戦略と戦術
投稿日:2008年08月22日 作成者:yasunaka
昨日、あるITベンチャーの社長が出ているストリーミングを見ていたら戦略と戦術の違いに関する話が出ていました。ランチェスター経営に関する本とか読んでも、良く出てくる話題ですが、違うということがわかっても、ではどこまでが戦略で、どこから戦術なのか、という具体的な話になると、私自身、以前はよくわかりませんでした。
一般な話として、戦略を間違えていると、いくらがんばって戦術に長けても戦いには勝てない、ということがあります。でもそれだけではやはりどこまで戦略で、どこから戦術なのかはわかりませんね。
上記のストリーミングの中では戦略とは、考える対象の広さの違いを言っていました。つまり単に直接的な戦いだけを見るのではなく、その前提となる周りの要素(ロジスティックス、外交、その他もろもろ)を踏まえて考えることだ、ということだそうです。これは非常に分かりやすい説明だと思いました。目指すは「戦わずして勝つ」ことこそ王道なりと。
私なりに、さらに付け加えるならば、いろいろな観点で広く捉えた上で、「どの部分に自分の出せる力を集中させるか」というのが戦略じゃないかと理解しています。物事をできるだけ広く捉え、その上で逆に力を集中させるポイントを定めること。これが戦略の本質なのではないかと私は思っています。
誰でも自分に与えられたリソースには限りがあります。その限られたリソースを如何にして最大限有効活用するか、というのが戦略の重要の根源的な理由なのではないでしょうか?