権威主義

投稿日:2007年10月25日 作成者:yasunaka

私のもっとも嫌いなものの1つ、それがこの「権威主義」です。なぜならば、私自身が今まで、だいぶこれでいやな思いをしてきたからです。

権威主義の元では、ベンチャーは活躍する場がありません。(権威のあるベンチャーがいれば話は別ですが) どんなに技術的な、もしくは専門的な能力では負けないと自負があったとしても、この権威主義の前では何のアドバンテージにもならないからです。

でも世の中には意外と権威主義的な人って多いですよね。例えば、超有名メーカーから派遣されてきた人達のいうことはホイホイ聞くのに、そうでない立場の人に対してはやたら懐疑的・否定的な人。私はいままでそういう経験をしたことが何度かあります。ちなみにそういうケースに限って、その超有名メーカーから派遣されてきた人達が明らかに勉強不足で、トンチンカンなことを言っていたりする場合があって、あぜんとすることがありました。

私自身が以前は大手企業(?)側で働いていた人間だったのですが、そこから逆にベンチャー側に移ったときに、ああ、こういう風に人のことを見ている人がいるんだ、と強く感じたものです。

権威主義の人というは、中の人を見ずに看板を見て判断していることが問題なのですが、当の本人からすると、それで「自分はリスク回避できた」つもりでいます。つまり何の疑いもなく、「○○という看板を背負った人達が判断した結果」だから正しいとすることによって、自分自身に降りかかるリスクを回避しているつもりになっている、ということです。

でも、それって、単に思考を停止しているだけなのに気づいていないんです。その結果、被害を受けるのは、実は自分の所属している組織自身だってことは忘れないで欲しいものです。