規制が好き?

投稿日:2011年04月30日 作成者:yasunaka

私の住んでいる近所は緑道が整備されています。駅に向かう途中も緑道を越えて行くようになっているのですが、とても気持ちがいいものです。

ある日、その緑道の入り口に杭のようなものが設置されました。緑道は歩行者・自転車専用道路のはずなのですが、どうもスクーターなどで乗り込んでしまう人がいるらしく、その対策として導入されたようです。ま、これはそのときはさすがにしょうがないと思いましたが…

最近、さらにその杭が強化され、自転車ですら入りにくい構造に変わりました。さらに入り口にはでかでかと大きく、「緑道内は自転車は降りて押してください」という看板が設置されました。

これは、緑道内を走る自転車と歩行者の接触事故?のようなことを問題視して、このような規制がとられたようですが… 本来の緑道としての機能を逸してしまっていませんか? 本末転倒というべきか。

この緑道の例に限らず、例えば最近の公園では、これはだめ、あれはだめと、小学生ぐらいの子供たちが遊ぶことができなくなった公園ばかりになってしまいました。空き地のない今の世の中、今の大人たちは子供たちに公園でDSでゲームしろって強制している気がします。

運用をしていて何か問題が見つかると、それを単に規制する、というやり方はスマートではないばかりか、「利用者はB○K○である(若干自粛)」という前提で物事を進めていて、気持ちのいいものではありません。複数の人が利用する公共物は、必ずしも全ての人にとってプラスにはならないものも多く、そういった人達からは規制しろ、という声が上がることも多いと思いますが、それをそのまま規制することで本来の公共物としての機能が損なわれてしまうのは、何かおかしい気がします。

むしろ善良なる市民を基本とし、すべての人ができるだけ善良なる市民として振舞えるように啓蒙活動をしていく、という方があるべき姿だと私は思うのですが、みなさんはどう考えますか?