GoogleとOracleの特許紛争を見て思うこと

投稿日:2010年10月09日 作成者:yasunaka

OracleがGoogleに対し、買収したSunの資産であったJavaに関する特許を基に、Androidが特許侵害だと訴えているニュースが8月に流れていました。

そして昨日、それに応酬する形で、Google側がOracleの「Androidが著作権侵害」申し立てに異議というニュースが流れてきました。

いずれにせよ、ひとつ強く感じたことは、なんでSunは買収されてしまったのだろう、ということです。私は長年金融業界のシステムを担当していましたが、Sunはこの業界では昔からとてもなじみのある会社で、技術主導のイメージが強く、エンジニアの立場からすると非常にSympathyを感じる会社でした。私のイメージにおけるSunという会社は非常にオープンで、エンジニアにとってはとてもよい会社だったように思っていました。

そういえば昔、1990年代の中ごろだったかな? Sunがもっとも伸びた時期、SunがIBMを凌駕するという記事をNewsWeekかなにかで特集していたのを電車の中刷り広告で見て、「すげ~~~」って思ったのを昨日のことのように覚えています。

しかし、SunはOracleに買収されてしまいました。結果、Sunの時には例え不快に思っていても見て見ぬふりをしていたJavaに関するソフトウェア特許紛争を、Oracleの弁護士達はここぞとばかりに始めてしまいました。これは企業文化の違いによるもの、でしょう。

Sun, Come back!!!