crossnote ver 1.7.13 リリース

投稿日:2016年10月02日 作成者:yasunaka

9月30日にcrossnoteのバージョンアップを行い、以下の改善を行いました。

  • ガントチャートの機能向上
  • ルール・テンプレートを用いた構造化文書作成機能の強化
  • 新旧比較文書作成機能の機能向上
  • 参照・派生機能の強化

1.ガントチャートの機能向上

ドキュメント開発のスケジュール、および進捗状況を視覚的に把握するにはガントチャートが便利です。今回のバージョンアップではガントチャートを大幅に機能向上させました。

gantt-chart

新しいガントチャートでは左側に表が追加され、ファイル名やステータス、担当者、進捗状況などが表示されるようになりました。またスケジュールの設定の仕方もわかりやすくなっています。

crossnoteのガントチャートは単なるプロジェクト管理用お絵かきツールではありません。crossnote上で開発している各ドキュメントの状況がそのままチャートに反映します。ドキュメント・ステータスをベースに全体のフローを設計するため、各ドキュメントのステータスを進めることで、それが自動的にチャートへ反映されるのです。

 

2.ルール・テンプレートを用いた構造化文書作成機能の強化

従来、XMLを用いた構造化文書作成は、理念としては良くても一般のユーザにはXMLの構造を考えてXMLタグを選択するという行為自体が難しく、構造化文書を作成・普及させる上でのネックになっていました。

今回crossnoteがリリースしたルール・テンプレートによる構造化文書作成機能では、XMLタグを選ぶのではなく、ドキュメント構造の対象の位置に即した文書部品をルール・テンプレートから選ぶことで構造化ドキュメントを作成できるようになりました。これは一般のユーザでも十分に使いこなせるものです。

part-insert

 

3.新旧比較文書作成機能の機能向上

新旧比較文書の作成機能を改善し、crossnoteドキュメントの履歴間の比較だけでなく、参照・派生関係のドキュメント同士での比較文書が作成できるようになりました。

また比較モード(文字単位、単語単位、分単位)や用紙設定などについて、細かい条件設定が可能になりました。次の画面は作成した新旧比較文書をWord形式でエクスポートした場合の例です。

old-new-table

 

4.参照・派生機能の強化

従来の参照形式での貼り付け(元データをそのまま反映する形式)に加え、派生形式での貼り付け(内容をもち変更できる形式)をメニューに加えました。

派生コピーは参照・派生タブを通してコピー元と先のそれぞれの状態がわかり、ワンタッチで変更されたファイルの一斉置き換えができます。

reference-derivative