Windows 10の正式版を試してみました

投稿日:2015年08月09日 作成者:yasunaka

Windows 10が正式にリリースされました。私は今までcrossnoteのテスト用に仮想環境上でプレビュー版を利用していたのですが、より実際的な評価をしたくて、早速インストールしてみました。対象のマシンはWindows 7 (64bit)の載った古いノートPCです。

インストールしたPCはかなり古いマシン(DELL Latitude D430)で、メモリは2GByte、HDDはSSDに換装しているのですが、60GByteしかありません。一番の問題はCPUで、一応Core 2 DUOなのですが、U7600という低電圧版なので、正直かなり遅いです。

ディスクの空き容量が足りなかったため、要らないデータをいろいろ削除してからインストールしました。インストールそのものは何事もなく、粛々と進みました。

さて感想ですが、画面がMacっぽくきれいに表示されるようになるのはちょっとうれしい。またWindows 8/8.1と違い、デスクトップモードとスタートメニューが帰ってきたのは、とても真っ当な選択で、これであれば違和感なく使えると思います。(ていうか、結局元にに戻っただけだけど)

問題点として、きれいに表示されることのトレードオフなのか、元のWindows 7環境に比べると画面表示に時間がかかり、動作が緩慢になったように思います。特にノードをたくさん持つツリーの開閉動作で顕著で、Eclipseで大量にソースファイルを持つプロジェクトを開いて使っていると、この遅さが気になります。スクロール時にもプチフリーズすることが多いようです。ちなみにOfficeの起動もWindows 7に比べてかなり遅くなったように感じます。

あとマシンの起動直後はWiFiが正しく接続できないバグがあるようです。(リブートすると治る - これはマシン固有の問題の可能性あり)

結果としては、Windows 10を仕事で使うにはこのような低スペックのPCでは正直厳しいと思いました。以前のWindowsに比べてパフォーマンスが良くなると言っている人もいるようですが、本当のところ、どうでしょうか? 皆さんがアップグレードを検討しているマシンが比較的低スペックのPCの場合には慎重に検討したほうが良いと思います。


ここからは後日談です。

結局、WiFiがうまく接続できない問題が解決しないため、該当機種はWindows 7に戻してしまいました。本当はもうちょっと試してみたかったのですが。(Windows 7に戻したらWiFiは問題なく繋がるようになりました 😉  )

で、ここで問題が。旧戻ししたら、どういうわけかWindows Updateがおかしくなってしまいました。更新プログラムの確認がいつまでたっても終わりません。CPUがブン回っていて、何かが動いているのは間違いないのですが。そういえば以前、XPが終了する間際にも似たようなことがあったな…