crossnote Ver 1.4.0リリースしました

投稿日:2009年05月11日 作成者:yasunaka

昨日、crossnote ver 1.4.0をリリースしました。今回のリリースでは、今までの1.3系列から1.4にバージョン番号を上げ、数多くの機能改善を行っています。

1.Word 2007ファイルのcrossnoteドキュメントへの変換機能

Word 2007ファイルをcrossnoteに変換して取り込めるようになりました。Word 2007ファイルにcrossnoteのテンプレートを適用して取り込むことができます。今まではエクスポート(取り出す)だけだったわけですが、これで取り込み側もサポートできたことになります。

2.テンプレート登録機能

crossnoteドキュメントや外部ファイルなどをテンプレートとして登録することができるようになりました。

テンプレートの登録先としては

■プロジェクト
■ポートフォリオ(プロジェクトの上の階層となる入れ物)
■会社全体

を選ぶことができます。例えばポートフォリオに登録すれば、そのポートフォリオに所属するプロジェクト全体でテンプレートを共有できるようになります。

3.Just Right!4等による校正支援機能

Just Right!4は株式会社ジャストシステムの文章校正支援アプリケーションです。crossnoteのドキュメント上で直接Just Right!を使って校正の指摘および訂正作業を行えるようになりました。

校正支援ボタン(またはF9キー)を押すと校正指摘処理を行い、該当箇所に背景色が着きます。その部分で(Eclipseユーザにはお馴染みの?)CTRL+SPACEキーを押すと校正指摘の内容とヘルプ画面がポップアップします。変換候補を選べばその内容に置き換わります。次の候補を探すにはF4キーを、前の候補に戻るにはSHIFT+F4キーを押します。

Just Right!4の校正支援機能を利用するためには、
■ Just Right!4 CE
■ 指摘情報出力オプション for Just Right! CE
を予めPCにインストールしておく必要があります。

なおJust Right!とは別に、crossnoteの機能として正規表現によるルールベースで指摘する機能もあります。予めプロジェクト毎にチェックすべきルールを登録しておけば、校正支援アイコンを押すだけで文章のチェックを行うことができます。組み込みルールとして、半角カナやNEC特殊文字、IBM拡張文字などのチェックを用意しました。

4.サーバー側処理能力向上のための分散処理対応

技術的な内容なのでちょっと「地味」に聞こえるかもしれませんが、複数のアプリケーション・サーバーで受け持つユーザを分散させることができるようになりました。分散していても管理は1つの管理ツール(Admintool)で集中管理することができます。
これによりユーザ数に応じたスケールアウトがしやすくなりました。

5.その他の改善
 ■ドキュメント・キーワード機能の改善
 ■パスワード運用に対する強化サポート
 ■URI検索機能

今回のリリースの詳細はこちらをご参照ください。
サポート

他にもいろいろと細かい機能改善をしています。
ぜひお試しください。

注)Just Right!は株式会社ジャストシステムの登録商標です