説明責任と合意

投稿日:2008年04月09日 作成者:yasunaka

昔、転職をした際に、転職前後で「あれ?」と思うぐらい文化的な違いを感じたことがあります。どういう言葉で表現すべきか、いまいち適当な言葉が見つからないのですが、とりあえず「説明責任と合意」というように表現しておきます。

その転職以前は、仕事はあうんの呼吸で行うものという認識がありました。できるだけ普段から密にコミュニケートすることで、極力あうんの呼吸を保つ。こうすることで非常に効率的に物事を進めることができます。でもその一方で、私の場合、きちんと説明し、合意を求めるという部分をたびたび省いてしまっていることがありました。結果としてなんとなく相手が理解しているものと期待しているのに、いざ蓋を開けてみたら非常にまずいことになっていた、なんてこともあったかもしれません。

転職先で感じたのが、この「説明責任と合意」を意識してやっているな、という点でした。特にその会社の経営陣の人はかなり意識して、自分の言葉できちんと説明し、相手に納得してもらうということをやっていたように思います。

正直なところ、私はいまだに「説明責任と合意」を、結果としてないがしろにしてしまうことが多いように思えます。意識してそうするように努めてはいるのですが、後になって反省することが多々あります。長年培った仕事のスタイルというのは一朝一夕にはなかなか変わるものではないのかもしれません。

長年連れ添った夫婦でも同じような状態になる例があると聞きますが、やはり説明すべき点はきちんと説明するという姿勢が必要なのだと思います。勝手に相手がわかっているだあろう、という推測のもとで物事を進めるのではなく、きちんと「説明責任と合意」を果せるよう、努力していきたいと思います。