日経のクラウド特集

投稿日:2009年08月05日 作成者:yasunaka

昨日の日経のトップがクラウドに関するニュースだったことを昨日のブログに書きましたが、今日からその日経の企業面で、「企業とIT クラウドが変える」というタイトルで特集が組まれています。一般のビジネスマンにもクラウドという概念を浸透させるための啓蒙活動としては、非常に良い試みだと思います。

その特集には米ガードナーによる、クラウド型で利用される主な業務ソフトの成長率予測が載っています。これによると、クラウドでの利用が一番進むと予測している分野に、ワープロなどのオフィスソフトが上げられているのですが、これには少々驚きました。多分Google docsなどを想定してのことだと思うのですが、一方でこんな記事もあります。

Google AppsはMicrosoft Officeにとって脅威か?

Microsoft Officeもホスティング型でのサービスを開始しようとしているので、必ずしもGoogle Apps VS Microsoft Officeがクラウド型 VS オンプレミス(社内保有)型 という構図ではないのですが、そうは言ってもMicrosoft Officeにとって今までのオンプレミス型での提供がメインストリームなはずです。言わずもがな、ワープロ分野におけるクラウド VS オンプレミスの構図に見えます。

ちなみに上記のリンクの記事では、「クラウドベースのアプリケーションはまだ企業環境で利用できる段階には至っていない」ことを主張しています。この主張を組み入れると、ガードナーの予測とはだいぶ異なる予測になりそうです。

どちらの主張が正しいかは、今後の展開を見てみなければわかりません。ただ一つ言えることは、世の中は動いている、ということだけです。