crossnoteの小さな工夫(2) – 用紙の混在

投稿日:2007年08月22日 作成者:yasunaka

今日も引き続き、crossnoteネタです。

設計書の場合、全体はA4なんだけど、途中の図表だけA3にしたい、なんてことが良くあると思います。そんなときってどうしていますか?

あるワープロソフトの場合、ページ設定の用紙設定の機能を使うと、「これ以降」と指定したところのページ設定を切り替えることが可能です。でも使っているとわかるのですが、ドキュメントの構成を変更するためにコピー&ペーストを繰り返していると、気がついたら「これ以降」の設定がぐちゃぐちゃになっていることがあります。つまりA3で出すべき図表がいつのまにかA4に戻っていたり、逆にA4で出したい本文がA3に出力されてしまっていたりする、という話です。

この現象は「これ以降」というページ設定方法のために発生します。A3で書いた表や図でも、これ以降がA4としているページに貼り付ければA4になってしまうのです。また「これ以降」の設定部分を誤ってBSキーなどで消してしまうこともあります。用紙が混在したドキュメントで構成変更をするたびに、私は何とかしたいと思っていました。

crossnoteではページ枠というのを用意しました。アウトラインを表示するView上で「A3横」などといったページ枠を挿入し、その中にパラグラフや本文、図表を入れると、その枠内はすべて「A3横」の設定になるのです。ちょっとした工夫なのですが、アウトライン上で、どの部分がA3で出るのかを簡単に指定・確認できることでかなり使い勝手がよくなっていると思います。

さらに「A3横」のページ枠上の図・表はコピーしてペーストすると、自動的に「A3横」のページ枠が差し込まれた上でペーストするようにしています。これによって構成変更をしていても勝手に用紙サイズが変更されることがなくなりました。

これでちょっと大き目の図や表が必要な場合に、気軽にA3のページを差し込むことが出来るようになったと思います。