株価

投稿日:2008年01月24日 作成者:yasunaka

私は金融の世界からは足を洗ったつもりなのですが、株価はやっぱり気になります。年明けからの株式市場の展開には、非常にやきもきしていました。

株価はファンダメンタルズをベースにニュースや市況の需給などが加味されて決まるわけですが、どのタイミングでどの要素が株価に反映されるのかは神のみぞ知る、という感じで、好決算が続き、かつ今後も好決算が予想されそうな会社ですら、株価は下落続き、なんてことが現実におきえます。わからんもんです。

会社は業績を上げることができても、株価そのものを上げることはできません。業績が良ければ一般的には株価も上がることが多くなるのですが、必ずしもそうだとは言い切れないもどかしさがあります。

ワタミの渡邉美樹社長が本で、株式市場というのが直接民主主義を実現していると書いているのを読んで、「なるほど」と思ったのですが、実際の株式市場での株価の乱高下は、必ずしも「民意」の表れだけではなく、投機目的や心理的なパニックなど、いろいろな要因を含んだ結果なのだと思います。だから一時的に株価が下がったとしても、それは必ずしも「民意」の表れというわけではないのでしょう。

ただ、そうは言ってもCSR(Corporate Social Responsibility)の観点から株式市場での評価を重視する、というのは未来志向的な株式会社のあり方だと思います。マーケットがぜひそういった部分に重きを置いて評価をおこなうようになっていって欲しいものです。