用意周到、準備万端、先手必勝
投稿日:2011年09月18日 作成者:yasunaka
タイトルは今日の日経新聞の「私の履歴書」の中で特に印象に残った言葉です。
今月の「私の履歴書」は、元伊藤忠商事会長の室伏稔さんが書いていらっしゃいます。今日の話では、室伏さんが伊藤忠で仕えた上司として瀬島龍三さんのことを書いていますが、あまりにもすごいので、読んでいて思わずゾクゾクしてしまいました。
・指示が常に明快かつ的確
・叱るべきときは叱るが、その後のケア、気配りも忘れない
・日常業務での指導
(1) 報告書は必ず紙1枚にまとめる
(2) 結論を先に示す
(3) 要点は3点にまとめる
最後の報告書のまとめ方は、今ではその手の本で見る内容ですが、昔からこれを実践・指導していたのがすごいです。特に「どんな複雑なことでも要点は3つにまとめられる」と言い切ってしまうところがすごい。これは徹底的に頭を使わないとできないことで、そうやって考えに考え抜いて、搾り出した結果を要点としてまとめておけ、ということを言っているのでしょう。
そして、その卓越した交渉術にも触れていて、「徹底的に準備をしてから事を始め、とにかく相手に先んじることが必勝の道」、つまりタイトルに書いた「用意周到、準備万端、先手必勝」による交渉術が「神わざ」だった、と書いています。
まずは実践ですね。意識してやってみよっと。