シンプルであること

投稿日:2007年10月23日 作成者:yasunaka

物事はシンプルなほうが良い。これは昔から、いろいろなことに対して言われていることだと思います。システムにしてもそうです。同じことを実現するのであれば複雑であるよりはシンプルなほうが良い。そのほうがバグを減らしやすいし、メンテナンスも楽です。なぜならば、理解しやすいから、です。

文章にしてもそうです。シンプルな文章のほうがわかりやすいですし、相手に伝わります。

シンプルさは、コミュニケーションや相互理解のための基本原則といえるのかもしれません。

しかし、シンプルであるというのは、実に難しい。本当にそう思います。何が難しいのかというと、「何を残し、何を削るべきか」という判断です。シンプルにするためには、余計なものを一切そぎ落とし、中の一番重要な、本質的なことだけを残すようにしなければなりません。

つまり、雑多な物事の中で本質的な部分とそうでない部分を分類する能力が問われるのだと思います。物事をシンプルにする能力というのは、この分類する能力と非常に近いのかもしれません。