レイト・マジョリティ

投稿日:2007年10月24日 作成者:yasunaka

レイト・マジョリティとはマーケティングの世界で有名なイノベーター理論の中に出てくる分類の1つです。これは1962年に米のスタンフォード大のロジャース教授が発表した理論で、知っている人も多いのではないでしょうか? イノベーター理論とは新商品購入に対する態度を、購入の早い順に分類すると、以下のようになるよ、という理論です。

1.イノベーター 目新しい物好き。全体の2.5%

2.アーリーアダプター 新しい価値を見出す人々。オピニオンリーダー。全体の13.5%

3.アーリーマジョリティ 慎重だけど、皆よりは取り入れるのが早い人々。全体の34.0%

4.レイトマジョリティ 懐疑的な人。皆がやっていないと取り入れない。全体の34.0%

5.ラガード 最も保守的で、伝統になるまでは動かない。全体の16.0%

企業間取引のケースで考えた場合、企業のサイズが変わってもこの割合って変わらないのでしょうか? なんとなくですが、経験的に、大きな企業になるに従って下のほうの割合が増えてくるように思えます。つまり大企業になるほど、レイトマジョリティの割合が増すのではないかと。

同じような話で、プロジェクトにおいても、そのヒエラルキー構造の中で上の立場になるほど、上記の分類におけるレイトマジョリティ側の人が増えるように思えます。

つまり、大きな企業とか、偉い立場になるほど、一般的に新しいものに対して慎重になる傾向があるのではないかと。あくまで私の主観的な話なのですが。

私自身は、仕事においてはアーリーアダプターでありたいと思っています。(仕事以外の部分は結構レイト・マジョリティの部分が多いかもしれませんが)

皆さんはどうですか?