能を探しやすいのだと思います。
そして、そのように見える形で並べるためには、必然的に機能を絞り込むことになります。結果として、本当に必要な機能だけが、画面上ですぐに見つかる、と。これなら「簡単」で、使いやすいはずです。
なんてことを、冒頭のBlue Rayレコーダーと格闘しているときにちょっと思い出してしまいました。ま、初心者にはお勧めしません、と書かれてしまうことが、値段に反映していたということかもしれません…
投稿日:2011年01月09日 作成者:yasunaka
この間、酒の席で若手の仕事のパフォーマンスに関する話をだいぶしていました。その席にいた方々は立場上、いろいろと意見を持っていて、とても良い刺激になりました。
熱く語りあっていた際に、共通認識として以下のようなことを言っていました。
1.今の若手の人たちは「いい子」ちゃん達が多い。
2.言われたことは比較的こなす。でも腹落ちしていない場合が多い。
3.結果として、仕事を任せきれない(パフォーマンスが出ない)ことが多い。
私の個人的な感想として、今の若い人たちは「空気を読む」ことに注力しすぎているのではないか?と思いました。そうして表層を装うことに注力しすぎていて、内容をおろそかにしているのではないかと。
日本は相変わらずムラ社会で、テレビを見ていても「空気読め」的なことが多すぎる気がしています。空気なんか読めなくてもいいから、すげーヤツが数多く出て来た方が日本の未来には大切な気がしています。
来たれ、すげーヤツ。
投稿日:2011年01月04日 作成者:yasunaka
あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年は、今まで積み重ねてきた結果を出していきますので、お楽しみに!
話は変わりますが、今日の日経新聞の9面「デジタル進化論」に、アップルがサプライチェーンの実力 2010年ランキングでトップだと報じています。総合スコアを見ると、P&Gやシスコなどを圧倒的に離し、ダントツの1位なんですね。
今までアップルをサプライチェーンが進んでいる会社として意識していなかったので、この記事には驚いたのと同時に、なるほどね、という感じでした。アップルは販売網を絞り込んでいますが、そうした販売店に独自の在庫管理システム「グローバル・デマンド・ビジビリティ(GDV)」を導入しており、これを通じてほぼリアルタイムに配送中も含めた店頭在庫や日々の販売実績を1個単位で把握しているらしいのです。
そしてこのサプライチェーンの仕組みを利用し、財務担当などの経営幹部自らが調達戦略に直接関与しているのだと。
うーん、すげぇなぁ。選択と集中で売る物をしっかりと絞り込む一方で、一極集中によるリスクに適応できるだけの高感度な「神経」を持つ。これは強い。まるで、ビジネスというのはこうあるべし、という見本のようです。
年初に、もっと自社のビジネス戦略を練らなきゃ、と思い知らされました。がんばります。
投稿日:2010年12月28日 作成者:yasunaka
今週のがっちりマンデーは年末年始特別編で、日本マクドナルドの原田さん、ワタミの渡邉さん、DeNAの南場さんなど、私も非常に尊敬している社長さん(会長さん)達が出演され、面白かったのと同時に、とてもためになりました。
この番組、日曜の早朝にやっているにも関わらず結構視聴率がいいようですが、これだけの内容であれば納得です。
DeNAの南場さんが、今絶好調の怪盗ロワイヤルを作った人の件に触れていたのですが、そのことが一番印象に残りました。曰く、その怪盗ロワイヤルの前のプロジェクトは大失敗だったのだとか。でも、真面目に、徹底的にやった挙句の失敗だったので、それを咎めたりはしなかったのだそうです。そしてそれが、今の大成功につながっているのだと。
失敗こそ、成功の糧となるのですね。
投稿日:2010年12月21日 作成者:yasunaka
はてなでブログを書いていらっしゃる、UEIの社長さんのshi3zさんのブログで、「僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと」というのを読みました。shi3zさんにはまだとてもかないませんが、一応?私自身も零細企業の社長業をしていて、なにかとてもシンパシーを感じる内容でした。この内容にはとても納得感があります。
特に「会社には存在理由と理念が必要だ」に関する部分。これは実際、業績を伸ばしている会社の中で実際に社長やそれに近い仕事をしてはじめて、その重要性が理解できることのように思います。
企業が利益を拡大していこうとするとき、その選択肢は無数にあります。楽な道もあれば、そうではない道もあります。楽な道を選択するのが一見合理的に感じますが、でももしすべての企業が楽な(というか楽に見える)道を選択していたら、競合企業だらけになって、とたんに茨の道に変わってしまいます。そのような、非常に先の読みづらい現実社会において、いろいろな考えを持った多くの社員たちを引き連れ、一致団結して進むべき道を指し示すための魔法の杖が、企業理念です。
つまり、企業理念とは価値判断の基準だと思うのです。選択肢が無数にある中で、どの道が自分たちにとって最も価値がある道なのかを判断する基準が、企業理念だと考えます。
私は、次の一節がとても気に入っています。
この理念は、いわば秘密のマントラのようなものなので、特にスタートアップ企業であるうちはあまり大きな声で言うべきものではない。あまりにも大それていて、その理念を共有できない相手からはマヌケに見えてしまうからだ。
しかし、本当に大切な相手とは、この理念を共有しなければならない。
そうだ、私ももう一回、秘密のマントラを読み返してみよう…
僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと
投稿日:2010年12月17日 作成者:yasunaka
仕事柄、気になるニュース。
オラクル、Webベースのオフィス・スイート「Cloud Office 1.0」を発表
これは、Google Appsの対抗馬のようですね。Open OfficeのWeb版って感じかな? Google vs Microsoftの戦いに、さらにOracle参戦ってことか。この戦場の中にはとても入り込めそうにないな。 😕
ちなみに、今まで気づかなかったのだけど、ニュースにはこんなことも書いてある。
だが、Officeとの相互運用性を確保するためにかかるコストもある。Oracleは今年、Open OfficeとMicrosoft Office間でのファイル共有を可能にするODFプラグインを有料化し、価格をユーザー当たり90ドルとした。Open OfficeはOracleに買収されたSun Microsystemsが所有していた製品で、Sunはこのプラグインを無償提供していた。
えー、そうだったの? いつの間にか有料にしていたみたいで、ちょっとびっくり。やはり「マネタイズ」にかける意気込みは、Sunとはだいぶ違う。だからこんなに大きく成長してきたんだろうなぁ。
投稿日:2010年12月12日 作成者:yasunaka
Mac OS X上でのJavaの扱いに結論が出たということで、Mac Book Airを買ってしまいました。で、その感想。
すごいっス。
買ったのは13inchディスプレイの1.86GHz Intel Core 2 Duoプロセッサマシンなので、正直パフォーマンス面は全く期待していなかったのですが、これが早い早い。これがフラッシュストレージの力か!って感じで、感服です。
ぱっと起動。ぱっと終了。これは便利。何をするのにも早いです。
またそれだけでなく、いろいろと心憎い驚きがあります。家にもiMacがあるので、それなりにMax OS Xは知ってるつもりなのですが、改めて新しいMacを触ってみると、電源を入れるとすぐに始まる初回起動時だけのための3Dグラフィックスとか、マルチタッチディスプレイの使い方を説明する画面とか、数え上げていくときりがないぐらい、実にこまごまとした驚きが次々と仕掛けてあることに気づかされます。
「あ~、これは工業製品というよりは一種のポップアートのようなものなのだな」と、感嘆するのと同時に、ちょっと穿った見方をすると、なんで他のメーカーはこのような製品を出せないのだろうと思ってしまいました。
Macのすごさは、一点豪華主義ではなくて、すべてに対して「徹底的に、執拗に」理想形を追及していることではないでしょうか? まあこんなところで、妥協してもしょうがないよね?って感じる部分がないというか、他から与えられたものに満足してしまわないというか。
それを実現するのは、おそらくパラノイア的な、トップ(あの方ね)による追及姿勢によるものなのかもしれません。
少しは見習わねば 🙂
投稿日:2010年12月12日 作成者:yasunaka
イラストを入れ替えてみました。変わらない場合にはリロード(F5キーとか)してみてください。
update it, Inc.のホームページ
よろしくお願いいたします。