ITの夢

投稿日:2008年07月15日 作成者:yasunaka

日経ソリューションがITソリューションには「夢」があるというタイトルで300号記念特集を組んでいます。読んでみたのですが、私の個人的感想なのですが、なんというか、わくわく感があまりないというか、正直なところ夢を感じる部分が少なく思えました。

これは私の感性の問題かもしれません。

なんというか、「これ、すげー」って思える話があまりなかったのです。今の技術は昔の技術に比べ、洗練されていますし、すごい部分がいっぱいあると思うのですが、過去からの延長線上で予想のつくものが多く、突拍子もないような、突出したものというのはあまりない気がしたのです。

一方で、例えばiPhoneは「すげー」って思ったのですが、この違いは何なのでしょうか? iPhone自体も細かい要素技術を見ていけば、過去からの延長線上にあるものの組み合わせですし、iPhoneのコンセプトも日本には似たようなものが既にある状態だと思います。でもやっぱり、iPhoneは「すげー」っと思うのです。

iPhoneの例でいえば、それはやはり徹底していること、妥協を感じさせないことに尽きると思います。ここまでやるか、という驚きです。そしてその徹底する方向というのが、アイデアにあると思います。つまりアイデアを徹底的につぎ込んでいる点に私は驚嘆しました。マルチタッチなどはその最たる例です。

iPhone以外にも、私が過去において夢を感じた製品というのは、みんなアイデアがいっぱい詰まった製品でした。例えば昔、Excelを使い始めたときに、Macroの仕組みに驚嘆し、夢を感じました(今では悪者の代表のように言われていますが)。 WebブラウザでJavaアプレットを最初に見た時も、Web上で動作するという斬新なアイデアに驚き、夢を感じました。(ここら辺の話は、人によっては「えー!?」って言う人もいると思いますが)

みなさんはITにどのような夢を託しますか?