軽量なソフトウェア

投稿日:2008年08月19日 作成者:yasunaka

昨日の「らっきょの皮インターフェース」と似たような話ですが、ソフトウェアというのはどうしてどんどん重量級になってしまうのでしょうか?

人間の場合、太りすぎは良くない、と注意されますが、ソフトウェアの場合、そのように判断してくれる人はいません。でも明らかに太りすぎているソフトウェアって見ますよね。

問題なのは、太りすぎが明らかであってもダイエットはそう簡単ではないということです。なんかよく分からんコードが残っていて、動いている様子はないんだけど、本当に必要のないコードなのかどうかが判断できず、削除できない、みたいな贅肉コードがあっちこっちにあると、それらを判断して削除するだけでも手間隙がかかり、大変です。

一旦贅肉が付いてしまうと、ダイエットは大変なようです。はじめから贅肉を付けないように、日々の鍛錬が重要だ、というのはスポーツも、ソフトウェアのプログラミングでも同じなのだと思います。

単に(見かけ上)動けばいいということではなく、ある程度贅肉をきちんと処理するところ(最低限のリファクタリング)までやって、初めてプログラムが出来上がったといえるのだ、ということをジュニアなプログラマ達に刷り込む(インプリンティングする)べきでしょう。