crossnoteの小さな工夫(4) – 表のオートスケール
投稿日:2007年08月24日 作成者:yasunaka
今日もcrossnoteの小さな工夫シリーズ、第4弾です。今日は表のオートスケール機能をご紹介します。
仕様書をWordで書いていて、その中に表を載せなければならない場合、皆さんはどうやっていますか? 例えばマイクロソフト社のWordの場合、大きく2つの選択肢があると思います。
1.Word固有の表機能を用いる
2.Excelで表を書いて貼り付ける
Word固有の表機能の場合、表の構造を変更するときに苦労しませんか? 例えば列を追加したいときに、カラムの幅がうまく調整できず、苦労した経験がある人も多いのではないでしょうか? ちなみにWordではカラムをコピーしてペーストすると、単純にインサートされ、表が右側に大きくなります。これによってページをはみ出すと、はみ出したカラムは操作できなくなります。これであせった経験をもつ人も多いのではないでしょうか?
また「列の挿入」で列を増やした場合には、テーブルの全体幅は保ったまま増えるようになっています。これはこれでいいのですが、文字の大きさは変わらないので、1つのカラムの幅がどんどん小さくなり、文字がはみ出して表が汚くなっていきます。
一方Excelのデータを貼り付ける場合には、オブジェクトとして貼り付ける方法と、形式を選択してRTFやWMFやEMFなどのフォーマットで貼り付けることができますね。でも皆さんのなかで、これを使い分けることが出来るようなエキスパートな人はどの程度いるのでしょうか? さらに貼り付けてみると表が途中で切れてしまっていて、うまく表示される貼り付け方を探るという非生産的な作業に没頭した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?(私です…)
いずれにせよ、少し大きめの表をWordで作るというのは、結構つらい作業だと思います。面倒くさいのでExcelで作ってしまい、別々に管理しているという人も多いと思います。
crossnoteではこの問題に対して、表が横方向にページをはみ出してしまう場合には、表全体のスケールを自動的に調整することで対処しています。例えばカラムを増やしていくと、自動的に表全体をスケールダウンして、横幅がページ幅内に収まるように調整するようにしています。その際には文字もスケールダウンしていきますので、表の形は崩れません。(ただし便利だからといってやり過ぎると文字がどんどん小さくなってしまうので、読みにくくなってしまいますけど)
さらには縦方向にも表を1ページ内で収めたい場合には「1ページに収める」と設定すると、全体が1ページに納めるように調整する機能もあります。
crossnoteは汎用ワープロと比較して見ると非常にシンプルです。見方によっては機能が貧弱に見えるかもしれません。しかし私達は、汎用ワープロ = Fat word processorではなく、プロジェクト用ドキュメント作成ツールとして、さくさくっとドキュメントを作り上げるObjective word processorを目指したいと思っています。