HTML5でようやくSVGが日の目を見る
投稿日:2010年11月13日 作成者:yasunaka
各ブラウザがHTML5対応を進めていますが、その一環で、ようやくSVGが日の目を見ることになりそうです。約10年の年月を経て、ようやく日の目を見るなんて、技術の世界ではあまりないことかもしれません。
SVGそのものはHTML5の規格そのものではないですが、まとめて扱われることが多く、実質HTML5の一パーツとして重要な意味合いを持ってきているようです。今まではIEが非対応だったのが痛かったのですが、IEも9からは対応するらしいので、HTML5であればほぼ使えると考えて良いようです。
これはうれしい。
crossnoteでも、図形の内部フォーマットとして一部にSVGを利用しています。なのでSVGにはとても親しみがあるんです。SVGを採用したのは「Web標準」だから、という理由なのですが、標準にも関わらず実質標準ではない状態が長らく続いていたので、ちょっとやきもきしていました。
Wordの図形データを扱うときはVMLなのですが、こちらは規格が複雑すぎる気がします。(正直、よくわからない部分があります) 結果として実際に「やってみないと」結果が予測できない場合があるのに比べ、SVGはシンプルで、結果が予測しやすというメリットがあります。
シンプルが一番、ですね。
ちなみにXMLタグ機能を使って図形データをExportすると、SVGのフォーマットで出力することができますよ。(ただし図形データの中身がイメージデータしか無い場合には、そのオリジナルのフォーマットで出力するようにしています)