東証のトラブルは取引集中のため?
投稿日:2008年03月11日 作成者:yasunaka
昨日、東京証券取引所で株式売買システムの障害で2銘柄の午前の売買を停止したというニュースが流れていましたが、その原因が同じ証券会社からの複数銘柄の一括注文(バスケット取引)が短時間に集中し、あらかじめ設定していた注文処理の制限回数を超えたことによるものだったと東証が発表しているようです。
システムに処理する上限があるのは仕方がないのですが、設定数を超えた場合に停止するという設計はいかがなものでしょうか? 処理上限を超えた量の場合には遅延が発生します、という設計にすべきだったのでは?と思うのは私だけ?
この辺りは要求仕様レベルで予め決めておくべき事項だと思うのですが、もし検討された結果、処理上限を上回った際には止める、という決定をしていたとしたら、?な感じがします。
むしろ要求仕様レベルでは明記されていなかったので、システム開発側で「気を利かせて」そのような制限を付けた?ということも考えられなくはないですが…
しかしこの手のシビアなシステムの場合、要件定義(特に非機能要件)が非常に難しいですね。