わかる。

投稿日:2010年12月21日 作成者:yasunaka

はてなでブログを書いていらっしゃる、UEIの社長さんのshi3zさんのブログで、「僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと」というのを読みました。shi3zさんにはまだとてもかないませんが、一応?私自身も零細企業の社長業をしていて、なにかとてもシンパシーを感じる内容でした。この内容にはとても納得感があります。

特に「会社には存在理由と理念が必要だ」に関する部分。これは実際、業績を伸ばしている会社の中で実際に社長やそれに近い仕事をしてはじめて、その重要性が理解できることのように思います。

企業が利益を拡大していこうとするとき、その選択肢は無数にあります。楽な道もあれば、そうではない道もあります。楽な道を選択するのが一見合理的に感じますが、でももしすべての企業が楽な(というか楽に見える)道を選択していたら、競合企業だらけになって、とたんに茨の道に変わってしまいます。そのような、非常に先の読みづらい現実社会において、いろいろな考えを持った多くの社員たちを引き連れ、一致団結して進むべき道を指し示すための魔法の杖が、企業理念です。

つまり、企業理念とは価値判断の基準だと思うのです。選択肢が無数にある中で、どの道が自分たちにとって最も価値がある道なのかを判断する基準が、企業理念だと考えます。

私は、次の一節がとても気に入っています。

この理念は、いわば秘密のマントラのようなものなので、特にスタートアップ企業であるうちはあまり大きな声で言うべきものではない。あまりにも大それていて、その理念を共有できない相手からはマヌケに見えてしまうからだ。

しかし、本当に大切な相手とは、この理念を共有しなければならない。

そうだ、私ももう一回、秘密のマントラを読み返してみよう…

僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと