crossnoteの5つの特徴

投稿日:2007年08月02日 作成者:yasunaka

今日は現在開発中のプロダクト、crossnoteについての説明です。前回はコンセプトであるCollaborative Documentation Serviceについて説明しましたが、今回はプロジェクトにおけるドキュメンテーションを効率的に行うための工夫として、crossnoteの特徴を5つのポイントに絞って説明します。

1.もっとも重要な「Updateボタン」

これを押すと、他の人がコミットしたドキュメントの変更点がわかります。そして変更点をダブルクリックするだけで、変更前と変更後を並べて表示し、比較しながらどこをどう変えたのかを一目で確認できます。もし、自分が同じ部分を修正中だった場合(これをコンフリクト状態と呼びます)には、他の人がやった修正とのマージ作業(他人の修正と自分の修正をMIXさせる作業)をその比較画面上で行います。

2.オールインワン
crossnoteは普通のワープロのように文章を書いたり、図形を描いたり、表を書いたりすることができます。WordやExcelを使ったことがある人ならば無理なく使うことができます。またWikiのような記法を覚える必要もありません。

3.アウトライン機能とテンプレート機能
crossnoteはアウトライン機能が強化されています。ドキュメントはパラグラフ(章や節など)やテキスト枠、図形枠、表枠といった単位でどういった構造になっているかが簡単にわかりますし、その単位で操作することもできます。パラグラフやタイトルにつける番号はアウトラインの構造に応じて自動的にナンバリングされるので、思ったようにナンバリングされないで悩むこともありません。またドキュメントの体裁はテンプレートを指定することでほとんど決まってしまうので、プロジェクト内のドキュメントの体裁を均質に保つことができます。

4.ドキュメントステータス
crossnoteの各ドキュメントはドキュメントステータスと呼ぶ属性をもっています。これは例えば「個人ワーク」とか、「内部グループレビュー中」とか、「承認済み」などといったようなものです。これらの状態に応じてドキュメントを見せる範囲を切り替えたり、レビュアを指定してシステム上でレビューすることができます。

5.強力なセキュリティ機能
crossnoteにはプロジェクト単位にプロジェクトポリシーを設定し、そこで様々なセキュリティー設定を行うことができます。プロジェクトには「概要設計チーム」とか「DB設計チーム」などといったワークグループを設定することができます。プロジェクトメンバはそれぞれのワークグループに役割に応じてアサインされます。例えば山田さんは概要設計チームにレビュアとして参加する、といった感じです。このワークグループと役割に応じて、例えばコメントを付与できるとか、持ち出しができないようにするとか、きめ細かく権限を設定することができます。