システムを使う人、使われる人 その2

投稿日:2007年04月25日 作成者:yasunaka

昨日のテーマ「システムを使う人、使われる人」の続きです。

またまた「私の履歴書」ネタですが、セブン&イレブンでは日本初の本格的POSシステムが1983年に全店導入されるという話が4/18に載っていました。POSとは販売時点情報管理システムのことで、単に商品の売上げだけでなく、いつ、どんな人が、どんなものを、どれだけ買ったのかをデータとしてかき集め、それを販売予測に利用するというシステムで、少なくとも当時としては非常に画期的なシステムだと思います。でもこれって単なるレジ打ちのはずだった仕事に余計な仕事が増えるケースです。まあ実際にはちょっとしたオペレーションが増えるだけだと思うのですが、とはいってもオペレーションする側が面倒だと思ってやっていると、正確なデータは集まらず、うまく機能しなかったのかもしれません。

セブン・イレブンでやったことは、まずシステムを導入したのではなく、「各店舗の経営相談を行うOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)を通して、オーナーからアルバイトまで単品管理の意識を徹底するように努めた。」とあります。つまり現場の意識改革を最初にやって、その後でシステムを導入したのです。

単品管理の重要性が予めきちんとわかっていて、それを実施したいと現場が考えているのであれば、そのために導入されるシステムは「使われる」ものではなく、「使う」ものになります。自分たちの行う販売予測(仮説と検証プロセス)をやりやすくするための、便利な道具に変身したわけです。

システムに使われる立場の人をなくすためのやり方は1つだけではないと思います。それぞれのシステムによってその方法は様々でしょう。しかしどのやり方にせよ、もともとは「使われる」立場だったはずの人達が主体的に参加できるように業務を改善すること、これこそが普遍的な王道ではないかと私は考えます。