恋のテロリストNO.1
投稿日:2011年09月03日 作成者:yasunaka
このブログにはあまりふさわしくないタイトルですが 🙂 これは、先日なんと25年ぶりに(!)ようやく見つけ出した曲のタイトルです。
きっかけは先日Webをいろいろ徘徊していたときのことです。あるブログで何か聞いたことのあるようなタイトルが… もしやと思い、そこからいろいろ検索したら、25年前にラジオで聴いて一発で気に入ったのにも関わらず、アルバム名がわからなくて買えなかった曲に、25年後の今、再会できたんです。感激!
この曲に出くわしたのは、当時NHK-FMでやっていたサウンドストリートという番組ででした。当時、坂本龍一担当のときに、アマチュアの作った音楽などを批評するデモテープ特集という、神番組をやっていて、私もこれを非常に楽しみにしていました。(ちなみにデモ「テープ」ですからね、時代を感じます)
このデモテープ特集の際、コメンテーター(?)として参加された方の曲として紹介されたのが、この「恋のテロリストNO.1」だったのです。聴いたとたん、あまりのインパクトに私は一発でヤラレてしまいました。歌詞の過激さが目立つ曲なのですが、それ以上に曲の作りが私の趣味にあまりにもピッタンコで、こりゃーすごい、絶対欲しい!、と思ったのですが… その当時まだインターネットも無く、入手できる情報が限られていたのもあって、結局誰の作品なのかもわからずにそのままになっていたんです。
ただ曲名だけをなんとなく覚えていて、先日たまたまあるブログを見ていたら、あれ?これは? となって、そこからいろいろ調べてみたら…わかりました。
アルバム名は「おしゃれテレビ」。MIDI Inc. (1986年)
作曲家は野見祐二。たぶん、この方がデモテープ特集にコメンテーターとして出ていたのだと思います。
「おしゃれテレビ」は5曲入りのミニアルバムで、「恋のテロリストNO.1」以外に「踊るクエン酸回路」、「真昼の星」、「音楽爆弾」、「アジアの恋」という曲が収めれています。坂本龍一がヒアノで参加していたり、EPOも参加していたりなど、布陣もすごい。早速AMAZONでポチってしまったのですが、「恋のテロリストNO.1」はもちろん、この曲と同じ吉永敬子がボーカルの「アジアの恋」もとても気に入りました。ちなみに「アジアの恋」はインストルメンタルで坂本龍一がカバーしているらしい…
野見祐二という方は、坂本龍一がアカデミー賞音楽賞を受賞したラストエンペラーの編曲を担当していたり、スタジオジブリの作品の音楽を担当していたりと、結構すごい人のようです。ですが、あまり表には出てこないみたいですね。私も今回調べるまでは、まったく知りませんでした。実際、自身のアルバムは今のところ上記の「おしゃれテレビ」が唯一のようで、それ以降は特に出していないみたいです。隠れた才能ですね。ちょっともったいない。
(これを見つけた日は、興奮して夜眠れなくなってしまったことを付け加えておきます。 😉 )