ビジネスにおけるITの革新って?

投稿日:2008年04月24日 作成者:yasunaka

IT系のニュースを見ていていつも思うんですが、ここのところIT系のニュースをにぎわしているのはコンシューマ向けのいわゆるCGM(Consumer Generated Media)的なものばかりで、ビジネス向けの分野でのニュースというのが少ない気がします。これは単にビジネス向けの場合、地味なのでニュースとして取り上げられにくいのでしょうか? それとも目立っていないだけで、ニュースそのものはそれなりにあるのでしょうか?

確かにビジネス向けのITというのはおもしろくなさそう、とか、必要もないのに買わされて金を巻き上げられそう(?)とか、関係なさそう、とか、ニュースを見る側があまり興味を持って見る話題が少ないのかもしれません。

もう一つ考えられることが、寡占化です。ビジネスの世界でもIT化もだいぶ行き渡ってくると、今主流のものに満足してしまって、新しいものが入り込む余地がだんだんなくなってきているんじゃないかと思うのです。例えばSaaSは今一番の旬な話題かもしれませんが、実際にはその世界でも既にSales ForceとGoogleによる寡占化が進んできているように思えます。

日本の会社では何か新しいものを導入する際、横並び主義というか、他が入れていれば入れる、そうでなければ入れない、というスタンスの会社が結構多いと思います。これは日本の会社が根っからのリスク回避者というか、コンサバだからでしょう。なので、どこかすでに入ったところがあると、どんどんそこに集まる。そんな状況なのではないでしょうか?