crosnote ver 1.6リリース!

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投稿日:2012年01月11日 作成者:yasunaka

本日、crossnote ver 1.6.0をリリースしました。

これは約1年ぶりのメジャー・バージョンアップです。今回のメジャー・バージョンアップでは、徹底して基本機能をリファインし、多くの人にとってcrossnoteが本当に「使いやすいもの」になることを目指しています。

ですので、奇抜な新機能が追加されているわけではないのですが、crossnoteの開発者であると同時に1ユーザでもある私自身、自信をもって多くの人に提供できる優れた「作品」になったと感じています。

まず、ver 1.6ではサーバ側の仕組みを一新しました。さらにサーバ・クライアント間の通信方式や処理パターンなどを1つ1つ見直すことで、大幅なパフォーマンスの向上を実現しました。

例えば起動時間があります。1000ドキュメントぐらいのデータ量になってくると、以前のバージョンではコールドスタンバイ(PCの立ち上げ直後)からの起動に1分~2分かかってしまうことがありました。自分のブログでPCの起動時間について散々いろんなことを言っている割に、自分が開発したソフトがこのざまでは、正直情けなく感じていたものです。

新しいバージョンでは上記のようなドキュメント量でもすぐに起動し、使える状態になります。通信方式や処理パターンを見直すことで、ダウンロード、アップロードのスピードも劇的に速くなり、大量のドキュメントでもリーズナブルな時間でセットアップが完了するようになりました。

また大きめのバイナリデータが数多く含まれる場合(例えばeCTDなどのPDFファイルは結構大きいんです)、以前のバージョンではコミットに時間がかかりすぎ、場合によっては通信がタイムアウトしてしまうケースすら起こることがあったのですが、新しいバージョンでは一瞬でコミットが完了します。

ここまでが、基本機能の向上の第1弾、『パフォーマンスの大幅な向上』です。そして基本機能の向上の第2段として掲げるのが、『誰にでも優しいユーザーインターフェース』です。

まず、初めて使う人でも戸惑わずに利用できるように、各所でナビゲーションに工夫を凝らしました。例えば外部ファイルの編集をどうやったら開始できるのか、わかりづらい、という意見を頂いたことがあります。新しいバージョンでは外部ファイルをダブルクリックすると、明示的に「編集」するか、「参照」のみかを確認するダイアログが開きます。同時に上級ユーザ向けに、今までと同じ使い勝手を再現することもできます。

次に履歴管理機能のリファインの例を説明します。

履歴管理view

履歴管理機能は、文書管理ができるシステムでは機能としては当たり前のようなものです。crossnoteの以前のバージョンでも、他のシステムに比較すれば、変更点を差分比較できるなど、それなりに良い履歴管理の仕組みになっていたと思いますが、実際に使ってみると、意外と使いづらかったり、表示されている結果がわかりづらいことがありました。

例えば、crossnoteではドキュメントの名前の変更やフォルダ位置の移動などもきちんとトラックしているのですが、複雑な実データでそれを追った場合に、以前のバージョンでは、これってどうしてこう見えるんだっけ?となってしまうケースが多々ありました。

また履歴を見るときって、前後の履歴も確認してみたり、他のドキュメントを探してみたり、いろいろすると思うのですが、このような場合にパッパッパッと切り替わらないと、どうにも使いづらいんですね。

新しいcrossnoteの履歴管理では、まずドキュメントを履歴管理viewにドラッグ&ドロップするだけでさまざまなドキュメントの履歴に切り替えられます。動作も速いので、ストレスなく使うことができます。プロジェクト全体の履歴を見るタイムライン機能も履歴管理viewに統合したので、同じような使い勝手で目的の事象を探し出すことができます。

またドキュメント内容の変更だけでなく、名前や位置、ドキュメント・ステータスや管理属性の変更点を同一履歴上で集約的に把握できるようになり、これってどうしてこうなっているの?のようなことがなくなりました。

あとこれは新機能になるのですが、変更履歴や変更点通知機能において、crossnoteドキュメントに加え、Excelファイルについても変更点がわかるようになりました。変更点viewや変更履歴viewでExcelファイルの履歴をダブルクリックすると、変更されたセルに色が付くようになっています。

Excelの変更点

今までのcrossnoteは、crossnoteドキュメントという特別なドキュメントによる仕組み、という位置づけが強かったと思うのですが、これからのcrossnoteはドキュメンテーション・プラットフォームとして、さまざまな種類のドキュメントの作成・管理を容易に行えるように進化していく予定です。

これからも、crossnoteをよろしくお願いいたします。

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あけましておめでとうございます

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投稿日:2012年01月10日 作成者:yasunaka

本年もよろしくお願いいたします。

夢はみるものではなく、叶えるもの」 – 2011年女子世界最優秀選手に選ばれた、なでしこジャパンの沢穂希さんの言葉だそうです。

そうです。夢は叶えましょう。

もうすぐ、当社から新しい発表ができそうです。お楽しみに。

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PCが「使えるようになるまでの」起動時間

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投稿日:2011年11月27日 作成者:yasunaka

最近、ウルトラブックなる言葉を聴くようになりました。高速起動、軽いボディ、長時間駆動などが特徴のノートPCで、イメージ的にはAppleのMac book airに近いもののようです。売る側も起動時間の重要性にようやく気づいてきた、ということなのでしょう。

すぐ起動する、というのは重要です。ちなみに今このブログはDELLのちょっと古いノートPC(LATITUDE D430)で書いているのですが、起動してまともに使えるようになるまで、今さっき10分ほど待たされました。単に起動が遅いだけでなく、ログイン後、しばらくディスクとCPUがフル稼働状態のまま張り付いてしまい、Webブラウザもなかなか起動しないし、メールもなかなか見れない。何もかも固まってしまって動かなくなっちゃいます。ちょっと古いとはいえ、一応 Core 2 DUOのマシンです。使う前に10分待たされる、というのはなんともなぁ、と思います。

会社で使っているMac book airは起動が本当に一瞬です。実に快適。電源を入れてログインするまでが極端に早いし、ログイン後、すぐにWebも使えるし、メールも見れます。これもCPUはCore 2 DUOです。ってことは、起動時間はCPUの性能とはあまり関係がないのかも。

さらに、かなり古いPanasonicのLet’s note W2 (7年前?のビンテージもの)にubuntuを入れて使っているのですが、これも結構起動が早い。CPUはPentium Mです。電源入れて、起動画面が終わってログインし、デスクトップが表示されれはすぐにブラウザやメールが使えるようになります。特に画面が固まって待たされることもありません。

つまり、実は問題はハードウェアよりもソフトウェアにあると思うのです。Windowsのマシンは起動後、なにやらいっぱい裏でいろいろな「サービス」が起動し(そんなサービス、いらないよってのも関係なしに)、それらがCPUとハードディスクを奪い合っています。Macもubuntuも同じような仕組みがあるのですが、Windowsのその戦いは、半端無く激しいのです。もちろんその戦いの中にはウィルスチェックソフト(私の会社ではノートン)も参戦していることも忘れてはなりません。そして、その戦いが一段楽するまでは、本来ユーザが動かしたいソフトはなかなか動かしてもらえません。

ってことから類推するに、ウルトラブックも起動そのものは早くなるかもしれないけど、実際に「使えるようになるまでの」時間ってどうなんでしょう? ソフトウェアが一緒だったら、あまり変わらないような気がするのですが。

Windowsも次のWindows 8などでは、UIをいろいろといじくるような修正ではなく、裏の動作の改良で、実質的な起動時間がもっと圧倒的に早くなるような改良をして欲しい、と切に願います。そうしていかないと、PC以外のデバイスに人々が流れていくトレンドを変えられないと思うのです。

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crossnote ver 1.5.6リリース

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投稿日:2011年11月21日 作成者:yasunaka

本日11/21にcrossnote ver 1.5.6をリリースしました。今回のリリースの主な機能は、テンプレートの書式編集機能(Style editor)です。

■ テンプレートの書式編集機能(Style editor)

crossnoteでは、個別のドキュメントは書式設定を持っていません。その代りにテンプレート・ドキュメントの書式設定を共有管理し、それを各ドキュメントが利用する形になっています。こうすることで、ドキュメント毎に書式がばらばらになるのを防ぎ、統一されたドキュメントを構成することができます。

書式設定が共有されているので、テンプレートの書式を変更すると、それをテンプレートとしているドキュメントの書式も同時に変わります。このテンプレートの書式を編集するためのエディタ = Style editor をリリースしました。

crossnoteでは、一般的な書式設定だけでなく、利用可能なフォントの種類や大きさ、ページマージンの最小値・最大値、文章に関する規定などのルールを設定できるようになっています。これにより利用するフォントに制限をかけたり、極端に小さなフォントにならないようなルールを書式として設定できます。

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crossnote ver 1.5.5リリース

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投稿日:2011年11月01日 作成者:yasunaka

昨日 10/31にcrossnote ver 1.5.5をリリースしました。

このver 1.5.5は特定用途(eCTD)向けのAPIの追加などを実施したメンテナンスバージョンです。

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crossnote ver 1.5.4リリース

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投稿日:2011年10月16日 作成者:yasunaka

10/16にcrossnote ver 1.5.4をリリースしました。

今回のバージョンアップの目玉はPDFへの出力対応です。今までcrossnoteで作成したドキュメントは、Word 2007形式、HTML、crossnote形式、XMLファイルなどの形式でエクスポートできたのですが、これらに加えて今回のバージョンからはPDFファイルへ変換して出力できるようになりました。

今までもAdobe Acrobatなどを入れておけば、印刷する形でPDFへ変換出力できたのですが、この方法だとリンクなどに対応できません。またしおりも作成されませんでした。

今回、PDF対応を行ったことにより、リンクやしおりにも対応できるようになりました。crossnoteドキュメント同士のリンクなどもPDFで扱うことができます。また印刷メニューではなく、エクスポートとして扱うので、ドラッグ&ドロップでPDFファイルとして取り出したり、複数のcrosnoteドキュメントを一括してPDFに変換して取り出すことも可能です。なおPDF変換には他社のソフトをインストールする必要はありません。

crossnoteはデータを取り込み、ネットワーク上で共同編集し、出力するまでの一連の作業をサポートするDocumentation Hubとしての機能を今後も強化していきます。

上記以外にもさまざまな改良を加えています。
詳しくはこちらをご参照ください。

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K&R

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投稿日:2011年10月14日 作成者:yasunaka

K&Rといえば、プログラマの世界(の中でもちょっと上の年代?)にとっては、C言語を開発した二人の巨匠の、カーニハンさんとリッチーさんのことですよね。この二人が書いたK&R版の『プログラミング言語C』は、長い間、バイブル中のバイブルで、私もだいぶお世話になりました。

C言語はUNIX、そしてLinuxをはじめ、さまざまなシステムの一番基盤的な言語で、これ無しには現在のコンピュータの世界はありえないのですが、その礎を作ったK&Rのうちの一人、デニス・リッチーさんが亡くなったというニュースがYahooに流れていました。一般の人にはあまりなじみのない人かもしれませんが、この人の功績は実は非常に大きなものだと思います。

UNIXやC言語を開発したきっかけは、当時働いていたベル研究所に、ミニ・コンピュータのPDP-7がたまたま(しかもほぼ廃棄に近い形で)あったからだそうです。それを動かすために汎用的なOSとして開発されたのがUNIXで、それをさらに別のマシン、PDP-11に移植するために開発したのがC言語だ、ということ。

それぞれ実は原型といえるもの(UNIXはMultics、C言語はB言語)があったのですが、それをベースにしたとしても、きちっと実用的なものに仕上げ、実際に使えるものにしたというのは、本当にすごい。そしてその影響の大きさは、今となっては計り知れないものがあります。

Windowsだってその多くはC言語(およびその改良であるC++)で書かれているはずですし、今をときめくiPhoneだって、そのプログラミング言語のObjective-Cは、実はC言語です。AndoroidはLinuxベースですが、そのLinuxも基本はUNIX互換製品であり、AndoroidアプリはJava言語で書かれていますが、このJavaだって、元となっているのはC言語です。

さらに、これらの仕事は彼らがまだ20代のときに、わずか数年で成し遂げていた、というのが驚きです。

もちろん、それらが普及して一般化するまでには、他のさまざまな人々の努力が加わった結果であることも間違いありません。ただそれだけ、多くの人を巻き込んだ、非常に魅力的な仕組みがUNIXであり、C言語であった、ということだと思います。

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用意周到、準備万端、先手必勝

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投稿日:2011年09月18日 作成者:yasunaka

タイトルは今日の日経新聞の「私の履歴書」の中で特に印象に残った言葉です。

今月の「私の履歴書」は、元伊藤忠商事会長の室伏稔さんが書いていらっしゃいます。今日の話では、室伏さんが伊藤忠で仕えた上司として瀬島龍三さんのことを書いていますが、あまりにもすごいので、読んでいて思わずゾクゾクしてしまいました。

・指示が常に明快かつ的確

・叱るべきときは叱るが、その後のケア、気配りも忘れない

・日常業務での指導
(1) 報告書は必ず紙1枚にまとめる
(2) 結論を先に示す
(3) 要点は3点にまとめる

最後の報告書のまとめ方は、今ではその手の本で見る内容ですが、昔からこれを実践・指導していたのがすごいです。特に「どんな複雑なことでも要点は3つにまとめられる」と言い切ってしまうところがすごい。これは徹底的に頭を使わないとできないことで、そうやって考えに考え抜いて、搾り出した結果を要点としてまとめておけ、ということを言っているのでしょう。

そして、その卓越した交渉術にも触れていて、「徹底的に準備をしてから事を始め、とにかく相手に先んじることが必勝の道」、つまりタイトルに書いた「用意周到、準備万端、先手必勝」による交渉術が「神わざ」だった、と書いています。

まずは実践ですね。意識してやってみよっと。

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恋のテロリストNO.1

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投稿日:2011年09月03日 作成者:yasunaka

このブログにはあまりふさわしくないタイトルですが 🙂 これは、先日なんと25年ぶりに(!)ようやく見つけ出した曲のタイトルです。

きっかけは先日Webをいろいろ徘徊していたときのことです。あるブログで何か聞いたことのあるようなタイトルが… もしやと思い、そこからいろいろ検索したら、25年前にラジオで聴いて一発で気に入ったのにも関わらず、アルバム名がわからなくて買えなかった曲に、25年後の今、再会できたんです。感激!

この曲に出くわしたのは、当時NHK-FMでやっていたサウンドストリートという番組ででした。当時、坂本龍一担当のときに、アマチュアの作った音楽などを批評するデモテープ特集という、神番組をやっていて、私もこれを非常に楽しみにしていました。(ちなみにデモ「テープ」ですからね、時代を感じます)

このデモテープ特集の際、コメンテーター(?)として参加された方の曲として紹介されたのが、この「恋のテロリストNO.1」だったのです。聴いたとたん、あまりのインパクトに私は一発でヤラレてしまいました。歌詞の過激さが目立つ曲なのですが、それ以上に曲の作りが私の趣味にあまりにもピッタンコで、こりゃーすごい、絶対欲しい!、と思ったのですが… その当時まだインターネットも無く、入手できる情報が限られていたのもあって、結局誰の作品なのかもわからずにそのままになっていたんです。

ただ曲名だけをなんとなく覚えていて、先日たまたまあるブログを見ていたら、あれ?これは? となって、そこからいろいろ調べてみたら…わかりました。

アルバム名は「おしゃれテレビ」。MIDI Inc. (1986年)
作曲家は野見祐二。たぶん、この方がデモテープ特集にコメンテーターとして出ていたのだと思います。

「おしゃれテレビ」は5曲入りのミニアルバムで、「恋のテロリストNO.1」以外に「踊るクエン酸回路」、「真昼の星」、「音楽爆弾」、「アジアの恋」という曲が収めれています。坂本龍一がヒアノで参加していたり、EPOも参加していたりなど、布陣もすごい。早速AMAZONでポチってしまったのですが、「恋のテロリストNO.1」はもちろん、この曲と同じ吉永敬子がボーカルの「アジアの恋」もとても気に入りました。ちなみに「アジアの恋」はインストルメンタルで坂本龍一がカバーしているらしい…

野見祐二という方は、坂本龍一がアカデミー賞音楽賞を受賞したラストエンペラーの編曲を担当していたり、スタジオジブリの作品の音楽を担当していたりと、結構すごい人のようです。ですが、あまり表には出てこないみたいですね。私も今回調べるまでは、まったく知りませんでした。実際、自身のアルバムは今のところ上記の「おしゃれテレビ」が唯一のようで、それ以降は特に出していないみたいです。隠れた才能ですね。ちょっともったいない。

(これを見つけた日は、興奮して夜眠れなくなってしまったことを付け加えておきます。 😉 )

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