投稿日:2013年11月27日 作成者:yasunaka
さあ皆さん、Windows XPマシン廃棄の準備は万全ですか? 🙂
みなさんもご存じのとおり、来年、2014年4月9日をもって、マイクロソフトはWindows XPのサポートを終了します。既にカウントダウンが始められており(今日時点で、残り133日)、この長年愛用されてきたOSから未練を断ち切り、できるだけ早く手を切るように促しています。
サポートを終了すると、ウィルスなどがOSの脆弱性を狙った攻撃をしてきた場合、対応が難しくなります。基本的にはサポート終了が、OSの死亡宣告と同じと考えるべきなのでしょう。
で、表題の話。
当社には、テスト目的などでまだ何台かXPのマシンが残っているのですが、最近これらのXPマシンのWindows Updateが終わらないという現象が起きています。Windows XPのマシン起動後、しばらくするとsvchost.exeがCPUを100%に振り切ったままになります。冷却ファンがバンバン回って、かつ何も仕事ができない状態がず~と続きます。ちょっとググればわかりますが、マイクロソフトもこの現象を認識していて、まだ対処できていないとか。7月ぐらいから、らしいですが。
これ、ウィルス並みにたちが悪いですよ。その間、ず~っとそのマシンでは、ほぼ何も仕事ができないんですから。しかもこのタイミングで、しかもこんなに長い間放置しているってのは、早くXPを止めるように仕組んだんじゃないかって、疑いたくなる状態です。
ま、何はともあれ、早くXPを止めましょう、ということですね。(しかしこういったことでライトユーザがPCからタブレットに流れる動きが加速するのでしょうね…)
投稿日:2013年11月09日 作成者:yasunaka
前回のメジャー・バージョンアップからちょうど1ヶ月ですが、昨日ver 1.7.1をリリースしました。今回のリリースでは主に以下のような対応を行っています。
■ サーバー・リポジトリ参照機能
■ 中国語対応
■ 前回のリリースでまだ十分ではなかったパフォーマンス改善
まずはわかりやすいところから。中国語対応の結果をご覧ください。

ちょっと画面が小さくて、わかりにくいかもしれませんが 😉 … 中国語環境では上記のように中国語で表示されるようになりました。これで、日、英、中の3カ国語対応になりました。
次に、サーバー・リポジトリ対応について。これは「プロジェクトのセットアップ(チェックアウト)」を行わなくてもドキュメントが見れるようになった、ということです。なお編集するには今まで通りにプロジェクトのセットアップが必要です。
画面のワークスペースViewに、「サーバー・リポジトリ」というアイコンが追加されています。

これを開くと、以下のようなサーバー側のリポジトリを参照する画面が開き、参照権限のあるドキュメントを直接開いて見ることができます。

なおブックマークからも、セットアップしていないドキュメントを参照できます。また、crossnoteドキュメントの参照コピー機能も、リポジトリの直接参照に対応しています。これで参照コピー先が別プロジェクトになっていても困ることはありません。
最後にパフォーマンス改善ですが、前回のパフォーマンス改善で対応を見送った部分を対応し、本来目標としていたパフォーマンス水準に達しました。バージョンアップ直後の最初の1回目の起動はそんなに変わらないのですが、それ以降起動する場合のスピードがぜんぜん違うと思います。
詳しい内容など、お問い合わせはお気軽にこちらまでお問い合わせください。
投稿日:2013年10月11日 作成者:yasunaka
最近Perfumeが出した LEVEL3というアルバムが非常にお気に入りです。最初から最後まで、とにかくカッコイイ。無茶苦茶アガリます。このアルバムはヘッドフォンで聴くことがお勧めで、iPhoneに入れて電車に乗れば、朝の通勤も楽しくなること間違いナシ、です。
Perfumeっていうとアイドルと思ってあまりまともに聴いたことがない人も多いと思いますが、そんな食わず嫌いな人でも、一度このLEVEL3を聴いてみることをお勧めします。やっている音楽そのものはElectronicaとしてもかなり高度で、音楽的に「遊んでいる」感じがとても良いです。
私は昔、シンセサイザーで音楽を作るのが趣味だったので、元々この手の音楽が好きなのですが、作詞・作曲・アレンジまですべて担当している中田ヤスタカ氏は、独特のメロディと天才的なコード進行のひらめきに加え、かなり凝ったオーケストレーション的技法によるアレンジを施しており、純音楽畑の音楽通の人でも唸らせる内容に仕上がっているのではないかと思います。
実際、LEVEL3を聴いていると、子供のころにチャイコフスキーやバルトーク、ストラビンスキーなどのオーケストラの曲を聴いて鳥肌が立ったのと同じような感覚に陥ります。
Perfumeはこれにダンスの要素が加わることで魅力が倍増するわけですが、やはりベースとなる音楽が非常に優れているのが一番の魅力なのだと私は思います。まだまともに聴いたことの無い人は、だまされたと思って 😉 、ぜひ一度聴いてみてください。
投稿日:2013年10月09日 作成者:yasunaka
1年10ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップとなるVersion 1.7.0をリリースしました。ベースフレームワークであるEclipseのバージョンを3.6から4.3の最新版に変更し、同時に大幅なパフォーマンス・チューニングやユーザーインターフェースの改良を実施しました。
■ ベースソフトウェアをEclipse 4.3ベースにバージョンアップ
■ ファイル検索画面の改良
■ パフォーマンス・チューニングによる起動時間などの短縮
Eclipse 4.3をベースとしたことで、デフォルトの画面は見た目が大幅に変更されて青っぽい画面になっています。

見た目(一般設定のテーマ)は切り替えることができます。 Windows XP (Olive) のテーマを選択すると以下のような画面に変わります。

検索画面はエディタ領域に表示するようにし、複数の絞込み条件を指定できるようになりました。またプロジェクト属性やドキュメント属性などの管理属性による検索が行いやすくなりました。

さらにコールドスタート状態からの大量のドキュメントを含む場合での起動時間や、フォルダを開くのにかかる時間のパフォーマンスを大幅に改善しています。
詳しい内容など、お問い合わせはお気軽にこちらまでご連絡ください。
投稿日:2013年09月05日 作成者:yasunaka
9月3日にcrossnote ver 1.6.11をリリースしました。
今回のリリースでは Virtual Documentと呼ぶ機能を追加しています。これは複数のドキュメントを1つの仮想的な入れ物で管理する仕組みです。Virtual Documentは用途に応じてPluginで拡張して利用できるようになっています。
まず、素のVirtual Documentの例をお見せします。

Virtual Documentでは仮想的なフォルダを作り、その下に自在にドキュメント・リンクを配置することができます。各ドキュメント・リンクは過去の特定時点のドキュメントにFIXさせることもできますし、セットアップしていないプロジェクトのドキュメントでも開くことができます。またフォルダ単位で編集予定を設定することも可能です。
さて、これをPluginを入れて拡張し、ドキュメント構成エディタとして利用する場合の例をお見せします。

この例では、Virtual Documentはドキュメント構成ファイルを扱うようにPluginで拡張しています。フィアル名ではなく、タイトルとして扱うようにしています。
詳しい内容など、お問い合わせはお気軽にこちらまでご連絡ください。
投稿日:2013年07月04日 作成者:yasunaka
昨日(7月3日)、crossnote ver 1.6.10をリリースしました。
今回のリリースではタスク管理機能を追加し、タスク管理からドキュメントの承認申請、バージョン管理までを統合的に扱えるようになりました。
1.扱いやすいタスク管理機能
例えば、ドキュメントを翻訳している場合、ソースドキュメントに修正が入ると、翻訳ドキュメントにも修正が必要になりますね。このようにドキュメント修正に絡むちょっとしたTODOを管理するための機能が、タスク管理機能です。

タスクはドキュメントをドラッグ&ドロップするだけで簡単に追加でき、ステータスの変更や担当の切り替えなども右クリックメニューでさくっと実行できます。

さらに担当者にはタスクがアサインされたことが自動的にメール通知されます。非常に手軽に使えることが、この機能の「売り」です。
2.承認申請をタスクに統合
ドキュメントの承認申請をタスクとして実行できます。承認状態は変更履歴として記録されており、誰がいつ、どのバージョンに対して承認を行ったのかがわかるようになっています。

3.バージョン管理を統合化
ドキュメントの改訂バージョンを「1.1」のようにメジャーバージョン、マイナーバージョンとして管理できるようにしました。
メジャーバージョンは承認時に、マイナーバージョンはコミットする度に+1します。この改訂バージョンは単なる属性項目ですので、手修正も可能です。
4.その他
デジタルコミュニケーションズ社の新旧文書比較ソフト(サーバー版)との連携が可能になりました。操作が統合されていますので、利用は簡単です。
詳しい内容など、お問い合わせはお気軽にこちらまでご連絡ください。
投稿日:2013年06月05日 作成者:yasunaka
表題の「パスピエ」とはドビュッシーのベルガマスク組曲の中の1曲です。高校生の頃、私はドビュッシーが大好きで、ピアノでドビュッシーの曲ばかり弾いていたのですが、最近これと同名の「パスピエ」というロック・グループを知り、ちょっとはまっています。
なんでも、この「パスピエ」で作曲を担当している方(成田ハネダさん)は、東京藝術大学でクラッシックを勉強してて、ドビュッシーが好きでこの名前を採用したのだとか。まあ、音楽的な観点でのドビュッシーとのつながりは、私には良くわからんのですが、曲がなんか「刺さる」ものがあって、仕事中のBGMとしてYou Tubeなどでちょこちょこ聴いているうちに、気が付いたらどっぷりハマった感じです。
で、先日パスピエのインタビュー記事を見つけて読んでいたら、なぜ彼らの曲が私に刺さったのかがわかりました。この作曲をされている成田ハネダさんが影響を受けた人・バンドとして、YMO、矢野顕子、近田春夫と一緒に、「おしゃれテレビ」までリストアップしているじゃありませんか。
おしゃれテレビって、2年前にこのブログで書いた、25年ぶりにやっと見つけた「恋のテロリストNO.1」という曲を作った野見祐二さんのアルバム名のことです。(こちらを参照) パスピエの最初のアルバムに入っている“電波ジャック”という曲はまさにおしゃれテレビにインスパイアされて作ったとか。
そりゃ、刺さるわけだ。そこまで嗜好が一緒だとは…
とりえあず、iTuneでポチってヘビロテ中。トロイメライという曲(この曲名はドビュッシーではなくシューマンの子供の情景の曲ですが)が今一番のお気に入りです。ただ、このグループのファン層は若そうだな。私のようなおっさんはいないかもしれない 😉
投稿日:2013年03月27日 作成者:yasunaka
昨日(3月26日)、crossnote ver 1.6.9をリリースしました。
今回のリリースでは以下のような対応を行いました。
■ 大量ドキュメントを扱った場合の動作スピードを大幅に改善
■ 類似ファイルの提示
■ ブックマークおよび参照履歴
■ 画像プレビュー(サムネール機能)
あまりくどくど説明してもしょうがないので、ここでは特徴的な部分だけを抜粋して説明します。
1.類似ファイルの提示
ファイルをクリックするだけで、そのファイルに類似したファイル名のリストを表示する機能です。これは多分めちゃめちゃ便利だと思います。
下の例は「TEST2」プロジェクトの「マニュアル構成_JP.xlsx」を選択したときの類似ファイルの表示例です。

「マニュアル構成_JP.xlsx」に類似したファイル名として「マニュアル構成_EN.xlsx」を検出して表示しています。チェックアウトしているドキュメント全体から類似ファイルを探しますので、別のプロジェクトのファイルでも検索できます。また単にファイル名だけでなく、属性項目(ドキュメント・キーワード)やファイルの更新日時も表示します。
2.ファイルの参照者のチェック
重要なファイルについて、ちゃんとみんな見てくれているな? と気になることはありませんか? そんなときにとっても便利な、ファイルを見た人、見ていない人を一覧する機能です。

「開く」「エクスポート/コピー」など、どんな操作をしたのかもわかります。こちらもファイルのプロパティの1項目になっており、予め「参照者」のタブを選択しておけば、ファイルを選択しただけで表示されます。
3.ちょっと変わった「ブックマーク/参照履歴」機能
ブックマークはよく使うファイルを登録しておくことで、すぐに参照できるようにするための機能です。このブックマークって、実は情報の宝庫だったりしますよね。一人で独占しているのはもったいないです。
なので「他のユーザのブックマークを見る」ことができるようにしてみました。

右上に「他のユーザのブックマークを見る」というメニューが、それです。
なお他の人に見られないようにしたい場合には「プライベート」に設定することもできます。また参照権のないファイルについてはファイル名が表示されません。
ここでは今回のリリースにおけるcrossnoteならではの特徴的な部分だけを説明しました。詳しいお問い合わせについてはこちらまで。
投稿日:2013年03月15日 作成者:yasunaka
先日、ある海外の知人から洋楽のCDが2枚送られてきました。1つは英国のsimpleminds、もうひとつはアメリカのDREAM THEATERのCDです。simplemindsは昔、学生ぐらいのときに流行った英国のニューウェーブ系の流れで多少覚えていて、懐かしかったのですが、もうひとつのプログレッシブ・メタル系(って言っていいのかな?)のDREAM THEATERは、正直なところ、今まで積極的に聴いたことのない音楽でした。
プログレッシブ・メタルって、なんかちょっと説教くさく感じるというか、そんなところが苦手だったんです。 😉
でも、実際に聴いてみると意外と悪くない。特に個人ワークに集中したいときにBGMとして聴くには相性がいいと思いました。
こうした「未知の」音楽と接するのって、物(CD)がそこに「ある」からかもしれません。目の前に実物があり、何だこれは?と興味を持たないことには新しい分野に接することもなく、多分私はプログレッシブ・メタルなんて一生聴かなかった気がします。
今は、インターネットで探せば、simplemindsだってDREAM THEATERだって、簡単に聴く事ができる世の中です。ワンタッチで購入することすらできます。でも、今まで聴くことはありませんでした。インターネットは「pull」型の情報提供手段であり、自分から積極的に探しにいかなければたどり着くことはないし、インターネット側から提供される似たような音楽以外の領域に足を踏む出すことはないのです。
先日、会社の近所のショッピングモール(結構大きい。そして2つもある)に行ったときに気づいたのですが、そこにはCDを売っている店が一軒もありませんせんでした。以前出店していた店は、暫く前に閉店してしまっていたようです。
CDが売れないと言われて久しいですし、世の中はインターネット配信に確実にシフトしていると思います。その結果、こういった実店舗がどんどん世の中から消え去っているのですが、実はこれは「新しい音楽に接する機会」を大幅に狭めている気がします。
昔はちょっと街中に出て、レコードショップの店先をぶらついて、気になったジャケットのLPを衝動買いする、なんていう「ジャケ買い」なんてこともありました。また友達同士でレコードを貸しあう、なんてこともありました。結果としてそれが新しい領域の音楽に接する入り口になっていたと思うのですが、インターネットによってそういう「物」や「場所」がなくなった今では、そんな機会が失われてしまっているように思えます。
実際に「物」に触れる、という大切な機会がどうかなくならないで欲しい。そんなことをDREAM THEATERを聴きながら、ちょっと思った次第です。
投稿日:2013年02月13日 作成者:yasunaka
昨夜、crossnote ver 1.6.8をリリースしました。
今度のバージョンアップはちょっと地味です。が、20項目近い修正を行っており、特に管理作業をかなりすっきりさせることができました。一番の目玉は、やっぱり地味なのですが 🙂 ドキュメントステータスによりファイルを公開する仕組みを載せたことです。
地味ではあるものの、とっても便利な機能ですよ。
例えば、crossnoteで管理しているファイルについて、ワンタッチでWebで公開して誰でも見れるようにしたいとか、ファイルサーバーに公開したいとか、そういった作業がドキュメント・ステータスを変更するだけでできるようになりました。
Webで公開する場合、こんな感じでWebブラウザで選んでダウンロードできるようになります。

もちろん、事前設定は必要です。予め、admintool(管理用ツール)でプロジェクトの公開設定をしておきます。
あとは、ドキュメントのプロパティから、ドキュメントステータスを「公開」にするだけです。
他にも、今回のリリースでこんなことに対応しています。
■ お知らせメール
例えばfacebookなどで「誰々様が更新しています」などと通知しててくれる機能がありますが、あれと似た機能です。
お知らせメールをプロジェクトに設定しておくと、ドキュメントを変更したり、コメントが付けられたような場合に、その変更を取り込んでいないユーザに対して、1日1回どんな変更があったのかをまとめたメールを送ります。取り込んでいる場合には送りません。
■ 変更履歴の過去バージョンのエクスポート
過去時点のドキュメントのエクスポートメニューを用意しました。ドキュメント単独の変更履歴を表示している場合には、変更履歴Viewから直接ドラッグ&ドロップで取り出すことも可能です。
■ admintoolの大幅なパワーアップ
(1) admintoolでプロジェクトの移動ができるようになりました。
(2) プロジェクトを新規作成する際、テンプレート・ポートフォリオを用意し、そのフォルダ構造をコピーして作成することができるようになりました。
(3) admintoolでプロジェクトにメンバーアサインする際、デフォルトのワークグループについて、メンバーの役割を設定できるようになりました。
(4) 使用ディスクを自動監視し、契約容量の上限に近づいた場合にメールが飛ぶようになりました。
(5) admintoolの管理者のメールアドレス変更が、管理者自身が行えるようになりました。
ぜひお試しください。(お問い合わせはこちらまで)