firefoxは進化の方向を間違えた?
投稿日:2009年11月15日 作成者:yasunaka
私はブラウザにはfirefoxを使うことが多いのですが、自分のPCを起動した後、必要な数種類のアプリケーションを起動したとき、もっともゆっくり立ち上がってくるのがfirefoxです。なんとEclipseのメイン画面(ランチャーとかワークスペースの切り替え画面ではなく)が立ち上がるよりもかなり遅いんです。(ちなみにOSはWindows XP SP3)
ちょっと信じがたい。
過去履歴の保存日数を短くしてみたり、SQLLite Managerを入れてインデックスを最適化したりなど、ある程度のことはしているのですが、それでもやっぱり遅い。(もちろん最新版にアップデートしています。)タスクマネージャーで起動時のプロセスの様子を確認していると、なかなかメモリの割り当てが増えていかず、時間がかかっているのがわかります。
これに比較すると、例えばGoogle chromeは圧倒的に起動が速い。同じ状況下でも、もっと早く起動します。やっぱりfirefoxに何か問題があるとしか思えません。
昔、firefoxのデビュー時には、軽くてすぐ立ち上がって使えるというのが売りだったと思います。確かにその当時はIEに比べて起動が圧倒的に早かったイメージがあるのですが、今はどうなんでしょう、状況によっては負けているのではないでしょうか? おそらくver 3.0以降急激に起動が遅くなった気がしています。たぶんver 3.0からDBを導入しているようですが、これが起動時間に響いているのかもしれません。
もちろんGeckoエンジンのレンダリングはそれなりに早いのかもしれませんが、起動して使用できるようになるまでにかかる時間の方が、ホットスタンバイ状態でのレンダリングの早さよりも人間の印象に強く影響すると思うのです。Google chromeは、やはりその点がわかって設計しているっていうのが強みだと思います。
firefoxの「売り」は何だったのかをMozillaは忘れていないと良いのですが。やたら肥大化して重くなったNetscapeと同じ道を歩まないように、もう一度進化の方向を考えてみるべきではないかと思っています。