基盤の陳腐化

投稿日:2007年05月18日 作成者:yasunaka

この間オープンしたホームページのコミュニティー欄に、プロジェクト・アンチパターンとして「社内共通基盤を利用する」というストーリー(ユースケース?)を載せました。

この話の背景として、採用を強制させられそうな基盤技術が既に陳腐化してしまっているということがあります。では基盤技術の陳腐化がどんなときに起こりうるのかを考えてみました。

1.要素技術(使用言語、対象OS、対象とするサーバ、データベース、ハードウェアなど)が陳腐化しているとき
2.要素技術側のバージョンアップに追いつけなくなっているとき
3.メンテナンスが行われなくなったとき、もしくはおこなわれにくくなった状態のとき
4.メンテナンスがボランティアベースの場合に、メンテナンスする人々の興味が失われた場合

最後のは最近のオープンソースでたまに(良く?)見かけるケースです。  😀

こうやって考えてみると、基盤技術というのは生き物のようなものなのだな、思いました。作ったらそれで終わりということではなく、手間ひまをかけてメンテナンスしていかないと、放っておけばあっという間に死に絶えてしまうのです。

基盤技術をうまく生きながらえさせるには、なにかエコ・システムを作り出さなければならないのだと思います。