どんどん遅くなるPC

投稿日:2007年07月17日 作成者:yasunaka

ちょっと前ですが、シマンテックがアンケート調査した「PCは遅い!」、ユーザーの6割がストレスという記事が@ITに載っていました。PCそのものは処理能力が年々向上しているはずなのですが、使っている人たちはその恩恵をほとんど感じていない、ということになります。なんとも不思議な話です。

実際、私のPC(Window XP, Pentium D 3.2GHz, 2GByte Memoryのマシン)も朝立ち上げてログインした直後はしばらくまったく使えません。一応画面上、ディスクトップは表示されるのですが、右下の常駐アプリケーションのところが一通り出揃うまでは裏でCPUやハードディスクなどががりがり動いていて、その状態で何かアプリケーションを起動してもなかなか立ち上がってきません。試しにその状態で起動してみると1分ぐらい平気で待たされてしまいます。

でもしばらくして(数分後)落ち着いてからは、すんなりと待つこともなくアプリケーションが起動されます。また通常に使っているときには特に遅いと感じることは少ないです。

上記の記事で皆がPCが遅いと感じているのが、この起動直後の状態を指しているのかははっきりしないのですが、私はかなり関連しているのではないかと考えています。もしそうだとすると、これは何が悪いということになるのでしょうか? もしかしてアンチウィルスソフト? そういえば私のPCのアンチウィルスソフトはXXXXxX製ですね。  😎

PCの起動直後というのは、まさにそのPCを使いたいと思って使い始めた直後のことなので、そこで待たされてしまうと、ことさら遅さを感じてしまう気がしています。

突き詰めて考えてみると、ユーザが求めているのは、動かし始めたときの起動の速さなのかもしれません。使い始めたときにさくさくと動けば早いと感じ、なかなか立ち上がらないと重いと感じる。例えばJavaのアプレットが人気が出なかったのに対し、AjaxやFlashがなぜに人気があるのか? なんてことも、その仮定を裏付ける1つの事例のように思えます。またYouTubeがWindowsのMedia Playerではなく、Flashベースなのも、Google MapやGoogleブック検索がPDFなどではなく、GIFベースなのも、さくっと動きはじめることを重視しての選択のように思えます。