魔術師

投稿日:2008年01月25日 作成者:yasunaka

私がシステム系の仕事が好きですが、なぜ好きかと聞かれると、作ったものを皆に評価してもらえるのがうれしいから、と答えます。特にちょっと面白いものを作って、「あ、これすげー!」って言ってもらえたときの快感がたまらなく好きで、この仕事を続けてきた気がします。

今思うと子供のころから何か作り上げるのが好きで、それを「すげー!」って言ってもらえるのがとても好きな子だった気がします。でもたぶん、この業界にはそういう人って結構多いのではないでしょうか?

ソフトウェアの世界はアイデアだけで魔法のようなものが作り上げることが出来る世界だ、と私は思っています。だから楽しい。私たちプログラマーは、魔法を使う術を知っているわけです。

しかし一方で最近良く思うのが、あまり魔法が効かなくなってきたな、ということです。自分の腕が落ちたというよりは、世の中があまり魔法に驚かなくなってきた、ということでしょうか?

実際今パソコンの画面で展開されている動きって、今から10年、20年前の人が見たらみんな目を丸くして驚くような、そんなことが当たり前になっていて、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなってしまっているように思えます。「魔術師」達にはだんだん難しい世の中になってきたのではないでしょうか?

では、次のトリックは、何を狙いますか?