情報系は人気がない?

投稿日:2007年06月25日 作成者:yasunaka

最近、学生の就職先として情報系(IT系)の企業の人気が下がっているという話を聞きます。へー、そうなの?程度の軽い気持ちで聞いていたのですが、良く良く考えてみると由々しき事態なのですね。

先日、京都大学出身の人と食事をしたのですが、その人が言うには今現在、京大の工学部で一番不人気なのが情報だ、と話していました。私が大学生のころは情報工学というのはある種憧れの分野だったと思うのですが、その話を聞いて時代の変遷を感じてしまいました。

やはり新3K(きつい・厳しい・帰れない)のイメージが一般にまで定着してしまったということの裏返しなのでしょうか? 昔は最先端の技術でよくわからない、何が神秘的で遠い存在だったコンピュータが、いまや非常に身近な、コモディティ的な存在に変わってしまったこともあるのかもしれません。

新3Kの汚名返上のためにはどうすべきか。やっぱり「そう(=きつい・厳しい・帰れない)ではない」ように、この業界を変えていくしかないのだと思います。でも、世の中には同じか、それ以上にきつく、厳しく、帰れない業種にも関わらず、こういったことがささやかれない業種も存在します。たとえ「きつい・厳しい・帰れない」であったとしても、やっていることが楽しくやりがいのある仕事だと感じられるのであれば、そんなにネガティブなイメージにはならないと思いますし、ネガティブに伝える人も減るのではないかと思うのです。

要は仕事に対してどれだけやりがいが感じられるか、ということにかかっているのだと私は思っています。他の業界に比べれば確かにちょっとはきつくて厳しくて、残業も多めかもしれない、だけどやりがいのあるすばらしい仕事だよ、って紹介できるように変えていきたいと私は思います。